音楽の伝統や趣味趣向の異なるこれだけ多数の国が参加しているのですから、どうしても無難なポップスに傾きがちだと思います、私はそうした分かりやすいポップスが好きですけれど。
使用する言語も自国の公用語に限られていた時期や自由な時期などがありました。現在は使用する言語は自由なので、大消費地のアメリカを意識して英語の使用が多いようです。自国の公用語という制限があると、英語を使用しているのはイギリス(連合王国)とアイルランドくらいですが、ベルギー、フランス、ルクセンブルグ、スイス、モナコなどは公用語の全部または一部がフランス語になってしまいますので、1970年代までは「フレンチポップス」の範疇に入る曲が多くなります。
今回取り上げるセヴェリーヌは1948年パリ生まれのフランス人です。1971年のモナコ代表ですが、スタッフも歌手も全部フランス人です。もっともモナコは独立国ではありますが、地理的にも経済的にも、或いは放送関係の業務的にも、事実上フランスの一部のような状況でしょうか。「Un banc, un arbre, une rue」(邦題:明日に夢見て)は、その年の優勝曲です。日本で知られた・・・と言ってもシングル盤はでていないようですね・・・数少ないセヴェリーヌの歌です。
ほかには、映画「さらば夏の日」でフランスス・レイとデュエットしていますし、「雨の訪問者」の主題歌もセヴェリーヌですが、日本ではフランシス・レイ楽団のサウンドトラックの方が知られていますね。
また、セヴェリーヌはドイツでもかなり知られた歌手のようで、ドイツ語のCDも出しているようです。
(リンク切れのため、再アップします。)
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