伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

忘れない事が供養に成ります

2008-09-18 18:46:15 | 先祖供養について

その他もろもろの霊の方々に捧げる3本目の線香には、
供養する実践者本人に過去に縁が有った色々な霊が寄り
ます。
今年の春ごろ、私が毎朝の感謝の先祖供養の3本目を短冊
に向けて捧げようとした時、ふっと心の中に昔の上司だった
人を思い出しました。
ああ、これは供養を求めて来られたんだと感じ、名前も忘れ
てしまって直ぐには思い出せない、その方の顔だけを思い
出して3本目を捧げました。

先祖供養を済ませた後にTVを見ながら、その元上司の事を
思い出していました。
その方は、生涯を独身で終わられた方でした。
少女アニメが好きで、とにかく人の良い優しい方でした。 
他人から仕事の手伝いを頼まれると、断れない性格なので
引き受けてしまいます。
御自身はプロジェクトリーダー
の部長職で忙しいにも関わらず。
その部下だった私達は進捗が遅れてしまい、他の部署の
管理職からクレームを言われると、部長の責任を逆に言い
つけたものです。
私の上司だった期間は半年程でしたが、その後、部長は
以前からと同じように社内の部署を転々と飛ばされました。
最後の期間は、会社のイジメだったと思います。
そして、会社を辞められました。

部長が辞めてから5年程してから、別の管理職の方と御飯
を食べていました。その時、元部長の退職後の人生を聞か
され、私は大変なショックを受けました。
彼は退職後、全然違う畑違いの小さな会社に就職して苦労
された様です。
途中で癌病に成ってしまわれたが、手術を拒否していたそう
です。出勤をせず連絡も付かない事を怪しんだ会社の人が、
一人住まいのアパートを訪れて管理人に鍵を開けてもらう
と、変わり果てた姿で死んでいたとの事です。

この管理職が彼の情報を知ったのは、彼のたった一人の
遠方に住む妹さんから電話があったそうです。
聞かされた内容は、彼の会社の社長が、彼が死ぬ数ヶ月前
に、会社名義で死亡保険金8千万円を掛けていたそうです。
この大金を会社に渡すには、遺族である妹さんの印がいる
と保険会社から連絡を受けたとの事でした。
その社長は、日に日に弱る一人者の彼を見て、ギャンブルでも
するが如く多額の保険料を出していたと思います。
これを聞かされた管理職は怒り、妹さんには可能な限り
粘って御金の一部を貰う様にアドヴァイスしたそうです。

私は、この話を聞いた時、あの時に部下である私達が、
もっと部長を庇っていれば、彼は退職せずに済んだかも知れ
ないと悔やみました。
部長に最後に会ってから十数年経ちますが、彼を思い出した
時は、意識的に3本目の線香が届くように思いたいです。
今後も、彼の命日などの縁日の時期には、思い出すかも知れ
ませんが、たんたんと私が出来る供養をしたいと思います。
彼への懺悔の気持ちを忘れずに。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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コメント (304)
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