晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【情報】 三重県明和町 斎宮歴史博物館にて春季企画展「王朝人の遊び」開催中!~6月8日(日)まで

2014年04月30日 | 三重県明和町
 源氏物語に関連する展覧会の情報です。

三重県多気郡明和町、斎宮歴史博物館では
現在、春季企画展「王朝人の遊び」が開催中です。
~6月8日(日)まで。

 ※斎宮歴史博物館
 ⇒ http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/
 ⇒ http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/event/index.htm

源氏物語色紙貼交屏風(三重県指定有形文化財)、
源氏物語須磨巻絵巻、源氏物語貝桶 なども
展示されているのだとか。

お近くにお住まいの方もそうでない方もどうぞ。


 
 伊勢神宮に仕える皇女・斎宮跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)



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【日常】 いつかNHK大河ドラマに・・・? 「紫式部」

2014年04月29日 | 日記
 私のささやかな日常。雑感。

ネットでこんな記事をみつけました。

 ※マイナビウーマン Update : 2014.04.28
 NHKの大河ドラマで取り上げてほしい題材は?「伊能忠敬」「加藤清正」「紫式部」
 ⇒ http://woman.mynavi.jp/article/140428-19/


マイナビウーマンで
「大河ドラマで取り上げてほしい題材」について
アンケートをとったところ
こんな人物の名前が挙がったのだとか。
(以下、人物名を抜粋します。)


・伊能忠敬

・加藤清正

・紫式部

・保科正之

・斎藤道三

・和泉式部

・木曽義仲

・二葉亭四迷

・島津義弘

・島左近か松永久秀

・ジョン万次郎

・立花道雪

・天草四郎時貞

・狩野探幽


・・・気になる人物が多いですね。

「紫式部」の名前も挙がっています。

時代考証うんぬんは置いといて
もしもドラマ化されるとしたら、
素直に嬉しいですし、ぜひ見たいと思います。

NHKさん、いかがでしょう??



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【情報】 東京 五島美術館にて国宝「源氏物語絵巻」公開 4月29日(祝)~5月11日(日)

2014年04月28日 | 情報
 源氏物語に関連する展覧会情報です。

東京都世田谷区にある五島美術館では
現在、「春の優品展―歌・物語の世界―」が開催中
この展覧会は、5月11日(日)まで。

また、4月29日(祝・火)~5月11日(日)まで
国宝「源氏物語絵巻」<鈴虫一>・<鈴虫二>・<夕霧>・<御法>が
特別公開されます!!
こちらは平安時代(12世紀)に制作されたもの。

同期間には、加藤純子筆による
復元模写「源氏物語絵巻」<鈴虫一>・<鈴虫二>・<夕霧>・<御法>
展示されるそうです。
こちらは、平成になって制作されたもので
かつての色彩がよみがえったかのような華やかさだとか。

 ※五島美術館
 ⇒ http://www.gotoh-museum.or.jp/


五島美術館では
源氏物語絵巻や紫式部日記絵巻のグッズも扱っていらっしゃいます。
私もオンラインショップを利用させていただいたことがあります。

 ※五島美術館オンラインショップ
 ⇒ http://www2.enekoshop.jp/shop/gotoh-museumshop/



美術館では、藤や躑躅の花も見ごろだそうですよ。
お近くにお住まいの方もそうでない方もどうぞ。

 ※二子玉川経済新聞 2014年04月28日
 万緑の五島美術館庭園、藤やツツジが見頃-国宝・源氏物語絵巻の展示も
 ⇒ http://nikotama.keizai.biz/headline/777/





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【鑑賞】 京都・陽明文庫所蔵「銀細工雛道具」 in九州国立博物館

2014年04月27日 | 太宰府
 2014年4月、太宰府でのこと。

九州国立博物館で開催中の特別展
藤原道長「御堂関白記」ユネスコ世界記憶遺産登録記念
『華麗なる宮廷文化 近衛家の国宝 京都・陽明文庫展』の感想レポートです。

 ※レポートのダイジェスト版はこちらからどうぞ。

 ※当ブログは、九州国立博物館の第30回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
 展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。


