伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

上に立つ者には「信」が大切 (改変版)

2017-03-12 11:43:58 | 老子の言葉

老子の言葉 第十七章

(独自の超訳)

最も理想的な王様とは、
* 「何事のおわしますかは知らねども」という感じで民衆はその存在を知っているだけなのに、なぜか尊敬される王様のことなのです。王様の見えない徳が、国家と民衆を幸福に導いています。

この次に良い王様とは、
* 民衆が王様がした仕事の内容を知っており、民衆からほめられるような王様が良いのです。

その次の王様とは、
* 民衆を刑罰で縛るために怖がられるような王様のことです。

さらに下の王様とは、
* 民衆から陰で罵倒されているような王様です。

王様に正しい信念・信頼が無ければ、民衆から信仰されない王様と成るのです。
だから理想的な王様とは、
* ただ黙って存在しているだけで、なぜか国家が順調に発展して、それは王様の御蔭ではなくて民衆が頑張った御蔭だと庶民に花を持たされている形に成るのです。

原文

「太上下知有之。其次親而譽之。其次畏之。其次侮之。
信不足、焉有不信。悠兮其貴言、功成事遂、百姓皆謂我自然。」

(感想)
王様の理想の姿と、その評価の分かれ方が分析されています。
「王様」と言われますと、「そういうものなのでしょう」という程度の解釈で終わりピンと来ないかも知れません。
でも、これを家庭の親子関係に置き換えて見ますと、老子の真意が見え始めて来ます。
原文の王様を、親・父親に置き換えて新たに解釈して見ます。(以下)

* 理想の父親とは、
外でどんな仕事をしているのかは良く分からないが、家に居るだけで、子供たちから良く尊敬されています。
父親が持つ見えない徳が、家と子供たちを幸福に導きます。

この次に良い父親とは、
* 子供たちが父親がする仕事の内容をよく知っており、家族からもほめられるような父親が良いのです。
家族が認識が出来る範囲では、良い父親像の親です。

その次の父親とは、
* 子供たちを懲罰で縛るために、家族から怖がられるような父親のことです。
厳しい面が多々有りますが、その他には良い面もあるかも知れません。

さらに下の父親とは、
* 家族から陰で罵倒されているだけの父親です。
父親が恐怖で縛るだけであり、家族から意見も言うことが出来ず、家族から陰で悪口を言われています。

親に、正しい物事を信じる習慣・信念(信仰)が無ければ、家族からも信頼されない親と成って行きます。

だから理想的な親とは、
* ただ黙って存在しているだけで、なぜか家と家族が順調に発展して、それは親の御蔭ではなくて、家族の全員が頑張った御蔭だと子供たちにも花を持たされている形に成るのです。 (以上)

これが2500年以上も前に、古代中国の老子により発せられた内容です。
今の社会に置き換えましても、その分け方が非常に「言い得て妙」(本質を的確に表現すること)だと思います。

* 見えない徳の重要性について
* 恐怖感で縛らないこと
* 弱者への配慮を忘れないこと
* 正しい信念・正しいことを信じる心

このようなことに注意することが、家系・家族の発展、国の平和な維持の「継続」には重要だと指摘されていると感じます。
以上の4つのポイントは、良い友人を増やすための注意点、会社を維持・発展させるエッセンスでもあると感じます。

無名の弱者にも「花を持たせる形にする」というたとえには、老子の視点の奥深さに敬服をしました。
そうすることで、自然と弱者も頑張ることになり、全体の底上げが起こり、家族にも経済にも国にも「発展」が起こります。

社会の経済などは、1%の富裕層をどれだけ裕福にしても、経済全体は上がりません。社会には何も影響をしません。
でも、他の99%という圧倒的な層が、わずかでも底上げすれば、経済全体ではもの凄い成長と成り社会に反映します。

そのためには、「弱者にも花を持たせる形」を忘れないことが大切です。
更には、それが出来るためには、上に立つ者には、「信」=信用・信頼・信仰・・・が最重要だと教えてくれていると、私は感じます。

やはり見えない幸運・善徳は、正しいことを・理想を信じて頑張ることから「来る」と感じます。
そのためには、何が正しい姿なのか?
これで良いのか?
と常に中間・中道を忘れないことが大切なのです。

生かして頂いて 有り難う御座います

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