頼彦、くじけていないで一件でも多くのお年寄りを訪問するんだ、いいね。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
邦彦、へこたれんじゃないよ。
意地を見せな。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
いいかい、克彦、これは戦だよ、私もなんとかしてみるから。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
カンちゃん、栄です。ノリちゃんの葬式以来だね。
ところで、同じ武田家家臣のよしみできくんだけど、国土交通省はどんな手をうってるんだい?なに?今やろうと思ってた?ふざけんじゃないよ!
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
ところで、同じ武田家家臣のよしみできくんだけど、国土交通省はどんな手をうってるんだい?なに?今やろうと思ってた?ふざけんじゃないよ!
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
そめやん、引退した人でもかまわない。
一人でもおおくの医療関係者に呼びかけて、消防庁に協力してほしいんだ。
あんたんとこのバカ息子のNPOが、世の中に役に立つチャンスだよ。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
イイトミさん、大事なのは昔のように、人と人とが声をかけあってコミュニケーションをとること、それを一番わかってるのはあんたじゃないか。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
センさん、あんたの決断にかかってるんだ。
そりゃ確かに人手はかかる。
けど人の命にはかえられないだろ。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
昔のことを言いなさんなガキちゃん。
あんたをぶんなぐったのは半世紀も前のことじゃないか。
何千何万という人が困ってる。
ここでがんばらないでいつがんばるんだい。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
これはあんたにしかできないことなんだ。
(栄おばあちゃん怒涛の電話)
いちばんいけないのはおなかがすいていることと、
独りでいることだから
栄おばあちゃん