罪と罰
2010-04-15 | 日記
今年で僕は、華の30代を終えてしまう。
俗に言うアラフォーってやつだ。
さらに今年は、前厄でもある。
以前から僕は、縁起や迷信などというものに全く興味を持たず、信じてもいなかった。
それが故に、前厄を迎えた今年も当然の如く厄払いなどという行事に参加していない。
はたしてその判断は、間違っていなかったのだろうか・・・
去年の暮、僕は肋骨を骨折した。
それは以前このブログにも書いた「ゴルフのスイングでポッキリ」事件なのだが、それは間違いなく僕の不注意であり、年明け早々苦しい想いはしていたものの、年を明けていなかっただけに前厄とは関係ないに違いないと思っている。
しかし今明け、前厄のせいにして良いかどうかは考えものなのだが、一つの大きな災難が僕に襲いかかった。
このブログの更新が滞っていたのも、それが原因だといっていいだろう。
約1年前に犯してしまった「浮気」が、バレてしまったのだ。
それはもう大変である。
極寒の真夜中、静まりかえる町中に妻の怒号が響き渡り、僕は泣きながらフローリングで土下座する。
そんな時間をどれだけ過ごしただろうか・・・
しかしこれは僕の不注意であり、ただの事故だ。
詳しい事までは書けないが、やっぱり間違いなく僕が悪い。
僕と接した事がある人なら知っている事なのだが、その直後、僕のヘアスタイルは何故かアフロになった。
その後は異様なまでに忙しい仕事に見舞われて必死に過ごす日々が続き、お陰と云っては何だが、いつの間にか骨折の痛みも和らぎ、浮気も1年以上も前との事で夫婦間も穏便に回復へと向かった。
ちょっとした問題といえば、猛烈に忙しい仕事の合間に出会ったクレーマーさんに悩まされていたぐらいだろう。
そんな事は大したことではない・・・と、思っていた。
しかしそのクレーマーさんは、それ以降も僕を悩まし続けた。
とてもストレシーな日々が続いたのである。
そんな日々がしばらく続いて大量なストレスに包まれていたある日、妻は友達と温泉旅行へ出かけると言い出した。
当然僕に文句など言う余地はなく、旅行代も僕の財布から抜き取られた。
僕は週末にも関わらず、当然のように独りで仕事をする。
「うん。このご時世に忙しいって、めちゃ良い事じゃん」
僕はそう自分に言い聞かせつつ、自分の微弱なモチベーションを持ち上げた。
独り疲れて帰宅した夜、悪魔が僕にささやいた。
詳細はハショらせて頂くが、一人の女性から誘惑されたのだ。
疲れとストレスで思考回路が働かない脳みそと、旅行で妻がいないという一人ぼっちのシュツエーションが僕を間違った方角へと導いていく。
事が済んで冷静さを取り戻した時、大きな恐怖心が僕を包み込んだ。
バレたら殺される。
いや、しかしバレる筈がない。
なにも証拠を残さなければ、完全犯罪間違いなしだ。
翌日、いとも簡単にバレた。
完敗である。
妻の鉄壁なディフェンスの前に、浮気発覚100%。
これほどまでの守備を持ってすれば、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドでさえ突破できないだろう。
前回に増して滅多打ちにされた僕は、その日の夕食はおろか、翌日の朝食、昼食も摂れないほどの満身創痍に陥り、仕事先に向かっていた筈にも関わらず気がつけば富士山のふもとにたたずんでいた。
「わぁー。富士山って大きいなぁ。。」
富士の壮大さに自分の悩みを吹き飛ばしてもらった僕は、そのままUターンして帰宅。
なんとか生還を果たしたのだった。
なにはともあれ、すべては僕の不注意であり、僕が不幸の根源。
タイガー・ウッズが他人とは思えない。
しかしその後、僕のあまりにも酷い凹みっぷりに、いつしか妻も同情し許してくれた。
そんな優しい妻の為にも海より深く改心し、仕事に打ち込む今日この頃。
そんな先週末、僕は色あせていた自分の会社の看板をリペアした。
休日の午後、改心して晴れやかな気持ちで作業をする。
仕事とは違って誰からも代金を貰えない作業ではあるが、それは妻の為でもあり、家族の将来の為でもあり、なにより自分の為でもある。
そう考えれば「休日も何のその」だ。
古い看板を外し、鉄骨を塗り替える。
華麗な職人っぷりの自分に、独り黙々と酔いしれながら作業する。
次に新しく製作した自社の看板を設置。
そして鉄骨に穴を空けながらビスで固定をする。
クラフトワークのプロとして、無駄のない動きで作業は進んだ。
分厚い鉄骨も、インパクトドライバーに固定されたドリルの先端を垂直にあてがい、自分の胸部に全体重を乗せて適度な圧力をかけながら素早く穴を空けていく。
その穴を空けるスピードは、まるで機械のようにスムーズだ。
そして作業ラストの穴を空ける為、ドライバーの後ろを自分の胸板にあてがい、全体重を乗せて圧力をかけたときだった。
「ボキッ」という音と共に、ドライバーが僕の胸にめり込んだ。
・・・肋骨の骨折である。
僕はこの数カ月の間に、2度も浮気がバレて樹海の手前まで追い込まれるほど妻に罵られ、さらに2度も骨折をした。
久々に舞い込んだDJの依頼も断ってしまうほど、心身ともに傷だらけになった。
僕は誓った。
「生まれ変わる」と。
そう、neoユタカになるのだ。