特別展の 第六章 宮廷文化の余香 にて展示されていた
「銀細工雛道具(ぎんざいくひなどうぐ)」がとっても素敵でした。


↓クリックで拡大します。


ショーケースのまわりをまわって
いろんな角度から拝見。

小さいけれども精巧にできています。
ミニチュア好きな方にはオススメします。


↓クリックで拡大します。

大きなものでも10センチに満たないのです。


↓クリックで拡大します。

楽器など。


↓クリックで拡大します。

茶道具。


↓クリックで拡大します。



↓クリックで拡大します。



次回観覧する時にもじっくり見たいと思います。



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【太宰府】 九州国立博物館 特別展「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」の感想レポート その2

2014年04月26日 | 太宰府
 4月19日(土)太宰府でのこと。

4月19日(土)の総括(ダイジェスト版)はこちらからどうぞ。

福岡県太宰府市、九州国立博物館で開催中の
特別展「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」の感想 その2です。

 ※感想その1はコチラ。


■第四章 書の新風 近衞信尹

近衛家十七代の信尹(のぶただ)は、
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての能書家だそうです。


↓クリックで拡大します。



「和歌六義屏風(わかりくぎびょうぶ)」

大きな文字が迫力あります!!


↓クリックで拡大します。


↓クリックで拡大します。


「源氏物語和歌色紙貼交屏風(げんじものがたりわかしきしはりまぜびょうぶ)」
近衛信伊 筆

『源氏物語』各帖の和歌を色紙に一首ずつしたため、屏風に押したもの。

屏風絵を描いた筆者は不明で宗達派と目されているのだとか。
菊の花が華やかで素敵です。

色紙に書かれた和歌が読めて、知っている歌だと嬉しくなります。



↓クリックで拡大します。


写真左側に掲げてあるのが
「渡唐天神(ととうてんじん)像」 近衛信伊画賛
こちらは陽明文庫の所蔵ではなく、東京国立博物館の所蔵品です。
【4月15日~5月4日までの展示】

頭部が「天」という文字、体は「神」という文字を草書体で表しています。

この「渡唐天神像」の絵って、
数年前に九州国立博物館で開催された『国宝 天神さま』展でもお見かけしたような・・・。
(帰宅後、『国宝 天神さま』展の図録を見てみたところ、
 近衛信伊によるもので北野天満宮にも所蔵されているようです。)



「束帯天神像」 伝 近衛信伊作

木造で近衛信伊自作の像と伝わっているものだとか。
厳しいお顔をした菅原道真公のお姿です。




■第五章 温故知新 近衞家

近衛家二十一代の家(いえひろ)は、江戸時代の代表的な文化人だそうです。




どうしても書より表具に目がいってしまう私です。


「表具裂(ひょうぐぎれ)」


「官服裂(かんぷくぎれ) 紺地龍八宝鶴鹿模様(こんじりゅうはっぽうつるしかもよう)」

清時代(中国) 16~18世紀のもの。
こちらも表具用の裂として収集されたものなのかも。



■第六章 宮廷文化の余香



↓クリックで拡大します。

「四季花鳥図屏風」 酒井抱一 筆

今回の特別展のチラシに大きく使用された屏風絵です。
春夏秋冬の花鳥が鮮やかに描かれています。
ずっと見ていたくなるような屏風でした。

御所人形も可愛かったです。


↓クリックで拡大します。

「銀細工雛道具」

小さいけれども精巧にできている雛道具の数々です。
この雛道具については記事を分けてご紹介します。




以上、九州国立博物館の特別展「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」で
印象に残ったことを書きだしてみました。

