晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2005年3月撮影 許諾の宴 その2

2015年05月31日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「許諾の宴~夕霧と雲居雁の結婚~」その1 に引き続き、
2005年3月に風俗博物館で撮影した様子です。


舞台は、内大臣邸の対の屋に見立てられています。


饗宴の様子。


 饗宴の準備をする女房たち。












全体の様子。





「三日夜の餅の儀」へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2005年3月撮影 許諾の宴 その1

2015年05月31日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「六條院における灌仏会」その2 に引き続き、
2005年3月に風俗博物館で撮影した様子です。

東の対・南廂にてにおいて
『源氏物語』<藤裏葉>より
「許諾の宴~夕霧と雲居雁の結婚~」
展示されていました。

画像が多いので記事をふたつに分けてご紹介します。





舞台は、内大臣邸の対の屋に見立てられています。

源氏39歳(太政大臣)の4月7日、
内大臣邸では藤の花の宴を催し、
源氏の息子である夕霧を招きます。
(夕霧の母は、内大臣の妹・葵の上。
 夕霧からみて内大臣は伯父にあたります。)





松の木にからみついて咲き誇る藤の花。
当時、藤棚はなく、松などの木にからませていました。



内大臣の子息たち。



写真左から
夕霧、柏木、内大臣。



写真左側:夕霧
写真右側:柏木

夕霧は、父・源氏が選んだ年齢よりも
大人びた二藍の直衣を着ています。

内大臣の息子・柏木は父の意をくんで、
花の色が濃く格別に房の長い藤を一枝折って、
夕霧の杯に添えます。



内大臣

藤の花を内大臣の娘・雲居雁(くもいのかり)に見立てて、
夕霧と雲居雁との結婚許諾を意図した歌を詠みます。

 “紫にかごとはかけむ藤の花 まつより過ぎてうれたけれども



手前にいるのは内大臣の子息たち。
内大臣家では一同をあげて婿となる夕霧を歓待しました。






 「許諾の宴~夕霧と雲居雁の結婚~」その2 へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2005年3月撮影 六條院における灌仏会 その2

2015年05月30日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。


「六條院における灌仏会」その1 に引き続き、
2005年3月に風俗博物館で撮影した様子です。


 寝殿の西廂では、女房たちが控えていました。



















 寝殿の東廂では、六条院のご婦人方からの使者として女童たちが控えていました。


正装・汗衫(かざみ)姿です。





 「許諾の宴~夕霧と雲居雁の結婚~」へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2005年3月撮影 六條院における灌仏会 その1

2015年05月30日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2005年3月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿母屋・南廂・西廂において
『源氏物語』<藤裏葉>より
「六條院における灌仏会(かんぶつえ)」が展示されていました。

画像が多いので記事をふたつに分けてご紹介します。


舞台は六条院 春の御殿です。

源氏39歳(太政大臣)の4月8日
六條院において「灌仏会(かんぶつえ)」が行われました。

博物館レジュメより
 “「灌仏会(かんぶつえ)」とは・・・
  釈迦が誕生した折、竜が清浄の水を吐いて
  釈迦の身を灌いだという故事に倣って、
  誕生仏に五色の香水を灌ぐ儀式で、
  その親しみやすさから現在も花祭りとして
  身近に根付いている儀式である。




誕生仏像が灌仏台の上に置かれています。
左右の龍の口からは五色の糸が出ています。





供僧が時の花の散華を行っています。



僧たち。



殿上人たち。

宮中、清涼殿の儀式にならって
諸家の公達なども参集しています。




右から
源氏・内大臣・夕霧・柏木・弁少将 の順に座っています。



写真右側:内大臣
写真左側:夕霧

夕霧<18歳・宰相の中将>はこの前日に
内大臣の娘・雲居の雁(くもいのかり)と結婚したばかり♪
結婚二日目を迎えた夕霧は気もそぞろです。




源氏。




全体図。



 「六條院における灌仏会」 その2へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年10月撮影 実物大展示室 その2

2015年05月28日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館でのこと。

実物大展示室 その1 に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。


 着装体験。

風俗博物館、実物大展示室には
洋服の上から自由に羽織ることができる
装束があります。

 ・男性用・・・狩衣姿(狩衣と指貫)
 ・女性用・・・袿姿(単と袿)



博物館内で偶然お会いした外国人観光客の女性とツーショット。


御帳台にて。


男君と語らう(?)


