高校生クイズと言うのをTVで見た。驚異的な知識と計算速度。
彼らの頭の中にはインターネットがあり、 googleよりも高速に検索し、キーで数字を入力するよりも早く答えが出る計算速度。驚愕であった。
そこで、出た問題にイドラがあった。遠い記憶、多分道徳の時間であったと思う。
物事の本質を見抜くために必要な心構えであったと記憶していた。
そこで、今回の原発事故にこのイドラを当てはめてみよう。
(参考・出典:Wikipedia、はてなキーワード、ほか)
まず、イドラとは
フランシス・ベーコンが、正しい思考を妨害する四つのイドラがあると唱えた。 イドラとは、偏見・先入観と言う意味になる。 種族のイドラ 、洞窟のイドラ、市場のイドラ、 劇場のイドラ の4つである。
・種族のイドラ (共通の偏見)
人間が誰しも持ってしまう偏見・先入観。 天動説から、推理小説のトリックまで存在し、多くは、自分中心主義から端を発し、人間の知覚力の限界である。
洞窟のイドラ (自分の好み)
個人的な性格や環境、経験などから発生する偏見・先入観。 頭の中で考えただけでは不十分。実際に見てみないとそれが本当かどうかはわからない。
市場のイドラ (口コミによる伝言)
言葉の不適切な使用によって生じる偏見・先入観。 市場は「人々がたくさんいる場所」の比喩。噂や無責任な憶測に惑わされてはならないと言うこと。 「嘘を嘘と見抜けない人は心理を見抜くのは難しい」
劇場のイドラ (権威による幻想)
伝統や権威ある学説などを、絶対的な物だ!と信じ切ってしまうことから生じる偏見・先入観。 舞台の上で特別な演出を加えられて見せられた物が正しいかどうかは、演出を抜きにして考えなければならない。現在では「マス・メディアのイドラ」と呼ぶべきか。
3.11の地震を引き金に日本人を2分している原発問題
脱原発と原発容認と分けてイドラに当てはめよう
種族のイドラ
脱原発:原発=原爆 。放射能は危険。
原発容認:原発は産業発展に必要。放射能はうすまれば大丈夫 。
洞窟のイドラ
脱原発:原発があれば地震など災害でまた事故になる。災害に耐えられる原発は作れない。
原発容認: 今回の災害は特別で滅多にないはずだ。災害を教訓に技術力で事故を避けられるはずだ。
市場のイドラ
脱原発: 原発に対するネガティブ情報は正しいと思う。ネガティブな噂を誇張して伝達してしまう。
原発容認: 原発に対するネガティブな情報は怪しいと思う。ネガティブな噂は嘘だと決めつける。
劇場のイドラ
脱原発: 著名人有名人が先導すればついて行く。反原発系科学者を正しいと思う。
原発容認: 脱原発を扇動する著名人有名人を哀れむ。原発容認系科学者を正しいと思う。
偏見、先入観に支配される事は、物事の本質から離れてゆく。
自らが信じている事が、本質なのかを見極めるには、自分を否定する必要すらある。
原発について、事故が起こって、その状態は人類史上最もわるい状態にある事は事実である。
そして、放射能に関し科学的に情報や経験が不足しているため、回答がないのが本質である。
たくさんの事例はあるが1つだけ上げよう。
子供の被爆量は、年間20ミリシーベルトでは危険で、1ミリシーベルト以下にすべきだと泣きながら話した科学者がいた。このため、いま1ミリシーベルト以下であれば安全値だと言う考え方が日本を支配している。
ところが、科学的には1ミリしーベルトで安全かどうかわからないと言うのが 本質なのです(劇場のイドラです。)
以下、イドラを自問自答しながら、なお主張したいのは下記である。(イドラを排除できていないかもしれませんが・・・)
原発事故でいま、最も重要な本質は、プライオリティである。
今は、福島原発で事故の収束に当たっている人々に資金的、技術的、精神的な支援を最大限注入する時期である。
最低でも世の知識人、著名人、有名人は、プライオリティを守るべきだ。
最後に、
イドラによる偏見や先入観のみでいいのである。と言う考え方も哲学にはあります。
宗教的な思想はそれに近く、
訳を問うな「わたしを信じなさい」の方が、人は幸せであると言うこともあるようです。
