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日常と日記
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落語会よかった

2021-01-17 | 落語


大変すぎるほど大変なエンタメ業界です
少しずつ緩和されてきたと思ってたら途端に緊急事態宣言で対応に追われているみたいですが、昨日の吉弥さんの独演会、無事行われました
ぱちぱちぱちぱちーー

入場者数を減らすために二部構成にしたのに、どっちも満員になってしまったらしいですが、空気入れ替えなど鬼のようにされていたうえ、ホールへのエレベーターは係員が付ききりで一回につき五人限定で大ピッチで使用
体温検査消毒は当然ですが、何よりお客さんのマナーの良さですよ

寄席や演奏会につきものの激しい咳ばらいや痰切りをするジジイとか、まるで自宅にいるがごとく、べちゃべちゃしゃべるおばはんとかがいません。
ひどいときはどんなに注意されても客席で何か食べるあほなんかもいたりするのですがなんか今は、客側もとってもマナー良くて、なんか勝手に思ったのですが、みんな全力で自分の心の支えでもあるエンタメを守らねば!!って感じでした。

会場でいただいたパンフレットに桂米團治さんのインタビューがあって
「寄席にお客は戻ってきていないけれど、鬼滅の映画は満席続き。本当に見たい聴きたいものならお客さまはいらっしゃる。これは我々の慢心に対する警笛と思って、もっとよいものたのしいものを我々も作ろう」ってあってもう皆様ほんとにがんばってらっしゃいます
幸いというかありがたいことに落語は少数精鋭でやれるエンタメなのでなお一層精進していきたいとのこと
ええこと言いますね
米團治の落語に対しては好き嫌いはあるでしょうが、米團治さん自体は優しそうで、お仲間に親の七光りだの名前負けだのなんだのめちゃくちゃからかわれても(みんな結構いう。江戸のどこぞのボンボン兄弟に負けないくらい言われる。たぶん愛)鷹揚に笑ってたりするボンボンで大好きなんですよね

がんばってほしいです

そしてそして吉弥さん最高でした。吉弥さんの「どうらんの幸助」何度聞いても大好きーーー
朴念仁の幸助さんが可愛くて仕方ありません

今年の創作干支落語「ぎゅうぎゅうづめ」
孤独のグルメ風なのを突っ込んできましたね。三枚目の客と二枚目の客に対する焼き肉屋のバイトの女の子
吉弥さんすっきり瘦せたせいか美男子役のときほんとに美男に見えるおかげで成り立つ落語です、このままずっとマラソン続けてーーと思います

「おちょやん」の楽屋裏のお話も枕でいっぱい話してくれました

今回は前座の桂弥壱さんも若いのにきれいで達者な落語、歌之介さんは言うまでもなく巧くて楽しくて、とにかくお得な感じの独演会でした

久しぶりに街に出たのでいろいろ素敵なものを買いました
塩オレンジチョコレートと極々上の柚子胡椒
柚子胡椒(大好物)は極上と極々上の二つが並んでいたので、ためらわずちょっとお高いほうのを買ってみました
ちょっとの差額でお貴族気分です

左下の栗ようかんはえみこがくれました
信州小布施は桜井甘精堂の栗ようかん。美味しくて大好きなのであっというまに食べてしまわないようにしなければね

終演後はご飯も食べずにさっと帰りました
お酒飲みたかったな

飲める世界に戻るといいな