KIMUKAZU blog

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D-ダイマーと大動脈解離

2014-10-12 08:29:52 | 健康・病気
 大動脈解離の予後管理のため、3ヶ月毎に通院しているが、その血液検査の項目にD-ダイマー[1]が含まれている。このD-ダイマーは、体の中の血栓の存在の指標[2]のようであるが、大動脈解離の除外診断[3-8]にも用いられるようである。すなわち、D-ダイマーの数値がある値(カットオフ値というようである)より低ければ、大動脈解離ではないと、診断できるようである。
 血液検査において、私の場合はD-ダイマー値は、上記のカットオフ値付近で前後しているが、その数値に大きな変化がなく、他の血液検査項目においても異常がないので、総合的に問題ないとの診断である。
 一方で、上記の情報より、大動脈解離になると血栓が体の中に存在する、とも言えるようである。前回のブログ「大動脈解離と閃輝暗点」[9]においても、血栓の関与が示唆された。さらに、gooブログの中には、大動脈解離の予兆として閃輝暗点を報告[10]した例もある。大動脈解離と閃輝暗点は、いずれも血栓を介して大きな関係があるのかも知れない。

参考文献
(1)D-ダイマー-Wikipedia
(2)播種性血管内凝固症候群(DIC)や肺塞栓症など、血栓を起こす病気を発見
(3)急性大動脈解離の鑑別にはDダイマーに注目せよ【研修最前線】
(4)大動脈解離とDダイマー
(5)救急外来で使用する検査項目~D-Dimer
(6)腹部大動脈瘤・解離性大動脈瘤とDIC(7)お役立ち情報
(7)大動脈瘤・大動脈解離のガイドラインを踏まえての診断, 治療面における血液凝固系異常
(8)血液凝固系検査―FDP・D ダイマーを中心に―
(9)大動脈解離と閃輝暗点
(10)閃輝暗点について
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大動脈解離と閃輝暗点

2014-10-04 01:12:06 | 健康・病気
 大動脈解離の手術後、集中治療室(ICU)で麻酔からさめた時、白い壁にギザギザの歯車の模様のようなものが点滅して見えたのを記憶している。その模様は、しばらくすると消えてしまい、その後、自覚症状も全くなかったのであまり気にしなかった。退院後、その現象が月に数回現れることがあったので、ネットで調べてみたら、閃輝暗点[1]ということがわかった。
 閃輝暗点が現れた後、頭痛を伴わないものは、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性があると、参考文献[1]に記載がある。大動脈解離の手術で人工血管に置換した場合では、たとえ抗血小板剤[2]を服用していても、血栓ができやすくなるのだろう。この血栓が原因となり、脳循環障害を引きおこし、まるで脳の視覚野がしびれているような感覚(模様)が現れるのが閃輝暗点だと理解すれば、一応自分なりに納得できる。
 最近、大動脈解離の手術後の方で、閃輝暗点の記録を公開しているブログ[3]を見つけ、私だけではなかったのだと安心した。
 この閃輝暗点、私の場合は、たまに現れることがあるが、しばらくすると消えてしまい、自覚症状もなく、生活上も困らないので、医師とも相談し、特段治療もせずにそのまま放置している。

参考文献
(1)閃輝暗点-Wikipedia
(2)抗血小板剤-Wikipedia
(3)のんびりいこか。閃輝暗点
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ATH-OR7ヘッドフォン

2014-10-03 00:48:08 | 音楽
 既に多くのみなさんがレビューにて報告されているaudio-technica ATH-OR7[1-5]について興味が湧き、実際にどのような表現力を持つのか体験したくなり、中古の実機をアマゾンから購入(¥9,000程度)して見た。
 実際に音を聴いてみた私の印象は、みなさんのレビューとほぼ同じで、

・高音域がかなりエンハンスされている。
・曲によっては、サ行が刺さる。
・ハウジングが深く、ドライバと耳との距離が大きいためか、音量が少なく感じられる。
・マグネシウムアーム採用で軽量であるが、作りはしっかりしており、高級感がある。

など、かなり個性的な特徴を持つヘッドフォンであることが実感できた。
 参考文献[2]では、ATH-OR7のイヤーパッドを改造した結果を周波数特性(バイノーラル・マイク[8]で測定)付きで報告しており、その特性は大変興味深かった。その周波数特性では、特に5kHzより高音域にいくつかの共振ピーク(5.5KHz、8kHz、10kHz、13kHzなど)があり、そのピークがどのように発生するのか調べてみたくなった。
 まず、5.5kHzと13kHzの共振ピークについては、外耳道(25mm~30mm)の閉管共振[6]と考えられ、バイノーラル・マイク[8]を用いたため、この特性が得られたと考えられる。
 10kHzのピークは、おそらくドライバと耳との距離(ハウジングの深さ)が約27mmであったことより、ハウジングの深さ方向の3λ/4の開管共振[6,7]ではないかと思われる。また、残る8kHzのピークは、ハウジングの高さが約65mm(この1/2が約32mm)であったことより、ハウジングの高さ方向の3λ/4の開管共振[6,7]ではないかと想像する。
 上記のように、ATH-OR7ヘッドフォンは、その特徴的なハウジングやイヤーパッドの構造に起因して、個性的な周波数特性を示しているとも考えられる。この辺の考え方について、ヘッドフォン設計者の意図を聞いて見たくなるのは、私だけではないだろう[1]。

参考文献
(1)ATH-OR7という不思議なヘッドホンを買いました
(2)好録音探求 ヘッドホン audio-technica ATH-OR7 の改造とその特性
(3)audio-technica ATH-OR7 ヘッドホン航海
(4)ATH-OR7のレビュー
(5)audio-technica ATH-OR7のレビュー
(6)なぜ6kHzに強烈な音圧のピークを生じるのか?
(7)管楽器-Wikipedia
(8)バイノーラル録音-Wikipedia
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急性大動脈解離(4)

2014-10-01 19:54:29 | 健康・病気
 最近の大動脈解離に関する医師のブログ[1-14]、および、患者のブログ[15-23]の情報をまとめる。貴重な情報を公開されたみなさまに感謝します。

参考文献
(1)名古屋徳洲会総合病院 心臓血管外科
(2)一宮西病院 心臓血管外科ブログ
(3)ヨミドクター
(4)ワン・ダフルHeart
(5)心臓血管外科医 菊地慶太の手術日記
(6)心臓外科手術情報WEB
(7)湘南心臓血管外科グループ
(8)東宝塚さとう病院 心臓血管外科
(9)もなかのさいちゅう
(10)大動脈解離の概要
(11)青森県ドクターヘリ スタッフブログ
(12)札幌医科大学付属病院 心臓血管外科
(13)臨床リハ
(14)心臓麻酔Workshop Brickell出張所
(15)のんびりいこか。
(16)試練を乗り切れ!! 大動脈解離からの復活
(17)カツーンブログ☆がんばって生きまっしょい☆
(18)大動脈解離の部屋
(19)オロのマッタリ日記
(20)ソレはソレ。 コレはコレ。
(21)人生を元気に歩もうカイ!
(22)woaimaoの気ままなお話
(23)2回の大動脈瘤手術を乗り越えて思うこと
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