悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

今日から始める水耕栽培記 1

2015年12月31日 00時58分40秒 | 悠の水耕栽培記
突然ですが、

新コーナーを立ち上げることにしました。



またいつもの気まぐれかと思われるかもしれませんが、

実は切実な理由がありまして。


いや、

このコーナーをわざわざ立ち上げる必要はなかったのですが、

水耕栽培を本格的に始める理由ができまして。



このブログの前身、

「俺の食卓」に、

ちょっとだけ出てきたことがあるのですが、

我が家にはギリシャリクガメというカメがおります。



草食性で陸上適応種、

なので肉類や昆虫は食べれず、

しかもまったく泳げません。



よく見かけるミドリガメとは、

全然別の生態です。



正確な年齢は不明ですが、

我が家に来た子ガメの時を1歳だとすると、

来年でもう14歳になる、

立派な大人のリクガメです。



と言っても、

小型のカメの仲間なので、

成長しても、

てのひらよりちょっと大きいかな程度で、

子ガメの時のやんちゃっぷりと素早さは変わっていません。



だからあまり年月を感じないんですよね。



でも、

寝るときの姿勢と、

エサをもらうときの態度はもう立派なおっさんですが。



画像は去年の夏なんですが、

よく考えたら、

なんとこのブログ8年目にして、

初登場なんですね。



当時からブログを見てくださった方が、

もしまだいらっしゃったら、

奇跡ですよマジで。





で、

そのカメなのですが、

夏場は庭に放し飼いで、

カメラに気づくと突進してくるので、

正面からのまともな写真が一枚もありません。




カメを写真に撮ることはまずないのですが、

じいちゃん用に撮影したのが残ってました。



じいちゃんは花咲かじじいと呼ばれるほど、

植物の扱いがうまく、

盆栽から洋ラン、

野菜や果物まで、

なんでも立派に育てます。


親戚一同を見ても、

植物に興味があるのは私だけなので、

じいちゃんの血を継いだのかなと思ってます。



そのじいちゃんが、

カメ用にエサガーデンを作ってくれまして。



ガーデンと言っても、

盆栽鉢に、

カメの好物の植物を育てたやつですが、

その様子を見せるために撮影したやつですね、

確か。



エサガーデンをセットすると、

すぐに気づいてやってきます。




最初は登れなかったのですが、

一度登ると、

コツを掴んで、

次からは普通に登れるようになります。





写真にはうつっていませんが、

横着ものなので、

後ろ足はめんどくさがって鉢に上げず、

ぶらぶらさせながら食ってます。





夏場ですぐ雑草が生えてくるのですが、

好みに超うるさいので、

ちゃんと選り分けて食べます。





ちなみに、

子ガメの時は甘やかして育てたので、

人の手から直接もらうものしか食べようとせず、

しかも気に入らないものをあげると、

手で払いのけます。



ある意味、

すごいカメです。



で、

エサガーデンでたらふく食い終わったら、

この体勢で前足をぶらぶらさせて昼寝です。





おっさんの遺伝子でも組み込まれてるのか、

すごいカメですよほんと。



ちなみに、

ちょっと画ヅラがあれで申し訳ありませんが、

庭に足を踏み入れると、

猛ダッシュで飛びついてきます。






えー、

それでですね、

今回の新コーナーと、

うちのカメが、

なんの関係があるかと言いますと、

先ほど申し上げました、

リクガメの食性に関係がありまして。


夏場は勝手に草が生えてくるからいいんですが、

問題は冬場。




そう、

冬場のエサ問題なのです。






カメによって、

冬眠できるタイプとできないタイプがあるらしく、

うちのカメがどっちのタイプかは不明です。



なので、

怖いので、

冬眠させずに加温して越冬させます。



保温球や紫外線ライトも、

電気切れ関係なく毎年買い替えます。



あ、

ちなみに、

カメは紫外線、

つまり太陽光がないと死にます。


甲羅が日光からエネルギーを吸収し、

形成する仕組みだからです。






と言うわけで、

冬も関係なくガンガン動き回り、

バクバクとエサを食べるのですが、

うちでは毎日、

小松菜を与えてるんですね。



私は勝手に、

小松菜が完全栄養食だと思っており、

これだけ与えていれば大丈夫だということで、

今まで育てていたのですが、

自然界のリクガメは、

無数にある植物をちょっとずつ食べ、

栄養バランスを摂ってるとのこと。



そういうことは何となく知りながらも、

さすがにいろんな種類を調達するのも難しいので、

取り敢えず小松菜でいいやと、

思っていたわけですよ、

今までは。



で、

忙しさにかまけて、

あまり見てやれてなかったんですが、

先日、

毎朝の日課の、

カメ用の風呂に入れてあげてた時、

気づいてしまったんですよ。



顔と首回りがなんだかおかしいと。



いや、

こんなもんかと言われればそういう気もしますが、

なんとなく、

なんとなくですが、

変形してんじゃないこれ。



骨か何かに異常があるんじゃないこれ。



あばばば、

なにこれなにこれ。


ただちょっと腫れてるだけならいいのですが、

なんかちょっとおかしい。



見た目はまったく普通なのですが、

私的には何か違う。



で、

色々調べました。



結論としては、

今できることは、

食事療法しかないと。



14年も一緒ですから、

一人暮らしの時は、

当然のように連れていき(夏場は庭)、

旅行の時はリュックに背負って、

あちこちを旅してまわり、

机とイスがなかったころは、

小説を書いてる私の膝の上によじ登って眠り、

いつも私の傍にいたカメ。



もうね、

家族ですよ家族。



そんなカメのために、

今までの植物を育ててきた経験が生かせるなんて、

もうこりゃ運命ですよ。






こっから本題に戻るのですが、

冬場だけの栽培とはいえ、

これが逆にネックでして、

外は土までカッチカチに凍る氷点下の状況で、

定期的に植え付けや植え替えなんて、

とてもじゃないけど無理。



まして室内で土をぶちまけようものなら、

ネペンテスごと全撤去は必至。



そこで目を付けたのが、

そう、

水耕栽培ですよ。



なんせ、

熱帯植物のネペンテスを育てる環境が、

もうすでにあるわけですから、

そこにちょっとした野菜や野草を足すなんて、

朝飯前もいいところ、

むしろ逆に、

そこらへんのやつより立派に育つんじゃないか逆に。


逆になんで今までやらなかったのか逆に。



まぁでも、

その土問題が今までありましたからね。



水耕栽培なんて未知の領域でしたし。




じゃあ、

その実績もなんもない状態で、

実際に栽培ができるのか。



けっこうな出費ですが、

水耕栽培機でも買うのか。




いやいやいや、

何を言っているのやら。



そんな問題、

私はとうにネペンテスで直面済み。




そして一つの回答も出しているではないか。




そう、



あれですよ、



そう!




ネペンテス専用普及決戦鉢、






アクア・フォレストだよキミィ!






そう、

あのノウハウこそまさに、

水耕栽培そのものじゃないですか。





というわけで、

長くなりましたが、

今日から水耕栽培の実験を始めていきたいと思います。



この成果を、

ネペンテスにフィードバックできれば最高ですね。



ではでは、

次回にまたお会いしましょう。




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