まず手始めに、厄払いにいってみよう。
俗に言うアラフォーってやつだ。
さらに今年は、前厄でもある。
以前から僕は、縁起や迷信などというものに全く興味を持たず、信じてもいなかった。
それが故に、前厄を迎えた今年も当然の如く厄払いなどという行事に参加していない。
はたしてその判断は、間違っていなかったのだろうか・・・
去年の暮、僕は肋骨を骨折した。
それは以前このブログにも書いた「ゴルフのスイングでポッキリ」事件なのだが、それは間違いなく僕の不注意であり、年明け早々苦しい想いはしていたものの、年を明けていなかっただけに前厄とは関係ないに違いないと思っている。
しかし今明け、前厄のせいにして良いかどうかは考えものなのだが、一つの大きな災難が僕に襲いかかった。
このブログの更新が滞っていたのも、それが原因だといっていいだろう。
約1年前に犯してしまった「浮気」が、バレてしまったのだ。
それはもう大変である。
極寒の真夜中、静まりかえる町中に妻の怒号が響き渡り、僕は泣きながらフローリングで土下座する。
そんな時間をどれだけ過ごしただろうか・・・
しかしこれは僕の不注意であり、ただの事故だ。
詳しい事までは書けないが、やっぱり間違いなく僕が悪い。
僕と接した事がある人なら知っている事なのだが、その直後、僕のヘアスタイルは何故かアフロになった。
その後は異様なまでに忙しい仕事に見舞われて必死に過ごす日々が続き、お陰と云っては何だが、いつの間にか骨折の痛みも和らぎ、浮気も1年以上も前との事で夫婦間も穏便に回復へと向かった。
ちょっとした問題といえば、猛烈に忙しい仕事の合間に出会ったクレーマーさんに悩まされていたぐらいだろう。
そんな事は大したことではない・・・と、思っていた。
しかしそのクレーマーさんは、それ以降も僕を悩まし続けた。
とてもストレシーな日々が続いたのである。
そんな日々がしばらく続いて大量なストレスに包まれていたある日、妻は友達と温泉旅行へ出かけると言い出した。
当然僕に文句など言う余地はなく、旅行代も僕の財布から抜き取られた。
僕は週末にも関わらず、当然のように独りで仕事をする。
「うん。このご時世に忙しいって、めちゃ良い事じゃん」
僕はそう自分に言い聞かせつつ、自分の微弱なモチベーションを持ち上げた。
独り疲れて帰宅した夜、悪魔が僕にささやいた。
詳細はハショらせて頂くが、一人の女性から誘惑されたのだ。
疲れとストレスで思考回路が働かない脳みそと、旅行で妻がいないという一人ぼっちのシュツエーションが僕を間違った方角へと導いていく。
事が済んで冷静さを取り戻した時、大きな恐怖心が僕を包み込んだ。
バレたら殺される。
いや、しかしバレる筈がない。
なにも証拠を残さなければ、完全犯罪間違いなしだ。
翌日、いとも簡単にバレた。
完敗である。
妻の鉄壁なディフェンスの前に、浮気発覚100%。
これほどまでの守備を持ってすれば、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドでさえ突破できないだろう。
前回に増して滅多打ちにされた僕は、その日の夕食はおろか、翌日の朝食、昼食も摂れないほどの満身創痍に陥り、仕事先に向かっていた筈にも関わらず気がつけば富士山のふもとにたたずんでいた。
「わぁー。富士山って大きいなぁ。。」
富士の壮大さに自分の悩みを吹き飛ばしてもらった僕は、そのままUターンして帰宅。
なんとか生還を果たしたのだった。
なにはともあれ、すべては僕の不注意であり、僕が不幸の根源。
タイガー・ウッズが他人とは思えない。
しかしその後、僕のあまりにも酷い凹みっぷりに、いつしか妻も同情し許してくれた。
そんな優しい妻の為にも海より深く改心し、仕事に打ち込む今日この頃。
そんな先週末、僕は色あせていた自分の会社の看板をリペアした。
休日の午後、改心して晴れやかな気持ちで作業をする。
仕事とは違って誰からも代金を貰えない作業ではあるが、それは妻の為でもあり、家族の将来の為でもあり、なにより自分の為でもある。
そう考えれば「休日も何のその」だ。
古い看板を外し、鉄骨を塗り替える。
華麗な職人っぷりの自分に、独り黙々と酔いしれながら作業する。
次に新しく製作した自社の看板を設置。
そして鉄骨に穴を空けながらビスで固定をする。
クラフトワークのプロとして、無駄のない動きで作業は進んだ。
分厚い鉄骨も、インパクトドライバーに固定されたドリルの先端を垂直にあてがい、自分の胸部に全体重を乗せて適度な圧力をかけながら素早く穴を空けていく。
その穴を空けるスピードは、まるで機械のようにスムーズだ。
そして作業ラストの穴を空ける為、ドライバーの後ろを自分の胸板にあてがい、全体重を乗せて圧力をかけたときだった。
「ボキッ」という音と共に、ドライバーが僕の胸にめり込んだ。
・・・肋骨の骨折である。
僕はこの数カ月の間に、2度も浮気がバレて樹海の手前まで追い込まれるほど妻に罵られ、さらに2度も骨折をした。
久々に舞い込んだDJの依頼も断ってしまうほど、心身ともに傷だらけになった。
僕は誓った。
「生まれ変わる」と。
そう、neoユタカになるのだ。
まず手始めに、厄払いにいってみよう。