ラヂオ惑星モルファス

森友学園問題に思うこと②

籠池さんが理事長を退き、野党にも新しい追求の種がなく、何となく一段落したような雰囲気になっていますが、問題は全く解決していません。
ニュース番組や解説者なとの発言も沢山ありますし私のような素人が分析できる訳ではないのですが、ここまでに感じた(飽くまで感じたレベルですね、裏付けが無いので)ことを少しまとめてみます。

最初から教育勅語を掲げる教育を行う森友学園や籠池さん夫妻はうさんくさい人と感じていましたし、こうした右翼は嫌いです。
それと右翼的な安倍政権との問題発覚ですから、気分的には共倒れすれば良いな~といった気持ちでもありました。
しかし、安倍政権上げての『弱いもの虐め』『臭いものには蓋をする』が行われているので、「弱いもの」に味方もしたくなってきます。

どちらにしても、安倍政権や官僚の体質をよく表した問題かなと思います。


公人と私人

安倍首相の奥様が公人なのか私人なのかが議論になっていました。
基本的に「首相夫人」という公職はありませんから、公職に就いていることが公人の定義であれば、公人ではないのは当たり前といえば当たり前でしょうね。
さてしかしです、昭恵夫人が『海外などで私が日本のために尽くしていることは少しも報道されないで・・・・・』というような趣旨のご発言をされていますが、このように首相に随行して「ファーストレディ」の役割を果たす時にはいったいどうしているのでしょうか?
私の過去の身近な例で恐縮ですが、間違いなく同じ様な取り扱いをしているはずです。
まず、トップ(私の場合は知事)が外国から公式に招待され、夫人同伴で・・・となった場合、勿論奥様が同行しますが、知事は出張命令(自分に対する命令を自分で出す)に基づいて公費で支弁します。ただ、もちろん一般の職員は法令の定め(旅費条例)に従った金額しか出ませんが、舛添さんの出張旅費で明らかになったようにトップであれば条例の上限を超えたりします。一般の職員は飲み食いも行われるレセプションの費用など出してはもらえないことが普通。
当然ですよね!住民の収めた税金から支払われるのですから・・・住民の皆さんは、儲け(ぼろ儲けでも)を含んだ商品を買い製造元や販売元などが巨額の利益を出して社員に理不尽な大盤振る舞いをしても何も言いませんが、公務員が税金から飲み食いの費用を払って貰うと、たとえ100円でも騒ぎになります。
(ですから、町会の役員の集まりで、ある大企業出身の町会役員は、新聞で地方公務員がたたかれている頃、地方公務員の倍以上の給料を貰っていたので、役所に対してもマスコミに対しても箝口令が敷かれた・・・と言っていましたね。)
しかし、トップの場合は例外。どんな豪華なディナーでも相手に応じて支出します。

その場合、奥様の分は自分で払えとなるのでしょうか?とんでもない、行き帰りの旅費、宿泊費、食費など一切は公費で支払います・・・ということは、税金で支払いをしています。「私人」のそうした公費を使えるか?出来ません!
ということは、少なくとも『ファーストレディ』として活動するための期間は『特別職の臨時公務員』に任命するんです。辞令も作成しますよ、実際には交付しないでしょうが・・・。知事夫人にしてそうですから、国家の代表である首相夫人はどこから何処までが公務であるのかは区分不能であると良いと思います。

今回明らかになったのが、首相夫人には秘書官が「連絡調整」のために任命されていると言うことです。ということは、明らかに「私人」ではなく「公人」です。公務員は公共の利益のために働くものであり、一人の私人の利益のために働くものではない、ということは『首相夫人の行う行為は政府の公務に関連する事項があるから、公務の部分の調整を行う必要がある』ということなのでしょう。
つまり、首相夫人は先に言ったように『臨時職の特別公務員であり、首相夫人という特殊性を踏まえると、首相が国会議員でも首相でも無い状態で、なおかつ一般生活をする際に夫人として関わる事柄、以外の一切の事柄は公務と認定されるべきものである』と言って良いのではないでしょうか?
今回の森友学園の名誉職についても『首相の夫人』でなければ話しもなかったはずです。ということは、森友に関する昭恵夫人の行為は全て『公人としての公務』と認定すべきと思いますが如何でしょうか?

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