この特別展は、6月8日(日)までの開催です。
途中、展示替えがありますのでご注意くださいね。


 ※九州国立博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s35.html

 ※特別展公式サイト
 ⇒ http://konoeke.jp/



 ※当ブログは、九州国立博物館の第30回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
 展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。


最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。




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【太宰府】 九州国立博物館 特別展「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」の感想レポート その1

2014年04月26日 | 太宰府
 4月19日(土)太宰府でのこと。

4月19日(土)の総括(ダイジェスト版)はこちらからどうぞ。

福岡県太宰府市、九州国立博物館で開催中の
特別展「近衛家の国宝 京都・陽明文庫展」の感想 その1です。

 ※当ブログは、九州国立博物館の第30回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
 展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。


会場に入ってすぐには、藤原道長の和歌
「この世をば・・・」が大きく掲示されているのでした。



近衛家は藤原道長の子孫にあたります。
第一章は、近衛家の先祖と子孫が紹介されている印象を受けました。


■第一章 近衛家の曙光


まずは第一章を鑑賞。


藤原氏の始祖、「藤原鎌足像」


上に同じく「藤原鎌足像」。全体の様子です。

鎌足の前に描かれているのは
長男の定恵(じょうえ)と次男の不比等(ふひと)。

この3人は神として敬われ、
近衛家の歴代によって大切にされたのだといいます。

日本古代史好きな私としては、この像にお目にかかれて嬉しかったです。



こちらは、陽明文庫ではなく
奈良国立博物館が所蔵する「春日鹿曼荼羅」
【4月15日~5月4日までの展示です】

鹿のお顔が何とも愛嬌があって親しみを覚えます。
背中には春日五社の本地仏(ほんじぶつ)が描かれています。

陽明文庫が所蔵する
重要文化財「春日鹿曼荼羅」の公開は
【5月27日~6月8日まで】。
それぞれ見比べてみるのも素敵だと思います。


↓クリックで拡大します。

「春日権現霊験記絵巻」
詞書:近衛家 筆
絵 :渡辺始興 筆

原本は鎌倉時代のものですが、
こちらは江戸時代に模写されたものです。

色彩豊かでうっとり。
この画像の場面では、藤原忠実(ただざね)が描かれています。
平安末期ファン必見ですね。



「年中行事絵巻」2巻が展示されています。

平安末期に後白河法皇によって制作された「年中行事絵巻」の摸本です。
江戸時代に制作されました。

大極殿を舞台とした「御斎会(ごさいえ)」と
内裏の仁寿殿と綾綺殿の間で行われた「内宴(ないえん)」が
それぞれ描かれています。

「年中行事絵巻」は宮廷の主要な年中行事を
絵画化したものなのでとっても興味があります。
見ることができて嬉しかったです。



第二章 千年の記憶の国宝「御堂関白記」などについては、こちらの記事で書いています。
どうぞご覧くださいませ。



■第三章 書の至宝

↓クリックで拡大します。

「天子御影(てんしみえい)」
安土桃山時代の作です。

鳥羽院から陽光院まで、24人の天皇・院の肖像画を収めた絵巻。
展示部分は、平安末期ファン必見です。


↓クリックで拡大します。

左から、
詠草「泊瀬山」 藤原定家 筆
和歌懐紙「六月和歌」 後鳥羽上皇宸筆
熊野懐紙「深山紅葉・海辺冬月」 後鳥羽上皇宸筆 【4月15日~5月11日までの展示】
後鳥羽天皇宸翰消息

書のことは恥ずかしながらよくわからないのですが
それぞれ表具が凝っていておもしろく思いました。



第3章では、体験コーナー「かな文字を書いてみよう」もありました。
指で文字を書いてみることができます。
タッチ画面では、なめらかに文字が書けておもしろかったです。

展示品がずっと並ぶ中、
こういう体験コーナーがあるとほっとしますね。



 感想レポートはその2へ続きます。




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【情報】 紫式部が旅した滋賀県長浜市の「深坂古道」 40年ぶり開通!

