高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟

世界平和に導く為の語録

放射能被害は、拡大の一途をたどっている!

2014-12-13 17:27:12 | 放射能被害

日本国始まって以来の放射能災害は、拡大の一途をたどっているが果てしない戦いなのか?

政府は、真実を隠ぺいしているばかりか除染利権にうつつを抜かしているばかり!

福島第一原発の事故は、テロであることから究明して日本の現状を把握し打破しなければならない!

政府からは、国民に真実は伝えられていない。

国会議員は、一期にするといいのかも・・・・・・!

少なくとも10箇所以上の同時地震=強振動パルス発生(約2分間で)があった。


今まで、多くの人は東日本大震災は一つの地震だと報道され、信じ込まされてきた。

本当は震央も含めれば10連続の「強振動パルス」が南北数百キロにわたって発生していた。

この9連続「強振動パルス」の特徴は、内陸地殻内地震(阪神大震災、ノースリッジ地震)による「強振動パルス」との類似性が 見られる。

「強振動パルス」が発生した場所と、大きな地層のズレがあった場所が必ずしも一致していなかった。
→大きな地層のズレによって「強振動パルス」が発生したということは否定される。

9連続の強振動パルスは、東日本大震災発生から、わずか2分13秒の間に発生している。

震源域の中でも特に強い揺れを出した領域を強震動生成域と言う。



強震動生成域
=「強振動パルスの発生した領域」の面積は、12km2前後と極めて小さい。
→狭い領域で強振動パルスを発生させる源は何なのか?

 

震源域の中でも特に強い揺れを出した領域を強震動生成域と言う。

強震動生成域
=「強振動パルスの発生した領域」の面積は、12km2前後と極めて小さい。
→狭い領域で強振動パルスを発生させる源は何なのか?

SPGA1 長さ3.0km 幅 2.0km 面積 6.0 km2
SPGA2 長さ4.0km 幅 3.0 km 面積12.0 km2
SPGA3 長さ4.0 km 幅 2.0km 面積8.0 km2
SPGA4 長さ3.5 km 幅 3.0 km 面積10.5 km2
SPGA5 長さ 3.0km 幅 4.0km 面積12.0 km2
SPGA6 長さ3.0 km 幅 4.0km 面積12.0 km2
SPGA7 長さ6.0km 幅 2.0 km 面積12.0 km2
SPGA8 長さ8.0km 幅 3.0km 面積24.0 km2
SPGA9 長さ 7.0km 幅 7.0 km 面積49.0 km2

また、福島原発直近の海底から3連続強振動パルスが計測されたのは単なる偶然か?
→SPGA5、SPGA6、SPGA7から発生した津波が福島原発を襲った。

030605.jpg


福島原発を襲った第一波の津波はSPGA5、SPGA6、SPGA7の強振動生成域からきていた。
<iframe src="//www.youtube.com/embed/uez3OgnrIyM" frameborder="0" width="280" height="150"></iframe>

 

東日本大震災が人工地震であるという確たる証拠があるわけではない。

しかし

上記の数々の事実を見れば、人工地震など馬鹿げた戯言だと、完全に否定することはできない。

むしろ、人工地震説なら数々の疑問も全て氷解する。

○ビキニ環礁水爆実験では、海底に直径約2キロメートル、深さ73メートルのクレーターが形成された。
○W71 (核弾頭)はマグニチュード7.0の人工地震を起こした。



<iframe src="//www.youtube.com/embed/sEtPhoxR2NE" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>

030303.jpg


http://enercon.jp/wp/wp-content/uploads/2013/01/
030302.jpg


030301.jpg


東日本大震災は5連続地震。(京都大学 川辺秀憲助教の分析)
http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-2520.html

 5連続地震をさらに詳細に分析した結果
(日本地震工学会の詳細な分析ー 野津厚 山田雅行 長尾毅 入倉孝次郎 )

