祝日という訳でもなく、それほど特別な行事がある訳でもないが、何日も前から皆が浮かれたり何かと騒がれたり、その割に大抵これといってスゴい事など何も起こらないまま過ぎ去って行くクリスマス。
そして翌日には何も無かったかのように話題にも上らない。
クリスマスとは、おおよそそんなものだろう。
そんなクリスマスの朝。
寝起き姿のまま、ラジオから流れる山下達郎のクリスマスソングでステップを踏む僕に対し、妻が一喝した。
「病院へ行きなさい!」
ここ最近、僕は知らず知らず寝返りする度に「イテテテテ・・・」と声をあげていた。
確かに胸のあたりが痛い。
でも放っておけばそのうち治るだろう。
しかし今日はクリスマス。
妻を安心させるべく何も無い事を証明してもらう為、近くの整形外科へと行ってみる事とした。
とりあえず男が病院へ行く一番の楽しみは、何と言ってもナースを見学する事。
その華麗な姿を見るだけで心が癒されるってものだ。
まずは一番かわいいナースが待つ受付へ。
「すいません、、ちょっと診察して欲しいのですが。。」
「はーい、どうなされましたぁ??」
かわいいナースの後ろにいたオバチャンが対応をした。
「あ、金返せ・・・いや、胸のあたりが痛いので・・・」
「じゃ、この問診票に症状を書いて待合室に行ってねー」
その整形外科は異様なまでに手際がよく、受付して間もなく診察は始まった。
「えーと、どうしましたぁ?」
「このあたりが痛いので診てもらおうかと・・・」
「じゃ、とりあえずレントゲン撮ってみようかぁ」
1分にも満たない程のやりとりを経て、レントゲン室へ。
その先生も異様に手際が良く、ものの5分程度で終了して診察室へと促された。
診察室へ戻って椅子へ座ると、すでにレントゲン写真が先生の前に掲げられている。
そして写真をみながら口頭一番、僕にこう言った。
「いち、にぃ、さん、しぃ・・・第4肋骨の骨折ですねぇ」
「・・・・へ?」
「骨折ですよ」
「あばらが折れてる・・・って事ですか?」
「はい、ポッキリと。 ほら、ここ、折れてるでしょ?」
「・・・ほんとだ。。」
「とりあえず手術って事でもないし、下手に痛み止めとかで痛みを消しちゃうと無理して悪化するといけないので、このままで無理させないようにして下さいね」
昔の人はよく「病は気から」と言ったもので、たとえ同じ症状であってもちょっとした気持ちの違いで病気や怪我になってしまうという例えだ。
そんな例え通り、僕は「骨折」と聞いた瞬間から「へたれ」になった。
「イ・・・イテテテテ・・・あばらが痛い。。」
想い返せば2週間ほど前、僕はゴルフの練習場でドライバーの練習をしていた。
思い掛けず真っ直ぐに打てるようになり、楽しくなって230ヤード、250ヤード、280ヤードと、どこまで飛距離を伸ばせるか超ハイテンションになっていた。
そして目指せ300ヤード!。と、意気込んでいた時、痛みが走ったような・・・。
「たぶんスイングで折れたんでしょうねぇ。笑」
不慮の事故などで肋骨骨折だとか、そりゃ仕方ない。
格闘技中に相手の攻撃でやられた。とか、かっこいいじゃん。
ゴルフのスイングでポッキリ?
しかも折れてる事に10日以上も気付かなかった・・・
そして今は、、非常に痛い。。
非常に残念な結果である。
人は生活をする中で、事の事実をしっかりと把握するというのはとても重要な事だ。
しかし時には、知らなかった方が幸せな事も多く存在する。
そんな事実を握ってしまった今年のクリスマスである。
そして翌日には何も無かったかのように話題にも上らない。
クリスマスとは、おおよそそんなものだろう。
そんなクリスマスの朝。
寝起き姿のまま、ラジオから流れる山下達郎のクリスマスソングでステップを踏む僕に対し、妻が一喝した。
「病院へ行きなさい!」
ここ最近、僕は知らず知らず寝返りする度に「イテテテテ・・・」と声をあげていた。
確かに胸のあたりが痛い。
でも放っておけばそのうち治るだろう。
しかし今日はクリスマス。
妻を安心させるべく何も無い事を証明してもらう為、近くの整形外科へと行ってみる事とした。
とりあえず男が病院へ行く一番の楽しみは、何と言ってもナースを見学する事。
その華麗な姿を見るだけで心が癒されるってものだ。
まずは一番かわいいナースが待つ受付へ。
「すいません、、ちょっと診察して欲しいのですが。。」
「はーい、どうなされましたぁ??」
かわいいナースの後ろにいたオバチャンが対応をした。
「あ、金返せ・・・いや、胸のあたりが痛いので・・・」
「じゃ、この問診票に症状を書いて待合室に行ってねー」
その整形外科は異様なまでに手際がよく、受付して間もなく診察は始まった。
「えーと、どうしましたぁ?」
「このあたりが痛いので診てもらおうかと・・・」
「じゃ、とりあえずレントゲン撮ってみようかぁ」
1分にも満たない程のやりとりを経て、レントゲン室へ。
その先生も異様に手際が良く、ものの5分程度で終了して診察室へと促された。
診察室へ戻って椅子へ座ると、すでにレントゲン写真が先生の前に掲げられている。
そして写真をみながら口頭一番、僕にこう言った。
「いち、にぃ、さん、しぃ・・・第4肋骨の骨折ですねぇ」
「・・・・へ?」
「骨折ですよ」
「あばらが折れてる・・・って事ですか?」
「はい、ポッキリと。 ほら、ここ、折れてるでしょ?」
「・・・ほんとだ。。」
「とりあえず手術って事でもないし、下手に痛み止めとかで痛みを消しちゃうと無理して悪化するといけないので、このままで無理させないようにして下さいね」
昔の人はよく「病は気から」と言ったもので、たとえ同じ症状であってもちょっとした気持ちの違いで病気や怪我になってしまうという例えだ。
そんな例え通り、僕は「骨折」と聞いた瞬間から「へたれ」になった。
「イ・・・イテテテテ・・・あばらが痛い。。」
想い返せば2週間ほど前、僕はゴルフの練習場でドライバーの練習をしていた。
思い掛けず真っ直ぐに打てるようになり、楽しくなって230ヤード、250ヤード、280ヤードと、どこまで飛距離を伸ばせるか超ハイテンションになっていた。
そして目指せ300ヤード!。と、意気込んでいた時、痛みが走ったような・・・。
「たぶんスイングで折れたんでしょうねぇ。笑」
不慮の事故などで肋骨骨折だとか、そりゃ仕方ない。
格闘技中に相手の攻撃でやられた。とか、かっこいいじゃん。
ゴルフのスイングでポッキリ?
しかも折れてる事に10日以上も気付かなかった・・・
そして今は、、非常に痛い。。
非常に残念な結果である。
人は生活をする中で、事の事実をしっかりと把握するというのはとても重要な事だ。
しかし時には、知らなかった方が幸せな事も多く存在する。
そんな事実を握ってしまった今年のクリスマスである。