星空写真のパノラマ合成

　最近では、全天球画像撮影カメラ[7]も登場しているようなので、パノラマ合成処理は時代遅れなのかも知れないが、Canon PowerShot S120の星空夜景モードで撮影した写真[5]を、パノラマ合成してみた。
　パノラマ合成に使用したソフトウエアは、Image Composite Editor[1-4]である。
　次の写真は、箱根 「星のあかり」[6]の天空テラスにて、2016年12月9日に撮影した夜空の写真を合成したものである。

天空テラスから西方向


天空テラスから東方向

　月あかりや屋外照明の影響でハレーションのある星空写真を元画像に用いたので、パノラマ合成には難しい条件と考えていたが、ICE[2]は、うまくパノラマ合成処理したので興味深かった。

参考文献：
(1)Microsoft Research、パノラマ写真の合成ツール「Image Composite Editor」v2.0を公開
(2)Image Composite Editor (ICE) - Microsoft Research
(3)複数画像をドロップするだけで簡単にパノラマ画像が作れる「Microsoft Image Composite Editor (ICE)」
(4)パノラマ作成ソフト比較
(5)Canon PowerShot S120による星空撮影
(6)箱根 星のあかり
(7)RICOH THETA Series

Canon PowerShot S120による星空撮影

Canon PowerShot S120[1]を用いて、星空撮影[2-5]を試みた。
撮影場所は、箱根仙石原の”星のあかり”[6]である。



撮影日時は2016年12月10日4時30分で、撮影モードはSCN：星空夜景モード、西方向の夜空を撮影したものが、次の写真である。
撮影時には、カメラを三脚に固定する必要があるが、非常に容易に、かつ、きれいに星空撮影（オリオンやすばるなど）できた。



上記の撮影直後、撮影モードを星空軌跡モードにし、1時間の星空軌跡を撮影した。その写真は、次のとおりである。



こちらも、驚くほど多数の星の軌跡を非常に簡単に撮影することができた。

参考文献：
(1)デジタルカメラPowerShot S120機種仕様
(2)キヤノンPowerShot S120
(3)高級コンパクト「S」はどこまできたのか　「Powershot S120」を試す
(4)Power Shot S120前篇
(5)今宵、星空撮影へ
(6)箱根 星のあかり