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/4/12_4_209/_pdf

5連続地震は、震央も含めれば10連続地震(10連続強振動発生)



1) 震央から最も遠いSPGA9の地震モーメントが2番目の大きさ2.00E+19(地震モーメント)→M7.5相当だったのはなぜか?
→震央から最も遠いSPGA9が、わずか2分13秒後に2番目の大きさの強振動を発生したことの不可解さ。
 
 SPGA9は強力な強振動パルスを出しているが、その地域に地震があったと報道されないのはなぜか?
 →サンデーモーニングの放送でも福島沖の地震を3番目の地震としているが、SPGA9の領域に地震があったとは報道していない。
強振動は出したが、地震は観測されなかったということ?


2 ) 福島第一原発の直近の海底で3連続強振動が発生したのは偶然なのか?

030605.jpg



強振動生成域は下図のSPGA1からSPGA9までの9箇所。

強振動生成域→震源域の中でも特に強い揺れを出した領域を強震動生成域と言う。

強振動の発生時間は2分13秒

震央の発生時間→ 14:46:18
                
SPGA1の発生時間→ 14:46:43.5 8.00E+18ー地震モーメント
SPGA2の発生時間→ 14:46:46.9  8.00E+18ー地震モーメント
SPGA3の発生時間→ 14:47:33.4  4.00E+18ー地震モーメント
SPGA4の発生時間→ 14:47:26.3  2.10E+19ー地震モーメント
SPGA5の発生時間→ 14:47:57.1  3.00E+18ー地震モーメント
SPGA6の発生時間→ 14:48:04.4  3.00E+18ー地震モーメント
SPGA7の発生時間→ 14:48:15.0  5.00E+18ー地震モーメント
SPGA8の発生時間→ 14:48:25.8   9.00E+18ー地震モーメント
SPGA9の発生時間→ 14:48:30.9  2.00E+19ー地震モーメント


 

5連続地震は9連続「強振動パルス」の発生が引き起こしたものであることが明らかにされていた。

9連続「強振動パルス」が大震災発生の14時46分から2分間のわずかな瞬間に発生していた。

「強振動パルス」は
14時46分18秒から14時48分30秒までのわずか2分間で9箇所。
しかも距離は数百キロも離れている。

この9連続「強振動パルス」は阪神大震災と同じ「強振動パルス」を計測。

パルスの形状や周期特性という点で、東北 地方太平洋沖地震の際に観測された「強振動パルス」は、内陸地殻内地震(阪神大震災、ノースリッジ地震)による「強振動パルス」との類似性が 見られる。
(尚、当ブログは阪神大震災も人工地震と主張している。)


地震の専門家は9連続「強振動パルス」の原因をアスペリティに求めた。

しかしアスペリティのズレでは説明ができない。

東北地方太平洋沖地震においては、

地震時に大きくすべった領域と強震動を生成した領域とが必ずしも一致していない。

強振動パルスを発生させた場所では大きなズレが発生していなかった。

つまり

「強振動パルス」は発生したが、大きなズレが発生していない。

このことは、下記のアスペリティの説明と矛盾する。



「アスペリティ」と はもともと、
1 常時は固着している。

2 地震時に大きくすべる。

3 強い地震波を出す。

という3つの条 件を満たす
断層面上の領域という意味であった。

しかしながら、

東北地方太平洋沖地震においては、

地震時に大きくすべった領域と強震動を生成した領域とが必ずしも一致しないことが明らかとなってきている。→下図A


なぜ9連続「強振動パルス」が発生したのか?
「アスペリティ」のズレでは9連続「強振動パルス」発生を説明できない。

大きなズレが生じずに
「強振動パルス」だけが発生したメカニズムの謎は

人工地震核爆発説=連続核爆発テロならば、9連続「強振動パルス」の発生の謎を解明できる。

参考 1
ビキニ環礁水爆実験では、海底に直径約2キロメートル、深さ73メートルのクレーターが形成されました。
→最も小さなSPGA1の大きさは 長さ3.0km 幅2.0km
最も大きなSPGA9の大きさは長さ7km 幅7km


