晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【鑑賞】 九州国立博物館 特別展「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」鑑賞<ダイジェスト版>

2014年04月20日 | 太宰府
 私のささやかな日常。

4月19日(土)、
福岡県太宰府市にある九州国立博物館へ行ってきました。

目当ては、現在開催中の特別展
「華麗なる宮廷文化 近衞家の国宝 京都・陽明文庫展」

 ※九州国立博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/

 ※特別展 公式サイト
 ⇒ http://konoeke.jp/


ダイジェスト版で展示の様子をご紹介します。


 ※当ブログは、九州国立博物館の第30回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
 お楽しみいただけましたら幸いです。


まずは、会場に入る前に
音声ガイド(500円)をおかりしました。

音声ガイドがあったほうが、
展示品のうち特に素晴らしいものの解説を聞くことができて
より展示が楽しめるような気がします。

展覧会の構成は以下のようになっていました。
※展示写真は九州国立博物館から提供いただきました。


■第1章 近衞家の曙光



・藤原鎌足像
・春日権現霊験記絵巻
・年中行事絵巻
・賀茂祭絵巻  など


■第2章 千年の記憶



藤原道長による「御堂関白記」<国宝>が
広い空間でゆったりと展示されています。

 ※「御堂関白記」などの詳細なレポはこちらをどうぞ。


■第3章 書の至宝



・御朱雀天皇宸翰消息
・熊野懐紙 「深山紅葉・海辺冬月」後鳥羽上皇宸筆
・倭漢抄下巻  など


■第4章 書の新風 近衞信尹



・源氏物語和歌色紙貼交屏風
・和歌懐紙 「侍 行幸聚楽第」  など


■第5章 温故知新 近衞家‎



・近衞家像
・大手鑑
・近衞家‎遺愛茶の湯道具
・官服裂  など



■第6章 宮廷文化の余香



・太刀 銘 秀近 附 梨地菊桐紋蒔絵 糸巻太刀拵
・四季花鳥図屏風  など



 各章の印象に残った展示品についてはこちらをどうぞ。

 ・感想レポート その1
 ・感想レポート その2


今回、1時間30分ほどかけて展示を鑑賞しました。

特別展が始まって初めての土曜日の午前中だったためか、
比較的、観覧の方は多くなくゆったり見ることができてよかったです。



 展示会場で気になったこと。

第1章のスペースで仕切りの布(?)がありました。
何かをモチーフにされているのだろうけれども、
最初は何が何だかわからなくて・・・


この写真では中央より左に見える布のようなもの。


この写真では右側に見える布のようなものです。

展示会場の後半を見て、
掛け軸の表具に使われた裂(きれ)がモチーフになっているのかしらと思ったり。
実際はどうなのでしょう??


そして、第3章のスペースで
空中に文字が浮いている演出がありました。



展示されているどなたかの書がモチーフになっているのでしょうか。
こちらもインパクトがあるものの、よくわからなかったのでした。


次回、再度観覧する際にチェックしてみようと思います。



今回購入したもの。


展覧会図録 税込み 2,000円。
写真も大きく掲載されており、解説も丁寧です。
このボリュームだとお得感があります。



「年中行事絵巻」のクリアファイル(裏面は「賀茂祭絵巻」です)400円。

「年中行事絵巻」の内教坊の女官たちによる舞楽の様子です。
この場面に憧れを抱いていたのでグッズ化されていて嬉しかったのでした。

販売スペースでは、京都物産展も行われていて気になる商品ばかりでした。




 午後から講演会拝聴。

プレ講演会「近衛家 陽明文庫の名品」(事前申込制)を聴講しました。
講師は、陽明文庫 文庫長の名和修氏です。

陽明文庫や近衛家のこと、展示品ひとつずつの解説を
拝聴できてよかったです。
会場だったミュージアムホールは満席だったもよう。

講演会終了後、
名和さんとご一緒に特別展の観覧もできたようなのですが
時間の都合で参加できず残念でした。




 ひとやすみ。



博物館1階エントランスにあるオープンカフェにて
水まんじゅう・わらび餅とコーヒーのセットをいただきました。
ほどよい甘さにほっこり。



・・・というわけで楽しい一日を九博で過ごしてきました。


「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」は、6月8日(日)まで開催されます。
途中、展示替えもありますのでご注意くださいね。




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【情報】 福井県越前市 武生公会堂記念館にて「源氏物語を彩る京刺繍」開催 5月2日~

2014年04月19日 | 情報
 源氏物語に関連する展覧会の情報です。

福井県越前市にある
武生公会堂記念館にて
以下のタイトルの企画展が行われます。

 平成26年度源氏関連企画展
 「源氏物語を彩る京刺繍
 平安文様からモダンアートまで」


 【会期】 5月 2日(金)~ 6月 1日(日)まで。

 【会場】 武生公会堂記念館 2階 展示室2

 【観覧】 無料

 【内容】 刺繍作品(額装)、着物、帯など 約100点


 ※越前市ウェブサイト|武生公会堂記念館
 ⇒ http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/030/bunkasisetu/kokaido-top.html
 ⇒ http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/030/koukaidou/h26genji-kyosisyu.html



