伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

コノ世は、「代償行為」(違う形での行為)が生きます

2017-03-17 11:32:04 | 釈尊の言葉 スッタニパータ編

大変な農作業をして何とか生活をしている農夫が、作業小屋において朝食の準備を重労働の前にしていました。
そこに釈尊が托鉢(たくはつ:信仰者の家の前で食事や食糧を希望すること)の為に立ちました。

農夫:「あなたは食事を希望されるが、私は食べる為に大変な農作業を毎日しております。
あなた様も食事が欲しければ、そこに立つ前に、農作業で収穫するまでの苦労をするべきではないでしょうか」

釈尊:「私も日々、農作業をしています。その御蔭で朝食を得ています」

農夫:「え? 私は、あなた様が農作業をしている姿を見たことがありません」

釈尊:「いいえ、私は農作業をしています。その御蔭で朝食を得ています」

あっけに取られた農夫は、改めて釈尊に真剣に聞き直しました。

農夫:「あなた様は、『自分も苦労する農夫だ』と自称されます。
しかし私は、あなた様が言われる『農夫』が何を指すのか分かりません。

では、その農業について教えてください。
あなた様が言う農作業とは農業とは、一体何なのでしょうか?」

(原始仏典 スッタニパータ 第1章4節-No.76)


(感想)
非常に現実的な会話が為されています。
「働く者」と「働かざる者」。まさに現代社会でも、農夫が持つ疑問を誰もが持つことでしょう。
この会話は、近現代における社会主義と自由主義の間に起こる矛盾点でもあります。

でも釈尊は、厚顔で涼しい顔で「私も重労働をする農夫だ」と言い張っておられます。
このように断言されますと、この後の展開は予想が付きます。

つまり、
* 「代償行為」(違う形での行為)、それと同等か、それ以上の苦労と労働をしているから同じだ。

* 人は労働でも、その労働の名称と内容により、喜怒哀楽も差別もしている。
でも、霊的には、そこに苦労が有れば、どんな仕事であっても同じことだ。同じ霊的な影響の結果を残す。

という意味を私は感じます。
例えば、以前から思うことなのですが、
* 主婦が、一人の子供を立派に育てること。 = 男性が、社会で大事業に成功すること。

これが、霊的には同じだと感じます。
それほど難しくて、失敗もあり、神経をすり減らすことだと感じます。
どちらも20年以上も要する苦労でもあります。

誰もが最後は、一人裸で死んで行く現実を見ましても、どんな物質・財産も何もアノ世に持参が出来ない道理を見ましても、
「女性の子育て=男性の大事業」
は完全に霊的に言えます。

でも、社会で目立つのは、評価されるのは、男性の大事業な訳です。
それで得られる金銭(物質)も、大きく違います。
でも主婦は、「一人の人間を創った」という霊的には巨大な善徳貯金をアノ世に積んでいます。

すると、まさに農夫と釈尊の会話に戻る訳なのです。
農夫=コノ世の物質(食べ物)を得る人。
釈尊=違う形での同等な苦労をして、見えない善徳物質を得る人。

このように両者とも、何かを収穫する農夫だったと霊的には言えます。
でも、私が感じます答えを、先に書いて置きたいと思います。

最高なのは、労働する農夫が、バランス良く(中立・中道)、正しい感謝の信仰も善行もして行くことです。これは、悟ります。
釈尊のように、見えない善行だけが突出する人生は、一般人には無理であり、遠回りであり、道を間違うリスクも高すぎます。
釈尊の場合は、幾度の過去生で労働の修行も終えた御方だからこそ、の話です。

さて、この後の両者の会話の展開がどうなるのか? 続く。

生かして頂いて 有り難う御座います

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