【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

リオ五輪アジア最終予選 なでしこvs北朝鮮&総括

2016年03月09日 22時33分26秒 | サッカー日本代表
女子サッカーはリオ五輪の開会式の遥か前に終わった。
8月3日のオープニングマッチよりも約5ヶ月早く。

なんとなく世界ランクが落ちたとしても4位でアジア最上位。
誰しもがさすがに五輪切符逃すことは無いと思っていた。
北も中国も力を落とし、代わりにアジアに入ってきた豪州が
力を付けてきているのでそこが厄介な相手だった。

ゆえに最悪の想定は豪州と北にドローで他の3カ国に勝利、
最悪でも中国ともドローという勝ち点11点か9点を想定した。
ただ勝ち点を2桁取れないと危ないので後者ではダメだとも。
無論全部勝つのがベストだしそれも出来て当然でもあったが、
初戦の豪州戦にまさかの1-3で敗れると言う
ただ負けるだけではなく、弱いチームにしか見えなかった
その負け方はランク4位どころか20位以下のチームだった。

その心配が見事に当たり、男子と比較したら相当低い
韓国にすら通用せず、何とかねじ込んだ虎の子の1点も
守りきることが出来ずにたった3分後にドローにされた。
3日天下ならぬ3分天下とは片腹どころか両腹が痛い。

こうなると本当に3連勝しかなくなった。
だから中国に負けた時にどの選手も泣いたのだ。
これで扉が閉まったと解っていた。
その中国には是が非でも勝たないとならなかった。
3連勝して勝ち点10で豪州が抜けていての2位争いは
豪州が中国を倒すだろうけど、
最終戦だけに切符が決まっていれば戦力は落ち、
中国が豪州に勝つ可能性も高かった。
ただそれでも北とドローがあるので豪州に勝っても
勝ち点10同士で並ぶことになる。得失点差争い。
最悪のシナリオがそれであって、大命題は3連勝。
それがドローでもなく1-2で負けたのだからThe ENDだ。
ドローなら勝ち点8で豪州が中国に勝てば8だったのだし、
これも得失点差までは持ち込むことが出来た。
それすらも無い致命的な敗戦だった。自力突破なし。
川村を戦犯とする気は毛頭無いが、
それでもあのバックパスミスが1失点目に繋がり、
あれでリズムが悪くなったのは間違いが無い。
阪口もベテランなのだから、収めて落ち着かせることも
必要だったと思うし。なのにダイレクトに返したのが
川村のあのミスキックを生んだ原因でもある。
今大会阪口はまるで良くなかった。
周りが全然見えてないし、大きなサイドチェンジが有効だと
左から受けたパスを右に展開するなど出来なかった。
こっちはワイドでテレビで見ているから解るが、
それにしても視野が狭すぎだった。
だから小さなそばに居る選手へのパスが多く、
短すぎて奪われたりという場面もしばしば見られた。
彼女は神童と呼ばれてたし、オーバー30ではないのに…。

なんにしても全てはもう終わり。
確率の低い可能性など有って無い様なもの。
実際その可能性は結果として無くなったわけだし。
最後まで諦めない!なんてバカ熱血が居るけど、
それは手を抜かないとか、消化試合をダラダラしない
そういうことで意味があるだけで、
数字ばかりを気にして追っても仕方ないけれど、
その数字をしっかりと受け止めて、
ボーダーではなく、デッドエンドラインをしっかりと把握して
それを意識して望まなければこういうことにもなるだろうよ。
澤なども言っていたが、何人が本気になってたのか?
デッドエンドラインを解ってないから、
中国に死んでも勝たないとならないのは解ってなかったのでは?
そういうお馬鹿では困るんだよ。選手も関係者もサポも。
あまりにも漠然とした諦めない!じゃなく、
ここをドロー以下だと私たちは死ぬんだと、
切符を逃すと言う意味の死の宣告を受けるんだと
そういう理解が無いか、あっても乏しいのがあの結果。
最後のパワープレーも最初から見られたが、
くさびのパスにもならない、弱小チームがやる
ただの前線へのロングボール。これはまるで意味が無い。
それならその序盤から、パワープレーのロングの放り込みをし、
とにもかくにも先制点が欲しいんだという姿勢も無かった。
最後には結果としてそれをしたんだし、
初戦に敗れて、2戦目も格下相手に事実上負けに等しいドローで
絶対に勝つしかない3試合の1戦目の難敵中国相手に
その必死さは序盤は感じられなかった。
その泥臭さや必死さが無かったことが相手の先制と加点に
繋がり、こっちは1点を返す止まりだったのではないか?

ということで勝って当然のベトナム戦には勝ったが、
点の取り方を知らんので前半終了間際まで0-0のまま。
それが他国に負けた大きな原因でもある。
先制点を奪うことはイニシアチブをとることで凄く重要。
特に豪州に1-3で負けた後など、日本大したことないんじゃね?
そんな印象を持たれた相手とのマッチアップなんだから
点が取れない日本に対して格上だとか、恐怖心は無くなったはず。
だから相手が先制する、終始後手後手、そりゃ負けるよ。
アジアは簡単じゃないと言うなら、そのアジアの最終予選だぜ!?
これも五輪は行けると思いこんでいた慢心が生んだことだろうかと。
6-1と大勝のベトナム戦ですら課題が浮き彫りになった。
ついでに言えば、ここまで得点が無いベトナムに
今大会初得点を謙譲したのも恥だと思わないと。
確かに主審のミスジャッジと思う過剰ジャッジでのPK献上だが
(あんなのPKにしてたらサッカー成り立たない)
それでもそのミスジャッジを産ませたのは彼女たちだ。
全試合でベトナム唯一の得点があのPKなんだからね。

ということで、今日の北戦だが、劣悪なピッチでどうなるのかと
気持ちの部分に言葉通りに水を差すそれが懸念されたが
結果としてはなんとかもぎ取った1点を守っての勝利。
こぼれ玉や中盤は北が支配していた印象も、
サイドは日本が支配していた印象で、
シュートまで行けないもどかしさも、
意味が無いロングフィードも結構あったが勝てば官軍。
もう3年後のW杯まで大舞台は無いので
この期に及んでこのチームに言う事は何も無い。

佐々木を5年前にやめさせていれば違う結果だったと思う。
突破できないことは同じだったかもしれないが、
顔ぶれや戦術は大きく違っただろう。
やはりユーティリティは必要だが、
それが付け焼刃で試合中にあっちだこっちだとやられては
自分の本職はどこなんだと、コアの部分も崩壊される。
それを選手は求められてやらされていたんだから、
そこは選手が本当にかわいそうだった。
宮間はフィジカル的にボランチは無理。
そういう意味では瑠美ちゃんが居なかったことが大きい。
彼女がボランチに居たら、大分守備力が上がった。

ともかく長年言ってきた佐々木を変えないと
それみたことかの結果が出ると言うようなことは言ってきた。
それがついにここで形になってしまった。
これまでなってておかしくなかった。
何故なら無かったのかは、佐々木が正しいからじゃない。
選手がピッチで結果を出したからだ。
佐々木の戦術に反発して、ピッチ上で聞かなかったり、
システムへの提言をミーティングでしたりなど、
選手たちのほうが危機感というか、これは違うと言うことを
凄く感じていてい、それを訴え続けていたのだから、
その指揮官の首を変えなかった協会は大きな責任を感じて欲しい。
彼女たちに五輪ベスト4程度のボーナスでも
慰労の意味であげてほしいよ。
大仁さんは女子サッカーの環境改善に尽力すべき!!

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