ラヂオ惑星モルファス

ドミニク・グランジュ・・・Je ne suis plus ton copain



見た目でいえば、絵にかいたようなフランスのポップス女性歌手(当時はフレンチ・ロリータなどと随分な言い方をされていました。)です。日本ではこうしたルックスにもかかわらず全く知られていないのではないでしょうか?レコードも出ていないし・・・また、この曲を聞いた人は、ああ特徴のないオールディズだな・・・なんていう感想を持ったのではないでしょうか?まあ。この曲なら仕方ないですね・・・

しかし・・・です。1968年の「5月革命」に何らかの思いのある方はいるでしょうか?多分普通のシャンソンファンには、そのような出来事があったという程度の記憶だけなのではないでしょうか?
中国では文化大革命が吹き荒れ、若者が赤い表紙の毛沢東語録をかざして劉少奇などの共産党幹部を死に追いやっていました。カルチェ・ラタンも毛沢東主義者がフランス流のアナーキズムとも結びつきクロード・フランソワのような「脳天気な」フレンチポップスを追いやって、ムスタキなどの「シャンソン・アンガージェ」が一世を風靡していたといっていいでしょう。

実はその中で、ドミニク・グランジュは毛沢東主義者・アナーキストとして活動し一時期は地下活動を行っていたということです。このヴィデオからすると全く想像できないと思いますが・・・
その後も、新左翼の活動家として「政治家」として活躍しているようですね。年を経るにつれて「右」に行ってしまうのが日本ですが、比較的中道にいた人も次第に「左」に寄っていくフランスと対極にあるようです。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「フレンチポップス(シャンソン)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事