糸へん暮らし

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「君の名は。」観ました(ネタバレあります)

2017-01-11 11:47:45 | 日記
去年の暮れに、近所のシネコンへ。
流石に上映時間も少なく、小さな上映会場でしたが、席はかなり埋まっていました。
後ろの席の、孫を連れたおじいちゃんは「二回目…」と言ってました。

いろんな意味で、とても濃い映画だったと思います。
一つ一つのシーンに、さまざまな情報がぎゅっと詰め込まれていて、
「一時停止したい…」とずーっと思っていました。
そして、絵が美しい…疾走感のあるストーリーも、主役二人の年齢にふさわしかったと思います。

人生の中で、一瞬の光芒を放って通り過ぎる、二人の年頃。そのはかなさ、ピュアな心情を知っているのは、
案外いい歳をした大人の方だと思います。

何より心に残ったのは
隕石衝突という事態を、荒唐無稽と思えなかったこと。
立ち入り禁止の黄色いテープを張り巡らされた景色に、見覚えがあったこと。

もう一度、戻れれば。
命を助けることが、できれば。

映画の作成スタッフも、「いいトシした大人」を最初からターゲットにしていたのでは?
三葉の友人、早耶香の髪型が、魔法使いサリーちゃんのお友達の、よしこちゃんと一緒なのには
失笑しました。三つ子の弟でもいるのかしらん。
三葉の制服も。あんなミニスカート、今時のJKは履いてません。
ヒロインのパンチラも、「科学忍者隊ガッチャマン」のころからのお決まりで、
なんか古臭い。無いと検閲に引っかかるわけでもあるまいし。

それにしても、災害に対して、ずいぶん地に足のついた解決策を打ち出してきたなあと
思いました。今の若い子たちは、生まれてから何度も未曽有の災害に遭ってきた世代なんだなと。
高度成長の頃のアニメだったら、ご神体のあたりからビームが出てきて、
ドーンと打ち砕いてハッピーエンドでしょうね。

結局三葉も勅使河原も、狭い世界から解放されたのですが、
ちょっと寂しい。伝統を必死で守ってきたおばあちゃんの方に、年齢が近づいてしまった、ということでしょうか。


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