乳児期に発症した難病のため、寝たきりの重度障がいを持つ男性が、IT系の会社を起こして頑張っておられる番組を見ました。
その彼が話す営業理念が、
＊ 非常に実践的
＊ 他人の情けで商売するような甘い考えなど一切なく、理論的に攻める姿勢
＊ 利益に結びつけようとする実務派
であるという、今の若い健常者の営業マンでも、ここまで分かっている人は非常にまれです。
寝たきりの障がいのために、他人と面会する営業経験が少なくても、ネット知識とメール交渉だけで、営業の表面ではない本質を掴んでおられるセンスの良さに驚きました。非常に才能が有ると感じます。
その様子を見ながら思い付きましたことは、
「もし織田信長が現代社会に転生するとすれば、あえて重度の障がい者を選んで天下取りに挑戦しに来る可能性が有る」
ということでした。
日本も含めて世界中の先進国は、間違いなく老人社会へと移行します。昔ならば人生５０年だったものが、裕福な生活は長寿社会を生み出しています。
そうなりますと、肉体的な不自由をサポートするすべての仕事には、莫大な市場が有るわけです。
すると、彼は番組の中で興味深い発言をしています。
＊ 「障がいは克服するものではなく、武器なんだ」
＊ 「障がい者の気持ちが分かるということは、それは障がい＝価値に転換が出来る！」
これの意味は、障がい者だからこそ
＊ 最適な商品開発が出来る。
という健常者にはマネの出来無い未知の可能性があります。
＊ 自分が苦しんでいる経験にこそ、市場の利益に変える道が存在するわけです。
障がいで苦しんでいる彼が、自ら起業に挑戦中である話を聞くだけでも価値が有ります。
どんな種類の会社でも良いから、彼を呼んで講演して頂くだけでも、社員への十分な刺激になります。
この活動だけでも、想像して見てください。
現実の話として、彼に講演して頂くのに１回◯◯円とします。これを月にもし１０回したと想像してください。年間では？大きな金額を産むことでしょう。
彼の経験が、すでに立派な収益性を持つわけです。
彼の障がいの経験と、理論的な把握能力と、それを「説明することが出来る能力」は、
＊ 障がい者のサポート商品のアドヴァイス
＊ 特許開発
などなど、無数の方向への収益に貢献することも可能です。
彼が言う「障がいを武器に変えることが可能」は現実の話と成ります。
彼がこのように前向きに進化することが出来た切っ掛けが過去に有りました。
ある施設で一緒になった年上の障がい者の人から、
「お前みたいな甘い考えの奴は、人生の最後はろくでもない終わり方になるんだよ！」
という罵倒でした。
これにショックを受けて打ちのめされた彼は、「非常に実践的な思考」「現実性」を考えるように変わって行かれたようです。
健常者には分かっていても言えないことを、障がい者同士だからこそ彼に言えた年上の男性も「嫌な観音様の任務」を果たされたと言えます。
私たちも、自分が嫌いな人たちの中にも観音様がおられる可能性を知って置きましょう。
窮地だからこそ、未知の可能性を生むことが出来ます。
今の自分が苦しい人は、それは自分が進化する可能性が来ていると考えるのも一興です。
ダメよ～ダメダメ、で終わらずに希望を持ちましょう。
苦しい時こそチャンス！
ということを思い出しましょう。
生かして頂いて 有り難う御座います
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