参考 2
W71 (核弾頭)はマグニチュード7.0の人工地震を起こした。

W71 (核弾頭)
弾頭 熱核弾頭
直径 42インチ
長さ 101インチ
重量 2,850ポンド
アメリカ合衆国が1971年から1972年にかけて行なった地下核実験((グロメット作戦)のうち、カニキン・プロジェクトにおいてW71は使用された。

カニキン・プロジェクトとは、1971年、アリューシャン諸島のアムチトカ島において地下核実験で、核出力は5Mtで地下核実験としては最大規模の記録を出した。

またマグニチュード7.0の人工地震も記録している。

http://enercon.jp/wp/wp-content/uploads/2013/01/de04b630fb2cd566eebae587a5a40644.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/4/12_4_209/_pdf

地震時に大きくすべった領域と強震動を生成した領域とが必ずしも一致しない。

030103.jpg

全ては、HAARPと核により発生したことは明白である!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東電の隠ぺい体質を糾弾!

2014-12-13 00:10:42 | 放射能被害

東電の隠ぺい体質を糾弾!

以下

3.11の事故から3年9ケ月以上が過ぎてしまいましたが、私たち国民は福島原発事故の「骨格」も「筋道」も、肝心なことは何一つ知らされていません!
予想を超える大津波が来て、全電源を失い、炉心の核燃料を冷却できず、炉心は溶融落下し、原子炉は次々水素爆発を起こした……。

なんてことは事故の骨格でも筋道でも何でもない。                                               過酷事故を招いた当事者たちが、責任逃れのために都合よくつくりあげた「筋書き」でしかない。                        科学的根拠はゼロで、事実は何ら検証されていない。
あの程度の大津波の襲来は地質学者がちゃんと予想していて、東京電力も経済産業省も熟知していたのに、備えを怠っていただけである。

予想外でも想定外でもない。
津波の前に地震の一撃で電源の一部はすでに失われていたことも判明している。

電源がなくても働く冷却システムを備えていたのに、それはなぜかまともに機能しなかった。

運転員の操作ミスを指摘する調査報告もある。

しつこく、ぶれずに原因の解明を求めよ

もっともらしく聞こえる「筋書き」は矛盾だらけで、少し検証するとたちまちその嘘が馬脚を現す。真実から国民を遠ざけるために流布されている偽りの筋書きを払拭して、私たち国民がしつこく、ぶれずに、解明を求めるべき事柄は、以下のことである。
 東北地方太平洋沖地震による地震動と津波に襲われた東京電力福島第一原子力発電所では、機器やシステムがいつ、何が原因で、どう壊れ、破損や障害はどのように拡大・進行して、隣接する4基の原発が連続して致命的に損壊するという、世界に全く類例のない「同時多発の過酷事故」にまで至ったのか。
 4つの同時多発事故は、それぞれ独立に起きたのか、連鎖なのか。東電の初期対応は適切で、間違いや手抜かり、ミスはなかったのか。事故を拡大させた原因はどこにあるのか。
 政府、国会、民間の事故調査委員会の報告に加え、第一容疑者が事件を捜査してみせるという奇怪な構図の東電の事故調も含めて、4つの調査報告が公表されているのに、この肝心のポイントはほとんど解明されていない。
 責任回避の言い逃れに終始している東電の報告書を除けば、他の3つの事故調報告はいずれも、巨大事故の断面をいくつか鋭く切り取ってはいる。それが必ずしも核心に迫っていないのには、やむを得ない事情もある。

