糸へん暮らし

ハンドメイドや読書、週末ドライブなどいろいろ

ヘタリア

2017-03-16 13:54:00 | 日記
少し昔に流行ったコミックに、今頃ハマっています。

絵の上手な高校生が、世界史の授業中に、
各国を擬人化してノートに落書きしたら、それが評判になって…
というわけではないと思いますが、それっぽいマンガです。

主役は、枢軸三国(日独伊)。
ファシズムだの軍国主義だので、世界史では悪役ですが、
このマンガの中では、
生真面目で面倒見のいい、お堅いドイツ
能天気でドイツに面倒をみてもらうイタリア
控えめで無口で、見かけは子供、中身は爺さんの日本
と、三者三様にキャラが立っております。


対する連合国も
ヒーローになりたがるアメリカを始め、
喧嘩ばかりしている英仏、
不気味なロシア、
料理が好きで何でも食べる、意外とアメリカと気が合う(このマンガの中では)中国。
皆国民性や歴史を反映した、よくできたキャラになっていると思いますが、強いて言えば
ロシアが何か違う。


他にもハンガリーだのスイスだのシーランドだの、いろいろ出てきますが、みんなキャラがはっきりしていて面白い。

面白いのは
上司(その国の支配者のこと。国王とか大統領とか)と国は違うこと。

オーストリアさんが、女上司のマリア・テレジアと会話していたりします。

上司と国はちがうというのは、意外と、日本になかった考え方ではないだろうか??
今話題の森友学園の理事のように、愛国といえば教育勅語になっちゃう傾向がありますよね。
フランス兄さん(このマンガではお兄さん)のように、下々が革命を起こして上司の首をすげ変えたり、したことありませんものね。

上司と国は違う、という漫画が、こんなに受け入れられたのは、
日本も変わってきたということかな?考えすぎだと思うけど。