本当の自分を生きている人は少ない

過去生を覚えている海外の子供のドキュメンタリー番組を見ました。
＊　前世での名前。
＊　住んでいた場所である島の名前。家の外観の特徴。島の周囲の風景。　
＊　その家の近所に在る世界でも珍しい形体の飛行場のこと。
＊　飼っていた愛犬の特徴。

などを幼稚園児ほどの年齢の子供が正確に話しました。
そして親御さんは過去生の研究者に相談し、家族と共に実際にその地名に行かれました。
少年は普段から急に泣き出したりして不安定になることがあり、前世での母親に会いたいと言うことがありました。

家族と研究者が共に現地の島に行き調べますと、紆余曲折を経て、実際に少年が語る前世の名前の人物が過去に存在し、同じ特徴を持った家が今も実在していることが分かりました。
その家は以前はある人物の別荘でした。その家の元の住人の家族（過去生での男性の実の娘）と、別の地方で少年と家族は面会することが出来ました。

すると、少年が語った前世での話は愛犬のことも含めほとんどが正確だったことが分かりました。
ただ１つだけ、少年が語る男性の話の決定的な間違いが判明しました。
＊　少年は、男性が自動車事故で亡くなったと語りましたが、男性は事故死はしていませんでした。

以上を分析した研究者は、少年には複数の過去生の記憶が重なり、混在した表現をしているのだろうと結論していました。
しかし、これを視た私が感じますことは全く違います。

＊　すべては少年に起こっている「霊の憑依」であること。
幼児の間だけ持つ能力である霊媒体質になっていること。
成長と共にこの霊媒体質は改善され、その証拠に自称の前世を語ることが止まるでしょう。
更には、子供の時に過去生を語った人物は、大人になるにつれて自分が過去生を語ったことを完全に忘れる人が大半です。これも憑依を裏付ける重要な特徴だと言えます。

＊　私には、この少年の本当の過去生は近代には無くて、ローマ時代の神官の姿が視えていました。
おそらく、その時代に持った霊感が今生に影響をしたと感じます。

＊　過去生を語る人は、自分の憑依現象と混同している人が大半です。
普通は、過去生は生まれる時に完全にリセットされています。
本当の過去生を生きながら覚えている人は、まずいません。

そのような本当の過去生を覚えている人の特徴は、大人になっても普通に過去生を覚えていますし忘れることがありません。
前世の死ぬ時に「意識を保持したまま死ぬ」ことに成功した稀な人物だけが今生でも過去生の記憶を継続することが可能に成ります。
このような人物は、まず存在しないと思ったほうが良いぐらいの希少性です。

また番組のゲストが、人間が風景を見て懐かしく感じる現象は、それは過去生の影響ではなくて、一瞬前に見た風景記憶でも脳にとっては時間の間隔は関係なく「既に過去の風景」として脳に記憶されるから思うだけの現象という発言をされていました。
これはこれで、非常に有り得ることだと感じました。

感想としましては、改めて
「本当の自分を生きている人は少ない」
ということを思いました。

大半の人に、
＊　他人の思考の生霊を受けて生活している人。
＊　自分の自我（自分の欲望）の思いが独立して、本当の自分（良心）を乗っ取り、思わぬ行動をしてしまう人。
＊　過去の死者の憑依を受けて、その死者の人生をリピート再現している人。
このような人が多いと感じます。

たまには、今の自分は本当の正直に自分自身を生きているのか？
と思い直すことも必要なようです。
他人の人生を好んで生きている人が多いです。

このようなことを防ぐには、遺伝子を借りている最中の今生の自分の先祖たちに感謝をすることが大切なのです。
自分の魂は色々な時代を生きて旅行していますが、今はこの肉体を借りている最中なのです。
借りた肉体の家賃は、当然に感謝の思いとして、先祖に日々返して行くのが最善です。
家賃を滞納していれば、いずれは遺伝子から出て行けと追い出されることでしょう（病気や死亡）。

今回の番組は、私の理論である
過去生を語る＝それは憑依現象の可能性も有る。
ということを証明するものであると感じました。
学問の世界では、霊については頭から除外して検証されている視点も興味深かったです。
まだまだ、学問が真理に到達するには時間が必要な感じです。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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