記録データも物的証拠もいまだ東電の管理下に

 事故時のあらゆる記録データと物的証拠を、刑事被告人になるのは必至の東電が、事故発生以来一貫して、一手に管理し続けている。聞き取り調査も、対象はほとんど事実をつまびらかにしたくない東電の関係者で、証言する内容はすべて事前に調整済みである可能性が高い。事前調整とは、わかりやすい日本語に直すと、「口裏合わせ」である。
 こんな状況で、さほど大きな権限を付与されていない事故調査委員会が奮闘したとしても、秘匿された事実を発掘するには至らないだろうことは、当初から予測されていた。せっかくの調査報告に隔靴掻痒の感があるのは、ある意味当然の結果といえるかもしれない。
 4つの事故調報告が出そろった後、事故発生から1年半近くもたって、東電は3.11直後の、福島第一原発サイトと東電本社を結ぶテレビ会議のビデオを、報道各社に極めて限定的に開示した。生の映像と音声ではなく、「社員らのプライバシー保護」を理由に、様々に手を加えた映像を、録画を禁止して大手メディアに公開した。
 60も半ばを過ぎて、ただでさえ切れやすくなっている私の脳は、「プライバシー」の一言を聞いて、瞬時にブチ切れた。十数万人に避難を強いた過酷事故を収束させるための緊急テレビ会議を、東電の社員たちは、遠距離恋愛の「ささやき」や、子弟の進学相談などの私用に使っていたとでも言うのだろうか。
 原発の暴走を必死で抑えるためのテレビ会議に、プライバシーもへったくれもあるはずがない。政治も、行政も、メディアも、そこを厳しく追及し、生データの全面公開を迫らなければ、傲岸不遜な地域独占企業、東電のやりたい放題は止まらない。
 福島原発事故に関して、検察当局には、東電の刑事責任を問う数多くの告発が届いている。はたして検察は、無修正のビデオを証拠として保全する手配をしているのだろうか。権力者、強者の味方がすっかり身についてしまったこの組織に、あまり多くは期待できそうもない。

ビデオ公開で分かったこと

 破綻してしかるべき東電という加害企業を、税金で存続させてくれた命の恩人である全国民に対し、東電は事実を包み隠さず公開する倫理的責務を負っている。私は、謝れとか土下座しろと言っているわけではない。事実を隠すな、起きたことを隠蔽するなと、求めているだけだ。これは最低限の倫理である。
 渋々限定的に開示した事故当初のビデオからでも、東電がひた隠しにしてきた「秘密」が、いくつか垣間見えてきた。まさしく「頭隠して尻隠さず」である。地震・津波の襲来からから4日目、2011年3月14日の深夜から15日の未明にかけて、2号機の危機が拡大して連鎖的な巨大爆発のリスクが増大した時、東電本社と現場では、こんな会話が交わされていた。
「これはもう『じじいの決死隊』で行こうか」「全員のサイトからの退避というのは何時ごろになるんですかね」
「じじいの決死隊」とは、放射線レベルの高い炉の近くに、被曝の影響、晩発障害のリスクが小さな高年齢層の作業者を行かせ、事故の拡大防止作業に従事させようという最後の手段である。最高経営幹部が、原発の集中立地に伴う連鎖事故のリスクを回避するすべを持たないことに驚きあわてている様子もうかがえる。