武生公会堂記念館の常設展では
「越前国府とその時代」と題して展示が行われています。

1996年に開催された紫式部越前武生来遊千年祭の
「越前国司下向の旅」で復元し実際に使用された装束などの品々を展示

されているのだとか。


お近くにお住まいの方もそうでない方もぜひどうぞ。




 私が福井県越前市を2008年に訪ねた時の様子はこちらです。

 ・紫式部と越前たけふ 紫式部に思いを馳せる ~福井県越前市~


※現況と著しく変わった箇所があれば、メールフォームよりご教示いただけますと助かります。



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【情報】 宇治市源氏物語ミュージアムにて連続講座「ちょっとおとなの源氏物語」、受講生募集中

2014年04月16日 | 情報
 源氏物語に関する講座のご紹介です。

京都府宇治市、
宇治市源氏物語ミュージアムにて
平成26年度源氏物語ミュージアム連続講座
「ちょっとおとなの源氏物語―かく・よむ・あそぶ―」が開催されるそうです。

平成26年5月~平成27年3月まで(10月を除く)毎月1回行われます。

第1回目は、
廣瀬千紗子さん(同志社女子大学特任教授)による
「九代目市川海老蔵『源氏物語』」、

第2回目は、
朧谷寿さん(同志社女子大学名誉教授)による
「『源氏物語』と藤原道長」、

第3回目は、
福嶋昭治さん(京都橘大学教授)による
「本居宣長の源氏物語研究」、


・・・というふうに
各回の演題や講師の先生方にも興味が惹かれます。

受講にあたって、往復はがきでの事前申し込みが必要です。
応募締切日は、各回ごとに異なりますので公式サイトでご確認くださいませ。

 ※宇治市源氏物語ミュージアム 公式サイト
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/information/view.php?info_no=321



なお、10月には源氏物語セミナーが行われる予定だそうです。
情報はまだ明らかになっていませんが、今後の発表がとっても気になるところです。





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【情報】 宇治市源氏物語ミュージアムにて入門講座「宇治十帖を考える」、受講生募集中

2014年04月15日 | 情報
 源氏物語に関する講座のご紹介です。

京都府宇治市、
宇治市源氏物語ミュージアムにて
平成26年度源氏物語ミュージアム入門講座 1
「宇治十帖を考える」が開催されるそうです。

入門講座 1 は
平成26年5月~平成27年1月まで(8月を除く)毎月1回行われます。

受講にあたって、往復はがきでの事前申し込みが必要です。
応募締切は、4月30日(木)必着。

 ※宇治市源氏物語ミュージアム
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/information/view.php?info_no=321


入門講座 2 は、
平成27年2月・3月に行われる予定<全2回>だとか。


お近くにお住まいの方もそうでない方もどうぞ。




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【テレビ再放送情報】 NHKBSプレミアムにて「新日本風土記」『京都 すぐそばに源氏物語』

2014年04月13日 | 情報
 源氏物語に関連するテレビ番組の放送情報です。

4月11日(金)に放送された
NHK BSプレミアム
「新日本風土記」『京都 すぐそばに源氏物語』
ご覧になりました?

京都を中心に、現代の日本に息づく「源氏物語」の世界を旅する”内容で
私も楽しく拝見しました。

男の理想郷…源氏の館・六条院を1/4スケールで再現する男。その思いとは”において
京都市下京区にある風俗博物館と館長の井筒さん、スタッフの皆さまが登場されていました。

親しみのある場所が映ると嬉しいものですね。
井筒さんの思いや展示替えの様子も見聞き出来てとてもよかったです。


そして、風俗博物館の紹介の折に流れていたBGMが
私が大好きなアーティスト上野洋子さんの「shmuzzie(シュマッズル)」ではないですか♪
ダブルで嬉しかったです。
「shmuzzie(シュマッズル)」はCDアルバム「PUZZLE」に収録されています。



「新日本風土記」『京都 すぐそばに源氏物語』の再放送は以下の日時です。

 【再放送】 NHK BSプレミアム

 【日 時】 4月16日(水)午前8時~ /4月19日(土)午前6時~


 ※番組公式サイト
 ⇒ http://www.nhk.or.jp/fudoki/



 
 源氏物語 六条院の生活


 
 源氏物語と京都 六條院へ出かけよう


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【情報】 九州国立博物館にて講演会「藤原道長『御堂関白記』と世界記憶遺産への道程」5月3日開催!

