悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 515 私がクィーンを愛した理由

2019年08月11日 01時00分50秒 | 悠のネペンテス栽培記
ようやく、
ボチボチとですが、
袋が出来てきました。

と言っても、
初っ端の袋なので、
めちゃ小さいですし、
色も形もまだまだ本調子ではありません。

夏のシーズンは、
実質あと一か月もないので、
なんとか、
本来の素晴らしい袋を今年も拝みたいものです。

そんな今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか。

こんばんは、
悠です。


さて、
その現在の袋たちですが、
クィーン血統のネペンテスも、
徐々にですが、
袋をつけてきてくれています。

お初の方もいらっしゃるかもしれないので、
ちょっと説明を入れさせてもらいますが、
私がハートを撃ち抜かれた袋がありまして。

その造形、
色、
そして成長段階の変化、
すべてが素晴らしく、
私が勝手にエターナルクィーンと名付けて、
自慢していた交配種があったのですが、
それに似たような血統のものを、
これまた勝手に、
クィーン系と呼んでいると、
まぁそういうわけでございます。


で、
こっから一気にマニアックな話しになって申し訳ないのですが、
ローウィという原種がありまして、
そのアッパーピッチャーがあまりにも独特で、
そればっかりが注目されがちですが、
私の中では、
ロワーピッチャーにクィーン系の極意が隠されている、
と思っておりまして。

理由としては、
まず圧倒的な赤みの色合いですね。

産地によって違いはあるでしょうが、
基本的にローウィの下位ピッチャーは、
かなり赤い色をしています。

いや緑っぽいのもあるんでしょうが、
すみません、
ローウィの原種自体をはっきりと見たことがないので、
他のサイトの写真だけで話しをしています、
すみません。


で、
クィーン系統は、
ある一定の法則がありまして、
それが先ほどのローウィ、
もしくはビーチ、
そしてバービッジアエという、
原種と呼ばれるそれらを交配したもの、
というわけです。


と、
ここまでが、
先週くらいに書いて、
自分で書いてても、
内容がよくわからないから消そうと思ってた記事ですが、
ちょっと事情が変わりまして。


前に、
読者の方から、
私の育てている交配種と同じものが、
近くのホームセンターで、
安く売っていましたよと教えて頂き、
大変驚いたのですが、
なんかどうも違う品種っぽかったんですね。

私自身が、
交配種を中心に育てているということもあり、
あまり品種自体というか、
原産地や系統に強いこだわりがあったわけでもないので、
まぁ何かの間違いだったのかなと、
軽く流してしまい、
その後も、
ニセモノやパチものといった話が出てきたときも、
私の地方では、
アラータっぽいのが夏になると大量に出回り、
その他の品種はまず出回ることがないため、
あまり本物とか、
そういうこだわりも薄かったんですよ。


取り合えず、
ウツボカヅラの形をした、
食虫植物であればいいでしょうと。


でも、
私がウツボカヅラにハマった理由が、
その生態や食虫植物であるから、
ということではなく、
単純に色合いや模様を含めた、
その造形だったんですね。


近所のホームセンターでは、
まず見ることができない、
その姿が、
私にとってネペンテスの最大の魅力だったわけです。


小さいうちから、
雰囲気がまったく別者ですからね。




襟のツヤやストライプに、
とてつもなく惹きつけられたわけです。



緑の中にある、
色の鮮やかな葉や、
キレイな花、
大きく実った果実など、
植物の魅力は沢山ありますが、
その一線を画する存在感が、
ネペンテスにはありました。




ここから先は、
前に撮った画像ばかりで申し訳ないのですが、
結局何が言いたいかと言うと、
ウツボカズラという生態と言うか、
食虫植物の形でいいと言うなら、
まぁどこにでも売っている、
入手しやすいものでいいでしょう。


