2月24日（木）

新曲がやっと形が見えてきて、気持ちも一息ついた。3月2日に間に合うかな。

いまさらながら、中原中也の詩集を買う。
聴きなれない、昔の日本語が踊っている。簡単でしみじみした詩があつた。

毎晩々々、夜が更けると、
　　近所の湯屋の水汲む音がきこえます。
流された残り湯が湯気となつて立ち、
　　昔ながらの真つ黒い武蔵野の夜です。
おつとり霧も立込めて
　　その上に月が明るみます、
と、犬の遠吠がします。・・・・・（更くる夜、中原中也）


なんとも言えない、澄んだ空気がそこにはありました。

今夜は、じとじとぴっしゃん、寒い雨です。
夜半には、雪に変わるやもしれません。
インフルエンザも猛威を振るっているらしいので、明日は無理やりマスクをかぶって外出しましょう。こんな時期に風邪なんて引いたら大変です。

2月17日（木）

目の回るほどの忙しさだ。ちがう、まるで地に根が張ったように動けない。
曲を作るって、不思議な作業で、時間がまるで止まってしまう。
はふっ。
そして、何もまだ形になっていないから、いらいらしている。
それと同時に、わくわくもしている。不思議な時間が、ど～んど～ん、過ぎていく。

このところ、いろんな人と飲み、話をし、いろんな人のライブも見て、いろんなことが
ぎゅうぎゅう頭の中でひしめきあっている。
ひとつひとつ、大切に抱きしめ、大切にほったらかそうと思っている。
少しずつ、影響を受け、少しずつ独立する、そんなふうに。

車を手放そうと思っている。なぜなら、何かにつけトラブルを産むし、お金もかかるし、
自転車の気持ちよさも忘れるし、今年来年あたりは、エレピよりギターだし。

2月11日（金）

四谷天窓comfortに、西里マキコさんを見に行く。信夫くんのライブでよくお会いしていて、なんとなく、テイストが好みかも、と思っていたが、ＣＤを聴かせていただき、「うん、いいかも」と思い行ってみたが、これが、あ～た（笑）、かっこ良かった！
梶芽衣子ばりの、恨み節っぽいかんじで、ＣＤは、かなりダークな仕上がりになっていたが、ライブは今回はソロで、座ってのびのびとギターの弾き語りをしていた。シャキっとリズムが出てるところとか、静かで柔らかな音色やが気持ちよく、ああ、アコギがこんな風に弾けたらなあ。
そのあと、良さんのライブも覗く。渋谷の多作。最後の2曲しか見れなかった。元気の出る曲やバラード。いい声してる。

最近闇雲に、足で拍子をドンドン、ギターをバシバシ、たたき弾いていたところ、下の階から苦情、右手が腱鞘炎になりかけ。
あさっては久しぶりにLOU'S PALE　HORSEの練習だ。

2月6日（日）

西荻を自転車でぶらぶら。古本屋さんで、4冊、文庫本を買う。
1年かけて読んでいた「Are you experienced」by　Noel redding & carol Appleby　（英語版）
がやっと、あと1ページになったので、日本語の本を存分に読みたい気分だ。
といっても、言うほど読んでいないのだが。
英語の本なんて、ほとんどとばし読みでなんとなくしかわからないが、仮にも1冊完読、と思うと
感慨もひとしおだ。「Are you experienced」は後半、ほんとにおもしろくない展開で、後半はずっと裁判ばっかりして、すべて負けている。Jimi HendrixのExperienceのメンバーの1人なのに、ギャラがもらえない、書いた曲のクレジットがJimiになってしまっている、スターから転落してのみじめな生活など、Noelさんの個人的自伝だった。

天気の良い日の自転車は気持ちいい。
アンティークなダイニングカフェでお食事した。

西荻には、できたばっかりのカフェ風のお店や、骨董品や古本屋や雑貨屋や、ゆっくりできるコーヒー屋が点在していて、すいているし。自転車でぶらぶらするには持ってこいだ。