要員退避計画は確実にあった

 2号機の温度と圧力の上昇が止まらず、危機が深刻化していった14日の深夜と15日の未明に、清水正孝元社長は首相官邸に頻繁に電話を入れている。国会事故調による参考人招致で、清水元社長はその電話の内容について聞かれ、「全面」や「撤退」という言葉は使わなかったと、繰り返し主張したうえで、何を話したのかは「記憶にない」と語った。
 使わなかった言葉は明確に記憶していて、実際に語った言葉は全てころりと忘れてしまうなんて都合のいい嘘っぱちを、厳しく問い詰めなかった野村修也委員は、まるで東電の弁護人のようだった。ご丁寧にも聴取の翌日、同委員は論点整理と称して、「東京電力が、いわゆる『全員撤退』を決定した形跡は見受けられない」と、社長の虚言を事実であるかのように肯定して見せたりもした。
 集中立地に伴う連鎖事故の拡大を防ぐ手立てがないと知った経営幹部が、700人以上いた要員のうち、一握りの保安要員や決死隊を残して、大半を福島第二原発に退避させる計画を立てたことは間違いない。14日深夜から15日未明にかけて清水元社長が首相官邸に入れた電話は、その相談以外の何物でもないだろう。
 集中立地がもたらす連鎖事故の高いリスクと、加害者企業が住民の避難より先に、要員だけをすたこらサッサと逃がす算段をしていたことは、何としても世間に知られてはまずい。7つの原発が並ぶ、世界最大の原発サイト、柏崎刈羽の再稼働は困難になるし、東電という不実な企業の存続も危うくなる。
 官邸への電話でその秘密を政治家たちに悟られたが故に、清水元社長はすぐに社長の役を追われた、と考えられる。後を襲ったのは、「値上げは電力会社の権利」と言って恥じない感性の持ち主である。国会事故調に呼ばれた清水元社長は必死で嘘をつき通し、野村委員は必死でそれをかばった、という構図である。

「集中立地」というリスク

 4つの事故調の報告に共通して希薄なのは、日本の原発の地理的、構造的、社会的な特性についての基本的な理解である。
 日本の原発はみな、白砂青松の海岸線に、比較的コンパクトに集中立地している。欧米の原発は内陸の大河のほとりに、巨大なクーリングタワー(河川水を使って原発の余熱を大気中に逃がす装置)を伴って散在している。日本の原発は発電に使わない余った熱を温排水として海に捨てている。
 この小さな列島に、世界で起きるマグニチュード4以上の地震の4割が集中する。とてつもない地震列島の海岸線に、54基の原発がつくられた。過去1000年以上地震の記録がない内陸の安定した岩盤の上、流量の安定した大河のほとりに建つ欧米の原発とは、風景だけでなく、抱えている地震・津波などの「震災リスク」が格段に違う。このことを肝に銘じておきたい。
 海岸台地の狭隘な土地に、いくつもの原子炉が軒を連ねる異様な集中立地が、日本の原発の最大の特徴だ。東電が再稼働を目指す新潟県の柏崎刈羽原発は7基もの原子炉が並び、出力合計で世界最大の原発サイトとなっている。
 2007年7月に、同原発が中越沖地震で被災し、大きなダメージを受けた時、国際原子力機関(IAEA)の調査団が、おっとり刀で駆けつけ、海岸から原発サイトに入った。福島の巨大過酷事故でも、IAEAの天野之弥事務局長が事故直後の混乱のさなかに、放射線の計測チームを引き連れて急遽来日した。
 核不拡散のためのIAEAによる査察を進んで受け入れ、その活動資金の3割近くを拠出している日本。IAEAの優等生と言われた日本の原発事故に対する、いささか大げさなIAEAの組織的対応の背景には、地震列島の海岸線に集中立地する日本の原発の震災リスクについて、欧米が抱いている厳しい評価があることは疑いない。
 原発の集中立地で、原子炉と核燃料というリスク要因の過密な集積が進み、足し算ではなく、掛け算で過酷事故のリスクを高めている。欧米の専門家が抱いていたその危惧が、今回、福島第一で不幸にも的中した。まずは日本的集中立地と4基連続過酷事故の関係を解き明かすのが、事故調査の原点であり、出発点であろう。

