おばあちゃんがBL?! と、注目を浴びた「メタモルフォーゼの縁側」だが、BLのカリスマ武宮恵子氏だって70過ぎなんだから、そんなに驚くことでもなかろう…。
夫を亡くして独り暮らし、書道教室を開いて地域の人たちと交流しながら暮らす、市野井雪 75歳
両親が離婚し、母と公営住宅に暮らす、佐山うらら、17歳。
おばあちゃんと孫、くらいの年の差の二人。だがあくまでも、好きな作品を語り合う"お友達"なのだ。
「あなたのことを孫のように思っているのよ」というセリフは登場しない。
市野井さんの暮らす、風情ある日本家屋や、淡々、かつしっかりと家事をこなし、美味しいものを作る暮らしぶりに惹かれた。
こんな老後、いいなあ。
だが最大の魅力は、少女(女性)マンガならではの、繊細な心理描写ではなかろうか。いわゆる少女漫画雑誌に掲載されていないが、その点では少女漫画だと思う。
特に、市野井さんが、自分の人恋しさを自覚したときのエピソードが秀逸だった。
「最終回は、どうなるんだろう」
私の貧弱な想像力では、市野井さんのお年を考えると、不吉な終わり方しか出てこなかったが、いい意味で期待を裏切る、素敵な終わり方だった。
二人のお話は、どこかで続いていると思わせるような、すうっとした幕切れ。「この最終回は、ずいぶん悩んだだろうなあ」と思った。
二人が夢中になるマンガ「君のことだけ見ていたい」、かなりの名作だとおもう…私も読んでみたい。
その反面
「鬼滅の刃」の最終回は、がっかりした。
現代を舞台に子孫が駆け回るのは、同人誌に任せてほしいと思った。
原作の、ちょっとレトロな風情がなくなり、どこかあほらしささえ、感じた。
ああいうのはファンブックで、エピソードだけ、ちらっと入れてほしかった。
また、登場人物のイラストの羅列も、大層すぎる。作者がヒットしすぎた作品を持て余してしまっていることがうかがえるが、そんなこと伺い知りたくなかった(*_*)
義勇さんと実弥さんの結婚相手も気になるではないか。
他の気になる伏線も、回収できないままではないか。
「まあ、ご苦労さまです」としか言えない。
壮大な物語こそ、コンパクトに終わらせてほしかった。
夫を亡くして独り暮らし、書道教室を開いて地域の人たちと交流しながら暮らす、市野井雪 75歳
両親が離婚し、母と公営住宅に暮らす、佐山うらら、17歳。
おばあちゃんと孫、くらいの年の差の二人。だがあくまでも、好きな作品を語り合う"お友達"なのだ。
「あなたのことを孫のように思っているのよ」というセリフは登場しない。
市野井さんの暮らす、風情ある日本家屋や、淡々、かつしっかりと家事をこなし、美味しいものを作る暮らしぶりに惹かれた。
こんな老後、いいなあ。
だが最大の魅力は、少女(女性)マンガならではの、繊細な心理描写ではなかろうか。いわゆる少女漫画雑誌に掲載されていないが、その点では少女漫画だと思う。
特に、市野井さんが、自分の人恋しさを自覚したときのエピソードが秀逸だった。
「最終回は、どうなるんだろう」
私の貧弱な想像力では、市野井さんのお年を考えると、不吉な終わり方しか出てこなかったが、いい意味で期待を裏切る、素敵な終わり方だった。
二人のお話は、どこかで続いていると思わせるような、すうっとした幕切れ。「この最終回は、ずいぶん悩んだだろうなあ」と思った。
二人が夢中になるマンガ「君のことだけ見ていたい」、かなりの名作だとおもう…私も読んでみたい。
その反面
「鬼滅の刃」の最終回は、がっかりした。
現代を舞台に子孫が駆け回るのは、同人誌に任せてほしいと思った。
原作の、ちょっとレトロな風情がなくなり、どこかあほらしささえ、感じた。
ああいうのはファンブックで、エピソードだけ、ちらっと入れてほしかった。
また、登場人物のイラストの羅列も、大層すぎる。作者がヒットしすぎた作品を持て余してしまっていることがうかがえるが、そんなこと伺い知りたくなかった(*_*)
義勇さんと実弥さんの結婚相手も気になるではないか。
他の気になる伏線も、回収できないままではないか。
「まあ、ご苦労さまです」としか言えない。
壮大な物語こそ、コンパクトに終わらせてほしかった。