ラヂオ惑星モルファス

大和路の春 その4 室生寺奥之院〜駅へ





五重の塔の左側から奥之院に通じる参道がある。振り返ると五重の塔と本堂の屋根が見える。さくらが降りかかり良い景色。
さて、奥之院への参道は全て自然石の不規則な階段が700段!(茶店のお婆さんによれば)金比羅さんと同じ?
途中の写真はなし!肺と脚に命の危険を覚えるくらいだった、とだけ。
ここが奥之院。
老齢の皆さんは直ぐに同意してくださると思うが、階段は下りの方が遥かに怖い!
登りも手摺りに掴まってようやく登ったが、下りは掴まるというより「しがみついて」いた!脚は殆ど無感覚に。

室生口大野駅に戻るバスは1時間に一本。
行きに声を掛けてくれたお婆さんの店で、おでん、というか兎に角串を刺した板蒟蒻を昆布出汁と醤油で二日間煮た代物を食べた。
美味い😋、例えようもなく美味い!冷たい缶ビールを出して貰いほぼ1時間、お婆さんと雑談!
店を見れば、ごく僅かな土産物を古びた板台の上に置いてある。単なる民家ではないという印程度だから、土産物も少し砂埃を被っている。しかし、七輪の上に置いた普通の煮物鍋に無造作に突っ込まれた蒟蒻。愛想も辛子も無いが、これまでこんなに美味い食べ物に出会ったことはない。
ワタが見えるほどすり減ったビニールの丸椅子と小さなデコラ貼りのテーブル。勿論飲食用ではなく近所の友達のお婆さんのためのものらしい。こんな傾きかけた店の土間は、高級料亭にも匹敵するものだった。

〜残念ながら、お見せする写真はない。疲れ切った身体に注がれるビールと蒟蒻。それ以上何も出来なかった!


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