伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

日陰者(ひかげもの)たちの存在に気付くことから

2018-04-01 11:20:26 | 老子の人生論

参考記事:老子の言葉 第三十四章「大いなる無名の功労者

老子の人生論 」第三十四章

天とは、大きな道のような存在です。
溢れ出る水が、左右全体に行き渡り広がるように、
天という存在もコノ世の隅々まで、すべての存在の中にまで、染み渡っています。

すべての存在は、天の御蔭でコノ世に生まれているのですが、
天は、それぞれの自主性を信じて、それぞれの自由に任せ切っています。
だから、それぞれが成長して行きましても、天がそれを自分の持ち物だと主張することがありません。

天は、すべてのモノを育てて養うが、それらの主人には成りません。
天は、いつも陰に隠れている存在だから、居るか居ないかさえも分からない「小さな存在」とも思われています。

でも、すべての生まれたモノは、いずれは天の元に帰って行きます。
それでも天は、それらを自分の持ち物とは思わずに、温かく迎えるだけです。
だからこそ天は、本当に「大きな存在」とも呼ぶことが出来ます。

以上のことから、真の聖人も「大きな存在」です。
なぜならば、自分自身で大きな存在だと決して自称しないからです。
これは大きな存在である証拠です。

(感想)

これは親子関係にも言える話です。

・ 親は、子供を育てるが、自分の所有物だと思わないこと。
・ 親は子供の自主性を信じて、子供の自由に任せ切っていること。

・ でも子供は、親の御蔭が分からずに、親を「小バカ」にするかも知れません。
・ そういう子供が無茶をして、もし亡骸となれば、黙って親の元に帰って来ます。

・ それでも親が悲しみながら黙って、子供の亡骸を迎えるのは、「大きな」親の愛情からです。
・ そういう親の気持ちこそは、本当に「大きな」親心です。

天の気持ちも、親の気持ちも同じようなものです。
自然界の法則が、親子関係にも貫徹しているようです。

人間は、分からない事、見えないモノを、「小さいこと」「どうでも良いこと」としてバカにするものです。
更には、天の存在や老いた親のことを「頭は大丈夫?」「バカだ」と、軽んじているかも知れません。
でも、そういう粋がる人間も死ねば、再び自分を育てた存在の元に帰って来ます。

コノ世では、天も親も、
「デクノボーと呼ばれ、ほめられもせず、くにもされず」(by 宮沢賢治)
と成りがちです。
でも実は、そのデクノボーこそが、本当に大きな存在だったというオチです。

真に大きな存在は、自分が大きいとは自称しません。
老子は、真の聖人は、人前に出て有名になったり、先生と呼ばれるようになれば、それは聖人では無いとも他の項でも示唆しています。

陰に隠れた存在たちこそが、天を宇宙を、社会を支える人々だと言えます。
そういう無名の人々の御蔭で、国も継続が出来ます。
「草葉の陰」「日陰者」たちとは、コノ世から隠れてしまった先祖たちとも言えます。
今日も、名も無き先祖たちに感謝をしてみたいものです。

生かして頂いて 有り難う御座います

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