ラヂオ惑星モルファス

日本の英語



NHKのBSテレビをよく見る。4Kはドキュメンタリーなども多いが普通のBSは各国のニュースも放送されている。ニュース番組は当然ながらキャスターが登場する。以前にも書いたことがあるが、BBCのニュースキャスターには黒人が日常的に登場する。フランスのテレビはベトナム出身ではないかと思われる女性が登場する。アメリカのニュースは白人と黒人、中国系が「ちゃんと」登場する。ドイツ、スペイン、オーストラリア・・・欧米系のニュースキャスターに加えて幾つかの地域の方が登場する。
しかし、「日本人」が登場することはほぼ100%ない。

「多様性」は、常に様々な分野で求められる要素である。偏見かもしれないがイギリスにせよフランスにせよ多様性の表現に嘗ての「植民地」を使うのはよくある方法である。例えば・・・であるが、ナイジェリア出身の優秀な若者は多分イギリス人と遜色ない英語を話すのだろう。ベトナム出身の方がフランス語を流ちょうに話せるのもよくある話だろうか。

しかし・・・「植民地としての言語」とはなんだろう。いかに流ちょうに自国語を話せても、「白人ではない」植民地出身の人間であれば「人種多様性の証明」に使われてしまうのではなかろうか?
最近の日本人・・・小学生や中学生の英語を聞いていると、見事に「アメリカ英語」の巻き舌風の発音が蔓延している。
個人的な趣味で1950年代から1960年代のアメリカのポップスが大好きだが、当時の発音は発音は決して「巻き舌」ではない。言語学的に詳しいことは分からないが、巻き舌のアメリカ人の分布はどのようなものなんだろうか?いまでも巻き舌でないアメリカ人がいると思うのだが、「トランプ」的なアメリカを連想してしまう。なので、近年の日本人が使うアメリカ英語風の巻き舌はとても聞きにくい。
言語は文化そのもの、言葉はバックボーンである文化の支配を象徴すると思っている。こうした英語の蔓延は、とりもなおさず、日本がアメリカの属国であること、政治的にはもとより、今や文化的にもアメリカの植民地になったという象徴のような気がしてしまうのだが・・・・・

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