品種名よりも、
値段重視で全然いいと思います。


でも、
もし、
万が一、
ネペンテスという植物に興味があるのでしたら、
値段や品種名よりも、
まずその造形や、
色や模様を見て頂きたいですね。




同じネペンテスでも、
全然特徴が違うな、
ということがわかると思います。



こればっかりは、
やはり本物を直で見ないと、
魅力が伝わりづらいんですよね。


そして、
最初に、
私にそのことにはっきり気づかせてくれたのが、
エターナルクィーンだった、
とそういうわけなんですね。




ちなみに、
こちらが出来立ての時の状態です。

上記の写真と見比べ、
襟周りの色変化にご注目ください。


これが交配親である、
バービッジアエという品種のマジックです。






なんでこの話をしたかったかと言うと、
もうけっこう前のことですが、
正直、
本当に正直に言うと、
同じような品種が、
近所のホームセンターで安く売ってましたよと、
何人かの方から情報を頂き、
わざわざ画像まで送ってくださって、
代わりに購入しましょうかとまで言ってくださり、
本当に感謝感謝、
ブログをやっていて、
こんな親切までしてもらって、
とても嬉しかったのです。

その気持ちに嘘偽りはなかったのですが、
でもすみません、
本当は正直、
本当はですよ、
言いたかったんですよ、






全然ちげーじゃねーか!!!




そもそも、
バービッジアエ入ってないでしょこれ!


私の近所のホムセンでも、
同じようなの見たことあるよこれ!


と心の中で思ってしまいましたが、
もちろん言いませんよ、
当然。


ていうか、
なんでそんな名前で販売されていたのか、
当時は謎で、
親のバービッジアエ自体が実は交雑種で、
薄いところの血が出ちゃったのかなと、
無理やり納得しておりました。


が、
ここにきて、
新たなソースにより、
ようやく、
すっかり忘れていましたが、
あの時の謎が解けました。


でも、
エターナルクィーンを見ていなかったら、
もしかしたら何も疑問に思わなかったかもしれません。

エターナルクィーンは、
小さいころから特徴が出まくりだったので、
はっきりと違うというのがわかりました。




ネペンテスの魅力に気づいた最初が、
エターナルクイーンで、
私は本当にラッキーだったかもしれません。

ネペンテスの成長という、
栽培のだいご味も教えてくれました。



襟の色変化という、
バービッジアエのマジックも、
エターナルクィーンが始めて教えてくれました。





普及委員会では、
これからネペンテスを始められる方のために、
それぞれの品種の、
それぞれの魅力を、
皆さんにお伝えしていこうと思います。


ではでは、
また次回、
お会いしましょう。
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2 コメント

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Unknown (sonsiru2)
2019-08-11 01:54:22
師匠T_T
やってくれましたね!
これです!
これをやって欲しかったんです。
本物にしか無い
圧倒的な力を見せつける!
誰にも何も言わせない
本物にしか無い圧倒的な存在感!
素晴らしいアンサーです。
ブラボー
おお
ブラボー!
しかし
やはり師匠のクイーンは
別物ですねσ(^_^;)
まさに至高の交配種
エターナルクイーン!
眼福です。
寝る時間を忘れちゃいましたよ!
返信する
そん知るさんへ ()
2019-08-12 00:28:24
こんばんは!

ようやく休みなんで、
そろそろブログを更新しようと思ってましたので、
ちょうど良かったです笑

しかし、
そん知る氏に教えて頂くまで、
出回っているネペンテスの中で、
品種名と実物が違う可能性があるとは、
夢にも思いませんでした(^_^;)

これまで画像掲載してきた中で、
なんかちょっとあやしいなというのが、
2種ほどありましたので、
これからは特徴に気を付けて掲載していこうと思います(*'▽')

ありがとうございます、
コメントを頂いて、
やはり本物を見て頂ければ伝わるんだと、
とても安心いたしました(*´▽`*)

普及委員会、
これからもネペンテスの魅力を伝えていくために、
一緒に頑張っていきましょう!
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