タウリンは、フリーフォームアミノ酸で、
恒常性維持機能がある。
人間の体重の約0.1%がタウリンだ。
タウリンは細胞の内外のカルシウム量を微調整する。
カルシウムは、ホルモンに指令を与えるメッセンジャーなので、
細胞の中に入ってきて指令を伝達する。
細胞内に余計なカルシウムイオンがあっては、
あらたに微量のカルシウムイオンが入ってきても、
その伝令役としての機能を発揮できない。
よって、免疫異常や、あらゆる病気の原因になる。
細胞内液にはカリウムとマグネシウムが多く、
細胞外液にはナトリウムが多いのが普通。
カルシウムは、もっぱら骨細胞に集中している。
ところが、細胞内カルシウムが多いと動脈硬化をはじめ
さまざまな不具合が起こってくる。
骨折、骨粗しょう症、視力低下、 めまい、
うつ、不眠症、風邪、アレルギー、ガン、リュウマチなど自己免疫疾患、
心筋梗塞、脳卒中、高血圧、糖尿病、
はげ、前立腺肥大、子宮内膜症、生理痛、生理不順などなど。
余分のカルシウムが送り込まれると心筋の収縮が不規則になり、不整脈を起こす。
これがひどくなれば心臓停止となる。
また、
タウリンは、免疫抗体の産生を促進する。
免疫細胞の機能修復作用(好中球、マクロファージ、リンパ球)
貧食能力、殺菌能力を強化(リンパ球中のタウリン濃度も高い。)
白血球に血漿中の500倍高濃度に含まれている。
細菌感染時に尿中へのタウリン排泄が増加する。
そして、タウリンは
全身の必要な細胞に優先的に行き渡る。
即効性がある。
などなど、肉や魚にしか含まれないタウリンは重要だ。
私のようなベジタリアンは、タウリンをサプリで飲んでいる。
猫は自分でタウリンを作れないので、魚やネズミを獲っている。
太平洋戦争の夜間戦闘機戦で先に敵機を見つけたほうが勝ちなので
軍部が必死でタウリン製剤を開発した。
だから、眼にも良い。