悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 194 ヌエヴォリアーマ 8 アンプラリア・ダークスポット

2015年12月24日 01時25分26秒 | 悠のネペンテス栽培記
色々と回り道をしてきましたが、

今日からまた執筆活動に戻ろうと思います。



仕事を理由に、

なんか生きがいまでも放棄したような、

そんなただ毎日を潰すだけの日々を送ってきましたが、

それが逆に雑多な欲を薄める結果となり、

ようやく、

環境も含めた、

心身ともに小説を書く環境が整ってきたのかなと思います。



久々の休みで、

頭を空っぽにする時間ができ、

それでも仕事のことしか頭に思い浮かんでこず、

休みの日ですら早く一日終わらないかななんて、

もう何をすればいいかもわからくなっていましたが、

ふとですね、

なんの脈絡もなく、

小説書こうかなと思ったんですね。



そうすると、

不思議ですね、

頭の中でするすると物語ができて、

その物語をさらにどう変化させるか考えていた時、

気が付いたらもう夕方になってるんですよね。



でも頭の中は変なくらいクリアで、

今までの無意味と思われてた経験やアイディア、

そして知識をどう生かしていくか、

それを考えただけで、

今まで忘れていたようなことも次々と思い出せるし、

パズルのように言葉が組みあがっていきます。


だから、

妙にドキドキするし、

意味もなくワクワクするんですよね。



で、

突然、

本当にふと、

ある物語が浮かんできまして。


それで自然に、

ああこれだなと思ったのですが、

なにせ今まで、

そうやって考えることはあっても、

それを描き切るまでの技術も情熱も、

今までの私にはありませんでした。



そうやってまた、

書こうか、

いやどうせまた投げ出すから、

時間の無駄だなと自問自答して、

時間ばかり潰していましたが、

書こうと思った決定打は、

昔の私が書いた小説のようなものでした。



このブログを始める前に書き出したものですから、

もう7年以上も前になるんですね。


私は一度書いたものは、

執筆中の見直しや修正以外では、

どうしても駄作に思えて二度と読み返さないのですが、

なぜかですね、

これも運命なんですかね、

私のすぐ傍の本棚、

そこのファイルにきれいに保管されていたんですね。


ファイルが守っててくれたんでしょう、

なんかさっき印刷したかのような状態で、

紙の色変化が一切なく、

本当にきれいな状態でした。



で、

読み返してみたんですよ。



そこで、

ようやくわかりました。


書かなかった、

書かなくなった理由が。



答えは至って単純で、

早すぎた、

ということでしょうね。



今なら客観的に読めますから、

当時の自分が、

どれほど凄い書き方に挑戦していたか、

すぐにわかりました。


若かった自分は、

まだまだ、

もっといい表現と描写ができると信じていましたが、

それがいかに困難なことであるか、

理解していなかったし、

わかろうとしなかったんですね。



今ならはっきりと言えます。


当時の私は、

素晴らしい技術と才能を持っていると。



そして、

圧倒的に足りなかったのは、

自分には才能があると思っていた、

物語をつくるという部分だったんですね。



もう本当に、

読んでみての感想は、

その一言でした。


表現はあるけど、

物語がないなと。


比ゆ的な言い方になるかもしれませんが、

私が書いた小説は、

ドラマがないんですね。



だからおもしろくない。



やたら内容を重く見せて、

重厚感を演出するけど、

中身がないから薄っぺらで、

ただ紙に文字が書いてあるなという印象でした。


でも描写が妙に凝ってるから、

なんかよくわからないというイメージしか残らない。



そして、

その結論に達したとき、

これだなと思いました。



今の自分だったら、

これを十分に生かせることができると。



ま、

そんなわけでして、

また執筆活動に戻ろうかと思います。


過去の轍を踏まぬよう、

今度は物語の基盤をしっかり作ったあとに、

書き出しを決める予定です。


もうぶっちゃけちゃいますが、

このネペンテス栽培記を題材にしようと思ってます。


ファンタジー仕立てなので、

内容は全然違いますけどね。


でもテーマは同じといいますか。



さ、

長くなりましたが、

ここから栽培記のお時間です。



本日はですね、

前に作成した、

ネペンテス専用自作鉢も交えて書きます。



というわけで、

今日はスタジオで、

原種の、

アンプラリア・ダークスポットを撮ってきました。





たぶん、

普及委員会の中でも最大サイズだと思われます。


他の小さなネペンテス達に比べると、

圧巻の大きさですね。



原種は極力導入しない主義だったのですが、

まぁやっぱり、

アンプの魔性の魅力にやられてしまったと言いますか。



袋はけっこう丈夫で、

半年以上は普通にもちます。



単純な丸い袋に見えますが、

やはり食虫植物、

獲物を捕らえて逃がさない機能美がしっかりとあります。





リップ部分は虫がストンと落ちるようなデザインで、

袋の中から見るとしっかり返しになっているようです。





もうほんと、

罠って感じ。



色付きはやはり日光が必要なようで、

室内ですとかなり薄くなります。




そしてなんと言っても最大の特徴は、

グランドピッチャーですよね。


地面からポコポコと出てくるピッチャー、

初めて見ると、

けっこう感動するんですよね。





で、

そんなアンプラリアですが、

本日注目していただきたいのは、

特徴的な丸いコロコロとした袋や、

グランドピッチャーではなく、

植物としての特色、

そう、

根張りがとてもいいというところなのです。



もともと、

ネペンテス専用鉢、

プロトタイプシリーズは、

ネペンテスの根の成長具合を観察するためという、

重大な使命のもとに作り出されました。






そういう意味では、

根の成長が早いアンプラリアは、

実験にうってつけなわけです。



さっそく、

根の様子を見てみましょう。




ちょっとわかりづらいですが、

白い支持棒からひょいひょいとはみ出てる、

黒い糸みたいなのが根です。


根は光を避けるように伸びると、

どこかで聞いたことがありますが、

これを見ますと、

特にそんな様子はなく、

ただ下に伸びていっているという印象です。



あ、

ちなみに、

容器は特に覆いもなく、

常に透明な状態なので、

陽の光とか当たりまくりということも、

参考までに付け加えておきます。



一応、

新鮮かどうかは別として、

常に根に空気が当たってる状態なので、

まぁ気のせいか、

生育がいいような気がしなくもないです。


現に、

グランドピッチャーが出てきたのも、

この鉢に植え替えて、

根が下から見え始めてからですし。




まぁまだ、

観察途中なので、

はっきりとしたことは何も言えません。



今後は、

この見えてる根が分岐していくのか、

それともただ伸びていくだけなのかを、

注目していきたいと思います。



ではでは、

また次回にお会いしましょう。



って、

もう小説書く時間ないみたいな。




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