2014年04月26日 | 情報
 紫式部に関連する情報です。

紫式部が越前へ下向する際、
現在の滋賀県長浜市の近江塩津と敦賀市を結んだ
峠道にある「深坂古道」を通りました。

このたび、「深坂古道」が改修され
40年ぶりに歩けるようになったのだそうです。

古道を案内するA4判サイズの分かりやすいコースマップができた”のだとか。

 ※京都新聞 2014年04月25日 08時10分
 紫式部の道40年ぶり開通 滋賀・長浜の深坂古道
 ⇒ http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140425000024


ちょっと体力に不安もありますが
私もマップ片手に散策してみたいです。

マップは、長浜市役所西浅井支所や
 道の駅「塩津海道あぢかまの里」など4カ所に置いている
”そうです。




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【情報】 滋賀県大津市 京阪「石場」駅からびわ湖ホール湖側まで「紫の道」清掃活動

2014年04月25日 | 情報
 紫式部に関連する情報です。

紫式部はその生涯において
京から離れて越前国府の付近で生活したことがありました。

越前国へ向かうべく琵琶湖を船で縦断する際、
船出をしたのは琵琶湖の打出浜あたり(滋賀県大津市)と
考えられているようです。



そんな打出浜と最寄り駅である京阪「石場」駅の間は
「紫の道」と名付けられています。

計4ヶ所に
紫式部にちなんだ紫色の花を咲かせる
パンジーやビオラといった花々や
「源氏物語」ゆかりの花が植えられ
整備されているのでした。


 ※毎日新聞 2014/04/19
 紫の道:きれいに 音楽祭合わせ、清掃活動--大津 /滋賀
 ⇒ http://mainichi.jp/area/shiga/news/m20140420ddlk25040236000c.html


毎日新聞の記事によると4月19日に
“近くの事業所の従業員やその家族ら約30人が
 花壇の草抜きなどの清掃活動に取り組んだ”
のだとか。


4月22日(火)に京阪「石場」駅で降りて
打出浜のなぎさ公園まで散策したところ
花々がとても綺麗でした。

なぎさ公園にはこんな説明板もあります。


紫の道~紫式部と源氏物語をたどる~

この説明板があるあたりは
八重山吹の花が華やかに咲いていました。



 なぎさのテラス

なぎさ公園にある「なぎさのテラス」には4つのカフェが並んでおり
それぞれのカフェによって個性が異なります。

琵琶湖を眺めつつ、いただくお料理はより美味しさが倍増!
紫式部を偲びつつ訪れてみてはいかがでしょう。




 ※なぎさのテラス
 ⇒ http://nagisanoterrace.jp/




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【情報】 宇治市源氏物語ミュージアムにて市川海老蔵特別企画 舞台「源氏物語」の世界展 開催中!

2014年04月25日 | 情報
 源氏物語に関連する情報です。

4月21日(月)のこと。
京都・南座で開催された
市川海老蔵特別公演「源氏物語」
お友達と観てまいりました。

歌舞伎・オペラ・能楽を融合させた舞台でしたが
オイシイとこどりの内容で楽しむことが出来ました。
おもしろかったです

 源氏物語

 第一幕 冬の巻 雪の石山寺/春の巻 宮中桜の宴
 第二幕 夏の巻 夕顔の咲く頃/秋の巻 光と影の間



舞台装置の使い方もユニーク!