2014年04月12日 | 情報
 藤原道長に関する情報です。

福岡県太宰府市、九州国立博物館にて
特別展『華麗なる宮廷文化 近衞家の国宝 京都・陽明文庫展』
4月15日(火)から始まります。

関連イベントのひとつとして以下のタイトルの講演会が開催
現在、聴講者を募集中だとか。

 講演会「藤原道長『御堂関白記』と世界記憶遺産への道程」

 【日時】 5月 3日(土)13時30分~15時00分
 【会場】 九州国立博物館 1階ミュージアムホール
 【講師】 倉本一宏 氏(国際日本文化研究センター教授)
 【定員】 280人

 ※往復はがきで申込み。4月21日(月)必着。先着順


倉本一宏先生といえば、
藤原道長の日常生活 (講談社現代新書)」、
藤原道長の権力と欲望 「御堂関白記」を読む (文春新書 915)」、
藤原道長「御堂関白記」を読む (講談社選書メチエ)
といった著書があることでも知られています。


講演会の詳細は以下のサイトをどうぞ。

 ※九州国立博物館|特別展『華麗なる宮廷文化 近衞家の国宝 京都・陽明文庫展』関連イベント
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/event/event-140122.html

 ※特別展公式サイト|関連イベント
 ⇒ http://konoeke.jp/event.shtml

 ※西日本新聞 2014年04月10日
 藤原道長「御堂関白記」と世界記憶遺産への道程【5月3日(土・祝)】
 ⇒ http://www.nishinippon.co.jp/nlp/event_sympo/article/81340




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【情報】 東京 千代田図書館で「知ったらハマる古典文学」開催中。~5月24日(土)まで

2014年04月12日 | 情報
 源氏物語を含む古典文学に関する情報です。

東京千代田区立千代田図書館にて
展示「知ったらハマる古典文学 ~あの話ってこんなストーリーだったの!?~」
開催中です。~5月24日(土)まで。

 “「あの話ってこんなストーリーだったの!?」と
  ビックリするような古典文学10作品をパネルでご紹介


 “作品ごとに日本文学検定委員会と共に作成した
 「おもしろ古典クイズ」
”も楽しめるそうです。


 【会期】 3月24日(月)~5月24日(土)
 
 ※展示ケース内資料の展示替えあり
 <前期:3月24日(月)~4月23日(水)/後期:4月24日(木)~5月24日(土)>


 【会場】 千代田図書館9階=展示ウォール


 ※千代田区立千代田図書館
 ⇒ http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20140224-12389/


 ※詳細:東京新聞 2014年4月11日
 クイズで知る古典 千代田図書館で企画展
 ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140411/CK2014041102000155.html





 
 源氏の男はみんなサイテー (ちくま文庫)


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【日常】 「唐物の文化史」を読んで・・・象も歩いた曲里の松並木へ

2014年04月11日 | I love 北九州市
 私のささやかな日常。

ただいま、河添房江先生の新刊
唐物の文化史――舶来品からみた日本 (岩波新書)」を拝読中です。

 

この本の 
第六章 庶民が夢みる舶来品へ―南蛮物・阿蘭陀物への広がり― において
徳川吉宗がベトナム象を江戸に招来したエピソードも紹介されています。


象が通ったといえば・・・
地元・北九州市では長崎街道のことが知られています。

北九州市八幡西区にある
長崎街道 曲里(まがり)の松並木を訪ねてみました。



北九州市指定史跡 曲里の松並木


松並木の入口


松が植えられ整備されています。
誰でも散策することができる心地よい場所ですよ。

江戸へ向かう象も歩いた街道です。
かつての長崎街道の面影を偲ぶことができます。






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【本】 人物叢書「紫式部」、復刊希望。

2014年04月07日 | 本・漫画
 紫式部に関する本の情報です。

Twitterで知ったのですが
吉川弘文館の「人物叢書」シリーズにおいて
今井源衛先生による『紫式部』は品切れなのだそうです。

吉川弘文館さんでは、
メールフォームやTwitterのつぶやきで
「人物叢書」の復刊リクエストを募集されています。

リクエストは、4月10日(木)までの受付だそうです。
詳細はこちらをどうぞ。

 ※吉川弘文館|4/10まで!【リクエスト受付中】 「人物叢書」復刊フェアのお知らせ
 ⇒ http://www.yoshikawa-k.co.jp/news/n4482.html



「人物叢書」品切れ書目一覧を拝見しますと
『紫式部』だけではなく、気になる人物ばかりで目移りしそうです。

「人物叢書」ファンの皆さま、今こそリクエストの時です



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【情報】 九州国立博物館にて「近衛家の国宝 京都・陽明文庫」展開催!4月15日(火)~

2014年04月07日 | 情報
 藤原道長に関連する展覧会の情報です。

福岡県太宰府市にある九州国立博物館にて
特別展「近衞家の国宝 京都・陽明文庫展」が間もなく開催されます。

現在、前売り券が発売中


 藤原道長「御堂関白記」ユネスコ世界記憶遺産登録記念
 華麗なる宮廷文化

 近衛家の国宝 京都・陽明文庫展


 【会場】 九州国立博物館 3階 特別展示室

 【会期】 4月15日(火)~6月 8日(日)


 ※九州国立博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s35.html

 ※特別展 公式サイト
 ⇒ http://konoeke.jp/

 


 “藤原道長自筆の「御堂関白記」など
  国宝を含む114件を公開(会期中入れ替えあり)


 ※西日本新聞 2014年04月04日
 近衞家の国宝 京都・陽明文庫展
 ⇒ http://www.nishinippon.co.jp/feature/kyuhaku/article/80156



私も特別展を見に行きます。
とても楽しみにしています。



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