自衛隊機というのは、タイトル的誇張ですがこのたび両陛下が沖縄訪問に使われた
「特別機」も政府専用機だから、自衛隊の管轄です。
万一の時、身を捨てて両陛下をお守りするのは両陛下が忌避なさる自衛隊です。
政府専用機(特別機)は、海外からの邦人緊急輸送の時にも使われます。
パイロット他、客室乗務員もJAL乗務員の訓練を受けた航空自衛隊の隊員なのです(航空自衛隊特別航空輸送隊第701飛行隊)。彼らは専用機のフライトがある時以外は、千歳基地で訓練に余念がありません。
何のためですか? 両陛下と総理を安全にお運びするためです。
米国の場合、エアフォースワンは空軍の所管であり、副大統領以下閣僚が使うのはエアフォース2です。
乗務員は全て空軍の所属の軍人です。
(上記専門外なので、遺漏がもしあったらご指摘ください、訂正します)
一国のトップを護るのはその国の軍隊なのです。当然です。それだけの防衛力、攻撃力が要求されるのだから。ところが、日本の防衛力は憲法9条の足かせで受け身であらざるを得ず、防衛上の基礎先制攻撃が
封じ込められています。
ところが、今上陛下はお誕生日談話でわざわざ平和憲法の護持を訴えられます。言葉を裏返せば憲法改正反対です。ご自身の身を護る自衛隊が国軍に昇格するのを反対のお立場です。
それなら、なぜ莫大な国費を用いてまで自衛隊機(敢えて)をお使いでしょうか。
民間機でよろしいでしょうに。
両陛下を盲目的に擁護する自称保守派の人々は、憲法改正に反対でしょうか、女性宮家宮家創設に
反対の安倍総理へのアンチの立場なのでしょうか?
矛盾を直視すべきです。
両陛下の無条件擁護は、憲法改正反対、自衛隊忌避と同じことです。
憲法改正反対の陛下を新憲法では国家元首に据えるとすることの、自家撞着。
以下は16年8月2日の拙記事「陛下、自衛隊嫌悪なら自衛隊機を使わないでくださいませ」
より新たに書き起こしました。
自衛隊機なのに、ご自分らが使われる時、自衛隊員の姿を隠してしまわれます。命をかけて両陛下をお守りする隊員に失礼だし、肝心のお方たちに避けられては彼らの国防の意識も低下しませんか。
安倍総理がお出かけの時、タラップにはちゃんと自衛隊員が待機しています。
そこまでお嫌いなら、皇太子ご夫妻にたかが山のイベントに出るのに自衛隊機を
交通機関として使わせないでください。長野県松本市の市街地から上高地で行われた「山の日」記念全国大会の式典に出られた時、往復に自衛隊機を使われています。
都合のいいときばかりの、便利使い。
海上保安庁も自衛隊とリンクしています、当然のことながら。
わが国最大の海の守りの船「あきつしま」をたった一夜の宿にするのに
手術室付きのホテルに改造させたのも、結局陛下です。
リフォームの期間、そしてそれを元に戻す期間、莫大なお金を使いながら
あきつしまによる、日本の海の守りはその分手薄になりました。
防衛関連の人にチェックしたのですが、現在日本の海は防衛のための
十分な船はありません。擁護派があきつしまがいなくても、差し支え無いと
嘘を言っています。
いなくても差し支えない最大の船を、国費を使って建造したとでも
言うのでしょうか。必要だから建造されたのです。
ペリリュウ島への慰霊など、無用のこと。私的心情の発露に過ぎません。
慰霊が無意味というのではなく、東京裁判肯定の自虐史観に基づく
「お詫び旅」に、国防の船と国費を使わないでいただきたいのです。
以下の過去記事は、いずれ復刻していきます。
■国防を担う自衛隊を無視、軽侮する天皇陛下
■天皇皇后は国歌と国旗、自衛隊がお嫌い。その1 復刻済み
■天皇皇后両陛下は、国歌と国旗、自衛隊がお嫌い
https://blog.goo.ne.jp/bb-danwa/e/85e2361949a1a43756a7c99aa3074f66
秋篠宮殿下妃殿下への、海上自衛隊の堵列。
堵列は皇太子ご夫妻のときは、まばらです。
自衛隊員たちが、内情をよく知っています。
自衛隊は、国を敵国から守るためにあります。
災害時の救助は、本来の役目ではありません。
鬼怒川の反乱で国民が家や家族を失っている時にも両陛下は絵画見物に
お出かけでした。その間、命をかけて国民を守っていたのは両陛下のお嫌いな自衛隊です。
