こんにちは。
エルです。
今朝読み終えたのはタイトルにもした
『sense and sensibility(分別と多感)』
ジェイン・オースティンです。
ずっと昔に同じ作者の『高慢と偏見』を読んだときよりも、読みやすい。
本の後ろにも読みやすい新訳とあります。
たぶん古語は全て分かりやすい言葉に訳したということでしょう。
ただそのせいか、上流階級の紳士、ご婦人方のゴシップとしか感じられないというのはあります。
ヴィクトリア朝の上流階級の紳士にはニートという言葉、概念は無いようで、
例え職についていなくても舞踏会や狩猟をして、持参金付きのお嬢さんを射止めればOKみたいなところがあるんですね。
軍人や弁護士になる紳士もいるのだけど、大学を出たらぶらぶらするという紳士は今の世の中では、どうでしょうね。
遺産相続の制度も、娘にはお金がいかないけれど息子は全額相続できる等、そういうこともニー、否、高等遊民?を生む土壌になったのかもしれません。
今回の恋愛話は、分別のある女性にはそれなりに幸せが待っていて、
喜怒哀楽の激しい多感だけれど、それだけに純真な美人さんには素敵なエンディングが用意されておりました。
これはタイトルがどうあれ、おもいっきり大衆文学ですわね。←読むとこんな言葉遣いになる(笑)。
婚約しておきながら美人に色目を使う紳士(?)とか、
お金に目が眩んで息子の結婚を整えようとする母親とか
勧善懲悪じゃないのがイライラしちゃう。
まあその俗悪っぷりを楽しむのも一興の本かもしれません。
いやあ、お腹一杯です。
今日の良いこと・母はお友だちから頂いた牡丹の苗を植えて満足そう。明日の予報が雨だから丁度良いとか。
エルは苺を食べることが出来て嬉しかった。母上感謝です。
皆様に幸運を!