3つの原発を比べてみると

 海岸の土地の多くは、砂や堆積土で分厚く覆われている。かなり掘り込まないと、原子炉を据え付けられる固い岩盤は表れない。岩盤の位置が低く、原発プラントの設置位置の海面からの高さが十分得られないため、岩盤の上に分厚くコンクリートを流し込み、その上に原子炉を据え付けた例もかなりある。福島第一もそのケースである。
 流し込んだコンクリートの塊を、「マン・メイド・ロック=人工岩盤」と呼ぶ。福島第一ではその厚さが7-8メートルにも及ぶという。メルトダウンして格納容器をも突き抜けたとされる1-3号機の炉心核燃料が、まだ敷地外にメルトアウトした兆候が見られないのは、この人工岩盤の分厚いコンクリートのおかげかもしれない。まさにけがの功名である。
 同じ程度の揺れと津波に襲われた3つの原発、東北電力・女川原発、東電の福島第一、同第二原発を比較すると、連続過酷事故を起こした福島第一は、プラントの設置位置の海抜が2-4メートルほど低い。厚さ8メートルの人工岩盤をかましてもなお設置位置の海抜は低く、巨大津波に耐える高度は得られなかったということではないか。

老朽原発は「禁断の蜜の味」

 3原発の比較で、もうひとつ重大な事実は、過酷事故を起こした福島第一の1-4号機は型が古い上に、みな運転開始が1970年代という老朽原発であることだ。いずれも、配管、シュラウドと呼ぶ炉心の構造物、冷却システムなどの経年劣化や構造欠陥が、何度も指摘されてきた「札付き」の原発である。
 東電が米国のゼネラル・エレクトリック(GE)から直輸入した1号機などは、緊急対応マニュアルのまともな日本語訳もなかったといわれる。大陸の安定した内陸地盤に設置することを前提にしたこの「マークⅠ型」の原発は、設計の基本思想に、地震や津波に対する備えが希薄だとされ、長い配管網の老朽化と震災による破断というリスクが心配されていた。
 福島第一原発を含めて、東電は原発の検査データを隠し、トラブルの隠蔽を幾度も繰り返してきた「札付き」の隠蔽体質企業である。内部告発によってそれが発覚した2002年に、責任を取って相談役などを辞したのは、公益企業の社会的責任を重視する良心派の歴代社長、会長たちだった。良識が去った後に残ったのは、「値上げは電力会社の権利」と言って恥じない「強欲」だったという、あまりにわかりやすい結末である。
 東電の企業体質からしても、立地条件からしても、炉の構造と機能からしても、福島第一原発事故の大枠は、札付きのハイリスク老朽原発が十分な備えを怠り、予想されていた震災にも耐えきれずに起こした人災事故だと、推し量れる。
 現在の電力供給システムでは、老朽原発をできるだけ長く稼働させれば、儲けが大きくなる仕組みになっている。廃炉には膨大な費用がかかる。廃炉を先延ばしにするだけで、相対的な利益はふくらむ。電力会社にとっては老朽原発の稼働は、やめるにやめられない禁断の蜜の味なのである。

過酷事故は当然の帰結?

 集中立地と老朽原発の稼働というリスクは、日本の原発が抱える抜き差しならない「構造」である。地域独占という経営形態の存続に不可欠の要件でもある。そこに経済合理性はかけらもない。
 その構造がもたらした当然の結末として、福島第一の過酷事故が発生したのだとすると、日本社会は原発ゼロを目指すしか選択肢はないことになる。そうではないことをきちんと証明できれば、原発は抜本的な安全策を施して経済合理性を担保したうえで、電源の選択肢の1つとして今後も残ることになる。
 このキーポイントを事故調が集中的に解析していないことは、不可解というしかない。国の政策選択にとって最も重要な問題を避けては、事故調の名がすたる。
 福島の過酷事故が実際に連鎖か独立事象なのかは、さらなる調査・解析を待つしかない。ただ、集中立地に伴う連鎖事故のリスクを新設の原子力規制委員会は厳密に評価し直すべきである。
 合計すると百数十万人の穏やかで安定した日常を奪った過酷事故の本質に、科学もジャーナリズムも迫れない国を、民主主義国家と呼べるだろうか。

以上

これだけの大事故を起こしながら、国民に何ら真実を告知しない東電や政府をこのまま放置していいのか!

痛恨の極みである!

いまや日本国内に設置されている54基の原発は大なり小なり損傷していますが、再稼働しようとする売国奴達に国民は断固反対しなければならない!

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする