しんのすけ・しろ~ニャン・ワン~さんぽ道*~*

日々の出来事や感じたことを書きたいと思います。気分次第更新(*^-^*)♪

走れシロ♪ 4 ~家の中で眠りたい~

2020-08-28 09:43:00 | 小説「走れシロ」
題名『走れシロ 副題:三本足のシロ』
原作;父さん 脚色:ユキンコ 監督:いもこ 助監督:母さん

 夏は、日中は暑いですが、夜になると少し涼しくなります。
私が外で涼んでいると、父さんと母さんといもこの会話が聞こえてきました。

少し父さんが怒っています。私のことで何か言っているようです。
夜になると私の犬小屋にはやぶ蚊がいっぱい寄ってきます。

母さんといもこは「お家の中へ入れてやって」と言っています。
父さんは「外で蚊取り線香をつけておけば良い」と言っています。

私はみんなの声が聞こえるほうが良いにきまっていますが、なかなか話はまとまりません。
「母さん、いもこガンバレー」

結局、父さんが折れて私はおうちの中で眠れることができました。
これからやぶ蚊に悩まずにすみ、幸せです。



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走れシロ♪ 3  〜おてんばなシロ〜

2020-05-30 03:47:00 | 小説「走れシロ」
題名『走れシロ 副題:三本足のシロ』
原作:父さん 脚色:ユキンコ 監督:いもこ 助監督:母さん

 私が父さん、母さん、ユキンコ、いもこのおうちへ来て1ヶ月ぐらいすぎた頃に、おいっこちゃんが遊びに来ていて、私の名前を「シロ」と名付けてくれました。本当は女の子だからやさしい美しい名前が欲しかったけれど、みんなが「シロちゃん、シロちゃん」と呼んでくれるので今では気に入っています。
 
 ある日、母さんと森の中にある温泉の方へ散歩した時のことですが、他のお友達について山の中へ走って行きました。夢中になって遊んでるうちに母さんの所へ帰るのが遅くなり、だいぶ時間がたっていたのでおうちへ帰ってきましたが、まだ母さんは帰ってきていません。しばらくたってから、車でユキンコ、いもこ、母さんが戻ってきました。私はみんなの心配した顔を見て「あぁ心配をさせてごめんなさい」と言って、ワンワン泣きながらかけよりました。
「あぁ、よかった、よかった」と母さんがやさしく頭をなでてくれました。これからは散歩に行ったときは、余りはなれず遠慮して?走って行こうと思います。
 
 夏になりました。私は毛皮の服を着ているために暑いのは苦手です。散歩の時に水たまりがあるとすぐに中に入って水遊びがしたくなります。
 おなかを冷やしたりすると、とても気持ちが良くなります。そんなとき、母さんは余りおこりませんが、父さんはすぐにおこります。きれいな水の中に入っているときは良いのですが、私はすぐに水遊びがしたくなり、体が汚れてしまいます。
 楽しい遊びのはずが、家に帰ってからイヤなことを父さんからされます。それは、シャワーで頭から水をかけられてシャンプーで体をきれいに洗われることです。父さんは頭と顔を洗うときなど、ゴシゴシと容赦なく、目に泡が入っても関係なくきれいになるまでシャワーを使って水をかけます。
 やっと終わりました。すごく気持ち良く私の体から良いにおいがします。バスタオルでからだをふき、ブラシで毛づくろいをしてもらいます。父さんありがとう。私がはじめてこの家へ来た時のことを思い出します。あの時も父さんはきれいに体を洗ってくれました。今は体が大きくなっているので父さんも大変です。汗をいっぱいにして私を洗ってくれる父さん、大好き。本当にありがとう。

2010年5月30日撮影


2011年8月22日撮影


2020年5月2日撮影



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走れシロ♪ 2 ~大好きな父さん~

2019-09-28 06:44:35 | 小説「走れシロ」
子どもをみたいという理由と、他にもいくつかあって、4月から仕事を辞めて家にいます。
仕事を続けていれば良かったかな?と思うことも、時々、ありますが、
やっぱり、私にとっては、辞めて良かった

私の決めた道。
私は私。
♪上を向いて、歩こう♪

しかし、働きながら、子どもをみている方はたくさんいらっしゃると思います。
みなさん、本当に偉いです!
私も、働いているときは、一つ一つの時間に超集中していました。

しかし、家にいてもやることは、いっぱいある。
専業主婦の皆さんも偉いです。

みんな偉い!
♪みんなちがってみんないい♪

はっちゃんから、最近言われたことばです。
「ママがそばにいてくれて嬉しい。ママありがとう」

ろっちゃんは
「ママがいい。ママじゃないとダメなの。」
この言葉はよく言われますが、いつまで言ってくれるのでしょうか?

また、ろっちゃんは、「おうちの人っていいなぁ。だって嫌なこととか、あったら、いえるから。」
と言っていました。
ろっちゃんは年長さん。最近、「友だちが遊んでくれない」など、悩みを言うようになりました。
私は、話をよく聞いてあげることしかできませんが、それだけでも、ろっちゃんはすごく落ち着くようです。

これからも、子どもたちの話をじっくり聞いてあげたいです

はっちゃんは2年生になりますが、宿題を自分から、進んで、するようになりました。
これには驚きと感心です。

仕事を辞めていろいろ経験していますが、平日の昼間のショッピングセンターの人の多さに時々びっくりします。
でも、なんだか安心もしたりしてます。
一人でいると不安になるけど、まわりに人がいると安心する。
福井豪雨の時、感じたことと少し似ています。
♪そばにいてくれるだけでいい~♪
今日はブログを書いていると、いろんな歌が出てきますね~。
これは父さんが8月にNHKのどじまん予選大会で歌いました。本選には出れませんでしたが、また、がんばってほしいです。
おっと、話しはそれました。

では、では、ここから 本題 父さんの小説の続きです


題名『走れシロ 副題:三本足のシロ』
原作:父さん 脚色:ユキンコ 監督:いもこ 助監督:母 さん

 近所の人たちも、良かったねと言って頭をなでてくれました。
 父さんは、私にいろいろな事を教えてくれます。散歩の時には、今までは、あちらこちらと走り回っていましたが、これからは父さんの声をよく聞き、手の動きを見て「とまれ」「まってて」「おいで」「走れ」「ダメ」など、覚えていきたいと思います。
 家に帰ってくると、母さんが「おすわり」とか「まって」「お手」などと私に言います。父さんと母さんとでは教え方が違うので困ります。できたら同じやり方にして欲しいです。
 私は、すぐに「おすわり」「まて」「お手」「ねよ」「頂だい頂だい」といくつか覚えました。
 父さんたちとよくトラックにのって山へ散歩に行きます。本当はみんなで一緒に歩きたいのに、父さんは車から降りずに、私だけが後をついて走っていきます。母さんは、「父さんは健康の為に歩くと良い」と言っていますが、父さんは車を運転するだけで、私だけを走らせ、「ガンバレ、ガンバレ」と言っているだけです。父さんの体系を見ると、おなかが張り出ていて、あまり格好よくありません。
 それでも、私は山道の散歩が大好きです。
 時々、他の動物に出会います。お友達と思って、追っかけていくと、どんどん遠くへ走っていってしまい、なかなか一緒に遊んでくれません。そんな時、やはり、足が片方ないのがつらいです。あきらめて私はお父さんのところへ戻ります。お父さんは、必ず、私が戻ってくれるまで待っていてくれ、やさしく頭をなでてくれます。おやつをくれながら色々とお話しをして抱っこしてくれたりします。
 本当に大好きなお父さんです。


 

 つづく
 






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走れシロ♪ 1 ~出会い~

2019-09-24 03:11:29 | 小説「走れシロ」

この写真は以前も掲載しましたが、しろちゃんが実家に来た頃の写真です。かわいいですね~。
さて、長年父さんがあたためてきた、シロちゃん物語をブログに掲載します♪

実話のようで、かなり、脚色されています。
少しずつ掲載しますが、
ではどうぞ~。


題名『走れシロ 副題:三本足のシロ』
原作:父さん 脚色:ユキンコ 監督:いもこ 助監督:母 さん

 私の名前は、シロです。
 小さいときに足とシッポを挟まれて失い、捨てられました。
 とてもおなかがすいたので、食べる物がないかなぁと思って歩きまわっていると、父さんからおいしいパンをもらいました。すぐにでも食べたかったけど、父さんの顔が少し怖かったので我慢して、あとで食べました。何日もなにも食べていなかったので、ムシャムシャとすぐにおなかの中に入ってしまいました。
 父さんの家には、母さんの他にユキンコといもこが居ました。私はその夜は、家の前の岩かげで眠りました。
 あくる朝、ユキンコといもこに見つかり、家の玄関であたたかいミルクをもらい、やさしく抱っこしてもらいました。父さんも母さんも家から出てきて、食べ物をくれました。
 4人で何か話をしていました。母さんには前に会ったことがあります。その時に、少しだけあとをついて行ったことがあり、一緒に住めたらいいなぁと思っていました。
 ユキンコが私をだっこして、風呂場にいる父さんに渡しました。私はブルブルと震えていました。すると、頭からあたたかい雨が降ってきました。私は生まれてから左足を失い、足が痛むことが多かったので、雨で体を洗うことが嫌いでした。私の毛は黒くなって、いやな匂いがしてました。父さんがシャンプーでやさしく洗ってくれた時、とても気持ちが良くなり、思わず「ワンワン」と甘えてしまいました。風呂からあがり、ドライヤーで毛を乾かしてもらうと、いもこが「シロ、きれいになったね。」と、ユキンコとかわるがわる抱っこしてくれました。
 その日のうちに、父さんは私を他の友達がたくさんいるところへ連れて行き、少し痛かったけれど、注射をして足の傷の手当をしてもらいました。
 家に帰ってきてみると、母さんたちがおいしそうな食べ物を用意して待っていてくれました。父さんは早速わたしのおうちを作ってくれました。私はこれからこの家でみんなと暮らすことが出来ると思うとうれしくなり、ワンワンと鳴いて飛び回りました。

つづく 




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