本来「国軍」の位置にあるべき存在ですが、GHQにより9条を押し付けられ
両手両足を縛られてしまいました。
しかし、朝鮮戦争勃発を機にアメリカはそれまでの警察隊を格上げすることを
要求して来ました。
もうアメリカの都合で、自衛隊も憲法も便利使いさせてはなりません。
憲法改正の上、国軍への昇格を。
9条廃絶。
核に対する抑止力は、核でしかありません。
大統領が誰かにもよりますが、アメリカとの同盟がどこまで
盤石か冷静に見据えつつ、核はいつでも持てる状態に
しておくべきです。即持てという意見ではありません。
天皇陛下は「戦後の、知日派のアメリカ人に感謝する」とまでおっしゃいました。
その文脈から戦後知日派のアメリカ人とはGHQかそれ関連の人たちしかいないではありませんか。
「平和憲法護持」を誕生日談話で訴えられましたが、「生前退位」では、あっさり自ら憲法を破られ、行政立法機関に対しての権力を行使されました。(注 過去記事に手を入れての復刻なので、時系列に乱れがありかもしれませんが、NHKという公共放送をある意味私物化なさり、お気持ち表明がなされたのは2018年2月18日です)
お気持ち表明に関して宮内庁に抗議の電話をしたら、「単にお気持ちを表されただけで、政治発言ではありません」
と言われたので、
「天皇陛下が権力だからこそ政府も、お気持ち表明を受けて即動いたではありませんか。これじたいが憲法違反でなくて何ですか?」
と言ったら黙りこんでしまわれました。
「象徴」と自ら名乗りつつ、ご自身の個人的都合で権力を振るわれました。
公共放送や政府まで使いこなされる力がおありだったことに
慄然とさせられます。
保守はほぼ全員憲法改正派で、天皇を元首とすることを理想としていますが、
肝心の天皇陛下(皇后陛下も)、改正反対。このギャップを直視せねば国を危うくします。
うがてば今上陛下は、都合のいい所だけは元首としての力を振るいたい、ということでしょうか。
元首と憲法で定められれば、戦争になった時責任を問われますからね。
だから、それは避けたいのかもしれない、というのはうがち過ぎでしょうか。
しかし、守るべき憲法と明言されながら、ご自身の都合で違反することはなんとも思われてないことが今回、判明しました。
天皇の御役目は祭祀と、最小限の国事行為です。
被災地訪問やら、まして自虐史観に基づくお詫びの慰霊旅を
なさるのに、防衛の船を私的に改造して私用に使われるとは、
本末転倒。
ある日、国防動員法が発令され中国軍が武力を用い、放送局と国会を押さえ、千代田区に攻め入って来た時、誰が両陛下を命を賭けて護ってくれるのですか? 自衛隊員ですよ。
自衛隊機で国内国外旅行を安逸になさりながら、写真に写らぬよう自衛隊員の姿を排除されるとは、いったい日本という国をどう思われているのでしょう。
自衛隊機も自衛隊員も、そして皇位も天皇陛下の私物ではございません。
自称保守派は、「生前退位」という言葉を退け、「譲位」と言い換えたがっていますが、明治政府が
譲位を禁じたには理由があります。
上皇に実質的に権力が一極集中してやり放題になれば、国が傾きかねません。また中国の王朝のように他へと代替わりすることなく2千700年近く続いてきたことが皇室の最大の美点であり、愛子さま天皇擁立は血統が他に移ることであり、易姓革命に近くなりはしないでしょうか。
備考
▼なぜ皇室典範は生前退位を認めていないのか https://news.yahoo.co.jp/byline/tagamiyoshikazu/20160719-00060151/
祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え
無記名Unknown は読まぬまま はねています。
きちんとしたしたHNを記名の上、できればタイトルも入れて
ご参加ください。
他と重ならないようなHNでお願いします。
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極力受け付けません。
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それ以降はハネます。