彼らの頭の中にはインターネットがあり、 googleよりも高速に検索し、キーで数字を入力するよりも早く答えが出る計算速度。驚愕であった。
そこで、出た問題にイドラがあった。遠い記憶、多分道徳の時間であったと思う。
物事の本質を見抜くために必要な心構えであったと記憶していた。
そこで、今回の原発事故にこのイドラを当てはめてみよう。
(参考・出典:Wikipedia、はてなキーワード、ほか)
まず、イドラとは
フランシス・ベーコンが、正しい思考を妨害する四つのイドラがあると唱えた。 イドラとは、偏見・先入観と言う意味になる。 種族のイドラ 、洞窟のイドラ、市場のイドラ、 劇場のイドラ の4つである。
・種族のイドラ (共通の偏見)
人間が誰しも持ってしまう偏見・先入観。 天動説から、推理小説のトリックまで存在し、多くは、自分中心主義から端を発し、人間の知覚力の限界である。
洞窟のイドラ (自分の好み)
個人的な性格や環境、経験などから発生する偏見・先入観。 頭の中で考えただけでは不十分。実際に見てみないとそれが本当かどうかはわからない。
市場のイドラ (口コミによる伝言)
言葉の不適切な使用によって生じる偏見・先入観。 市場は「人々がたくさんいる場所」の比喩。噂や無責任な憶測に惑わされてはならないと言うこと。 「嘘を嘘と見抜けない人は心理を見抜くのは難しい」
劇場のイドラ (権威による幻想)
伝統や権威ある学説などを、絶対的な物だ!と信じ切ってしまうことから生じる偏見・先入観。 舞台の上で特別な演出を加えられて見せられた物が正しいかどうかは、演出を抜きにして考えなければならない。現在では「マス・メディアのイドラ」と呼ぶべきか。
3.11の地震を引き金に日本人を2分している原発問題
脱原発と原発容認と分けてイドラに当てはめよう
種族のイドラ
脱原発:原発=原爆 。放射能は危険。
原発容認:原発は産業発展に必要。放射能はうすまれば大丈夫 。
洞窟のイドラ
脱原発:原発があれば地震など災害でまた事故になる。災害に耐えられる原発は作れない。
原発容認: 今回の災害は特別で滅多にないはずだ。災害を教訓に技術力で事故を避けられるはずだ。
市場のイドラ
脱原発: 原発に対するネガティブ情報は正しいと思う。ネガティブな噂を誇張して伝達してしまう。
原発容認: 原発に対するネガティブな情報は怪しいと思う。ネガティブな噂は嘘だと決めつける。
劇場のイドラ
脱原発: 著名人有名人が先導すればついて行く。反原発系科学者を正しいと思う。
原発容認: 脱原発を扇動する著名人有名人を哀れむ。原発容認系科学者を正しいと思う。
偏見、先入観に支配される事は、物事の本質から離れてゆく。
自らが信じている事が、本質なのかを見極めるには、自分を否定する必要すらある。
原発について、事故が起こって、その状態は人類史上最もわるい状態にある事は事実である。
そして、放射能に関し科学的に情報や経験が不足しているため、回答がないのが本質である。
たくさんの事例はあるが1つだけ上げよう。
子供の被爆量は、年間20ミリシーベルトでは危険で、1ミリシーベルト以下にすべきだと泣きながら話した科学者がいた。このため、いま1ミリシーベルト以下であれば安全値だと言う考え方が日本を支配している。
ところが、科学的には1ミリしーベルトで安全かどうかわからないと言うのが 本質なのです(劇場のイドラです。)
以下、イドラを自問自答しながら、なお主張したいのは下記である。(イドラを排除できていないかもしれませんが・・・)
原発事故でいま、最も重要な本質は、プライオリティである。
今は、福島原発で事故の収束に当たっている人々に資金的、技術的、精神的な支援を最大限注入する時期である。
最低でも世の知識人、著名人、有名人は、プライオリティを守るべきだ。
最後に、
イドラによる偏見や先入観のみでいいのである。と言う考え方も哲学にはあります。
宗教的な思想はそれに近く、
訳を問うな「わたしを信じなさい」の方が、人は幸せであると言うこともあるようです。