上演後は、客席のお客さんも立ち上がって拍手喝采。
カーテンコールが3回行われて
素敵なひとときを過ごしてきました。


その舞台で使用された衣装などが
現在、宇治市源氏物語ミュージアムで展示されています。

 市川海老蔵特別企画
 舞台「源氏物語」の世界展


 【場所】 宇治市源氏物語ミュージアム 企画展示室

 【期間】 4月24日(木)~6月22日(日)


 ※宇治市源氏物語ミュージアム
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/information/view.php?info_no=322


 ※朝日新聞デジタル 2014年4月25日03時00分
 京都)海老蔵「源氏物語」の衣装など展示 宇治
 ⇒ http://www.asahi.com/articles/ASG4S44GBG4SPLZB003.html

 ※京都新聞  2014年04月25日 12時31分
 「光源氏」海老蔵の衣装展示 京都・宇治
 ⇒ http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140425000077



お近くにお住まいの方もそうでない方もぜひどうぞ。



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【鑑賞】 藤原道長 国宝「御堂関白記」 in九州国立博物館「近衛家の国宝」

2014年04月22日 | 太宰府
 2014年4月、太宰府でのこと。

九州国立博物館で開催中の特別展
藤原道長「御堂関白記」ユネスコ世界記憶遺産登録記念
『華麗なる宮廷文化 近衛家の国宝 京都・陽明文庫展』
の感想レポートです。

 ※当ブログは、九州国立博物館の第30回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
 展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。




近衛家は、
「この世をば我が世とぞ思ふ望月の 欠けたることもなしと思へば」と詠った
藤原道長で知られる藤原氏の嫡流です。

今回の特別展のメインは何といっても
藤原道長による直筆日記「御堂関白記」でしょう

第二章 千年の記憶 のコーナーにたっぷりとしたスペースをとって展示されています。


まずは第二章の入口で
「御堂関白記」に関する予習ができます。



会場はゆったり広いです。

私が訪ねた4月19日(土)の午前中は
比較的、観覧の方が多くなかったためじっくりゆっくり鑑賞できました。

藤原道長が向き合って触れた紙や文字と
1000年以上の時を経て対峙できるのは
なんとも不思議な気がします。



↓クリックで拡大します。

国宝「御堂関白記」<長保二年上巻>  平安時代 長保2年(1000年)


↓クリックで拡大します。



同じく国宝「御堂関白記」<長保二年上巻> 平安時代 長保2年(1000年)

長保2年2月25日、
道長の長女・彰子が一条天皇の中宮になった(=立后)記述があります。



同じく会場で展示されていた
国宝「御堂関白記」<寛弘六年下巻> 平安時代 寛弘6年(1009年)には
彰子が一条天皇の皇子・敦良親王(あつながしんのう=のちの後朱雀天皇)を出産した記述もありました。

大きく“男皇子降誕”と書かれていて、道長の喜びが伝わってくるようでした。



御朱雀天皇といえば・・・
今回の特別展では、第三章 書の至宝 にて
重要文化財「後朱雀天皇宸翰消息」も展示されているので
併せて鑑賞できます。





また、国宝「御堂関白記」<寛弘四年下巻> 平安時代 寛弘4年(1007年)には
道長が金峯山(きんぷせん)を参詣し、経筒(きょうづつ)を埋納したことが記されています。

今回の特別展では、その経筒の模造品が展示されています。
(原品は最も古い経筒として国宝に指定されています。)

↓クリックで拡大します。

金銅藤原道長経筒(模造)

よく見ると道長の名前も刻まれているので、こちらも必見。
経筒を埋めた記述が残っていることと実際の経筒が発見されていることは貴重です。



 藤原道長とその娘たちの略系図を作成してみました。






 今年の夏、九博にやってきます

大阪 和泉市久保惣記念美術館が所蔵されている
重要文化財「駒競行幸絵巻(こまくらべぎょうこうえまき)」(部分) 鎌倉時代 13~14世紀 が
九州国立博物館で期間限定で展示されるそうです。

【展示期間:7月15日(火)~7月27日(日)】


「駒競行幸絵巻」の舞台は、藤原道長の嫡男・頼通の邸宅である高陽院(かやのいん)。
彰子、後一条天皇、東宮である敦良親王(あつながしんのう=のちの後朱雀天皇)による
行幸啓(ぎょうこうけい)が華やかに描かれている絵巻だとか。

こちらの展示も楽しみです。




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