女君と語らう(?)




 御帳台(みちょうだい)


御帳台の外観





御帳台の中の様子。



御帳台の中から見た外の様子。




以上、2004年10月における風俗博物館の展示の様子でした。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界】 2004年10月撮影 実物大展示室 その1

2015年05月27日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

斎王群行に従った人々 に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

実物大展示室では直衣姿の男君と
女房装束姿<十二単姿>の女君が展示されていました。


 直衣姿の男君。








 女房装束姿の女君。










女君の目線で男君を見たところ。




 実物大展示室 その2へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年10月撮影 斎王群行に従った人々

2015年05月27日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

斎王発遣「別れの櫛の儀」に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対の南側にて
『源氏物語』<賢木>より
斎王群行に従った人々の様子が展示されていました。


 壺装束姿の女孺(にょうじゅ)たち












 実物大の人形による展示。




公家武官夏束帯





褐衣(かちえ)姿


横からみたところ。




 ウインドウでは実物大の馬と馬具の展示もありました。













 実物大展示室 その1 へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年10月撮影 斎王発遣「別れの櫛の儀」

2015年05月26日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「野宮の潔斎生活」に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対・東廂南側では
『源氏物語』<賢木>より
伊勢神宮斎王発遣「別れの櫛の儀」
展示されていました。


舞台は、宮中の大極殿に見立てられています。

博物館レジュメより。
源氏二十三歳の九月十六日、午後四時頃、宮中大極殿において、
 伊勢神宮斎王発遣の儀である「別れの御櫛」の儀式が行われた。
 斎王とは、天皇の代替りごとに新帝即位後卜定され、伊勢神宮に
 天照大神の御杖代として奉仕した女性で、未婚の内親王(宣下を受けた皇女)
 または、女王(天皇の二世孫から四世孫)から選ばれた。




神事装束である帛(はく)の御装束姿の朱雀帝。



正装姿の斎王。14歳。

朱雀帝より黄楊の小櫛を受けようとしているところです。
朱雀帝は斎王の姿を見て心惹かれてしまうのでした。




博物館レジュメより。
この別れの御櫛とは、朱雀帝が斎王の髪上げした髪に
 長さ約二寸四方の黄楊の小櫛を挿し、
 「京(みやこ)の方(かた)に赴きたまふな」
 と斎王に言うことで、世俗と神の領域の別離の象徴儀礼とされて行われた。




様々な角度から撮ってみました。









大極殿にある高御座(たかみくら)も精巧に作られています。










 「斎王群行に従った人々」へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年10月撮影 野宮の潔斎生活

2015年05月26日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「野宮の別れ~六条御息所と源氏~」に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対・東廂北側にて
『源氏物語』<賢木>より
「野宮の潔斎生活」が展示されていました。


野宮の潔斎所に見立てられています。


 神に捧げる榊の葉に木綿(ゆう)をつけて用意する女房たち。










 伊勢神宮を遥拝するための斎殿と斎王。


入り口にある柱には、木綿のついた榊が付けられています。


潔斎中の斎王。
(のちの梅壺の女御→秋好中宮)




 伊勢神宮斎王発遣「別れの櫛の儀」へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年10月撮影 野宮の別れ~六条御息所と源氏~

2015年05月25日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「局~女房の日常~」に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。


東の対 北廂にて
『源氏物語』<賢木>より
「野宮の別れ~六条御息所と源氏~」が展示されていました。


野宮の潔斎所の仮屋、六条御息所が住む北の対と見立てています。

源氏二十三歳(右大将)の九月七日、
晩秋の野宮へ月のさしかかる夕暮れに忍んで
六条御息所を訪ねる場面です。





六条御息所は娘である斎王(のちの梅壺中宮→秋好中宮)に従い
伊勢の斎宮に同行することが決まっています。






源氏は榊を手に物越しの対面に臨み、
簀子から御簾をかきあげ上半身を差し入れているところです。




御簾越しに見た様子。




 「野宮の潔斎生活」へ続きます。



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