心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

映画「シンデレラマン」は、心温まる感動の作品です

2005-09-26 19:13:43 | Weblog
 富や名誉のためではなく、家族のために必死に戦う父親の姿にとても感動しました。 
 大恐慌時代のアメリカ。かつての名誉も金も、ボクシングのライセンスも失った元ボクサーのジム。電気代なども払えず、生活は苦しく、3人の子供たちと妻を守るために必死に肉体労働をします。食料配給所に並ぶ姿や、かつての仲間たちに頭を下げて、お金を恵んでもらう姿には、本当に頭が下がります。いくら貧しくとも、誇りをもつことのすばらしさや、人間として大切なことを子供たちにも教えます。
 ある日、かつてのマネジャーが「一晩だけの試合」を持ち込みます。とても勝てそうにもない相手に、生活のために試合に挑んだジムは、予想に反して、若い対戦相手をノックアウトし、久しぶりの大金を、家族のために持ち帰ります。
 その後、不利を予想された試合にことごとく勝ち、世界ヘビー級タイトルマッチに挑むことになります。相手は、試合中に2度、対戦相手を殺してしまったことがある若いバリバリのボクサー。妻は夫の身を案じ、教会で必死に祈ります。しかし彼のために地元の多くの人たちも、祈ってくれていました。そして奇跡は起こります。彼は全米の多くの人々に勇気を与える存在になっていました。
 作った物語ではなく、事実の重みがそこにはありました。ラッセル・クロウの演技も、すばらしかったし、レニー・セルウィガーの妻役も、とても良かったです。子供たちにとって、本当に尊敬できるすばらしい父親の姿を感じることができました。

東北楽天イーグルス田尾監督解任について考える

2005-09-26 07:49:31 | Weblog
 昨年の球界のゴタゴタの末、東北地方に生まれた新球団の楽天。オリックスの指名から漏れた、選手や過去の実績のあるベテラン選手などの寄せ集めの集団としてスタートしました。確かに結果は厳しくダントツの最下位ですが、田尾監督は、そのような選手を何とかやりくりしながら、特に後半はなかなか健闘する試合も多かったと思います。
 応援に来るファンのためにも、目先の勝利と、将来的なことも考えての若手の起用と色々考えての1年間だったと思います。3年契約ということで、3年後には優勝を狙えるチームを目指していたことと思います。
 しかし、解任。結果が全てと言われればそれまでですが、あの西武もダイエーも、新球団発足当初は、弱かったです。しかし長い目で育てた選手の成長や、球団が優勝を狙って取った選手たちの活躍により、常勝球団になっていきました。
 フロントと現場が協力して、いよいよ今からというところで、早くも解任というのは、田尾監督にとって、本当に悔しいことだろうと思いました。最終戦、ファンの田尾コールを聞きながら、思わず涙を流した彼にはどんな思いが去来していたことでしょうか。