10月19日（木）

天気はものすごく良くて、でも若干だるだるだったので、元気はあんまりなかったけど、今日は丸1日オフなので出かけることにした。
午前中は、新しい曲の最初の12小節ぐらい鼻歌を録音して、かっこいいと思っている曲を一通り聴いて、ちょこっと参考にしたりとこねくりまわしていたが形にならず。時間が止まる。

ちょっと休憩してから「ほへと方位占い」を見ると、東方面が大吉。
やはり出かけるしかないと空元気をふりしぼり、秋葉原へ。
「VOXDA5」という電池式のかわいらしい赤いアンプとヘッドセットのマイクを買い（おいおい、また買ってる。。やばい）、秋葉原駅で独りたたずむ。
友達と2人とかでやったことはあるけど、独りでやるのはなかなか微妙である。
独りぼっち感がにじみ出るからである。
他にちらほらいる人たちはやたら重装備ででかい音でやっていたりする傍らでほのぼのとやるわけだ。
ちらしを配るコスプレギャルのなかでしばらく突っ立って、気後れする。何度か帰ろうかと思ったが、買ったばかりのアンプを試してみたくなってついに1曲歌った。
それなりに反応がいいかんじがした。
その直後に、「商売の邪魔だから警察に通報したいけど、かわいそうやからせんけど、あと1時間待ってや」ととめられる。
はふー。やっぱりか。
場所を変えて、ちょっとさびしげな場所でおもむろにまた唄い出した。
聴いているのはタクシーの運ちゃんのみ。
もう少し往来のあるところにすりゃよかった。
でも目立ちすぎるとすぐ警察にとめられるらしく、今日は様子見だな、と部屋で練習より気持ちいいやと歌い続ける。
青年が3曲目ぐらいから15曲ぐらい、独り、最後まで聴いてくれてあったかい缶コーヒーをおごってくれた。CDは売れなかったが、よしとしよう。
今日誰ともしゃべっていなかったので人としゃべれてよかった。「来週も聴きにくるからね。木曜日ね」と言ってくれたが、良く考えたら休みじゃなかった。しまった。

今度はもう少し往来のあるところでやろう。
こんな風にアメリカやヨーロッパや旅して回るのもいいなあ、なんて。
のんきな夢は広がる。