イベルメクチンの分子構造(画像:123RF)

 北里研究所は2020年9月17日、北里大学病院(神奈川県相模原市)で、軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を対象に、抗寄生虫薬である「ストロメクトール」(イベルメクチン)の医師主導治験(第2相臨床試験相当)を開始すると発表した。2020年5月の段階で、医師主導治験の開始に向けた準備を進めていた。既に治験薬の手配は進んでおり、近く患者への投与が開始される見通しだ。

 北里研究所は2020年9月16日、国内の臨床研究などの情報をまとめたデータベースである臨床研究実施計画・研究概要公開システム(jRCT)で、同試験の詳細なデザインを公開した。同試験は、軽症および中等症のCOVID-19患者を対象にしたランダム化二重盲検プラセボ対照試験だ(登録番号: jRCT2031200120)。被験者は、(1)適格性検査前3日以内にPCR検査で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が陽性、(2)酸素飽和度(SpO2)が95%以上、(3)適格性検査時の体重が40kg以上──などの条件を満たす成人患者だ。240例の被験者を、イベルメクチン(200μg/kgを初日に単回経口投与)する群と、同スケジュールでプラセボを投与する群に均等に割り付ける。主要評価項目は、PCR検査でSARS-CoV-2が陰性化するまでの期間とした。

 イベルメクチンは、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大の大村智特別栄誉教授と米Merck社の共同研究で創製された抗寄生虫薬だ。寄生虫の神経細胞や筋細胞に存在するグルタミン酸作動性Clチャネルに選択的に結合し、Clに対する細胞膜の透過性を上昇させる。その結果、寄生虫の細胞に過分極が生じ、まひすることで寄生虫が死に至る。家畜動物の寄生虫駆除に用いられる他、ヒトに対しては熱帯地域などで問題となる河川盲目症(オンコセルカ症)の治療などに長年用いられてきた。

 これまでの研究で、イベルメクチンは複数のウイルスに対する抗ウイルス作用を示すことが分かっている。また2020年4月には、海外のin vitroの研究で、同薬のSARS-CoV-2に対する増殖抑制効果が確認された。大村智記念研究所(旧北里生命科学研究所)でも、試験管内の培養細胞を用いてウイルス増殖の阻害率を検証しており、同様の効果を確認しているという。

 また、米Utah大学の研究チームは2020年4月19日に、COVID-19患者に対するイベルメクチンの有効性に関する研究結果を査読前論文(プレプリント)として発表した。同研究は、2020年1月1日から3月31日までにCOVID-19と診断された患者(約1400例)の観察研究のデータを解析したもの。データ解析の結果は、患者全体の死亡率はイベルメクチンの非投与群では8.5%であったのに対し、投与群では1.4%であり、死亡率が有意に低下する(p<0.0001)というものだった。

 ただし、同論文については、解析に用いた米Surgisphere社のデータに関して第三者から信ぴょう性を疑う声が上がったことなど受け、取り下げられた経緯がある。この件について、大村智記念研究所感染制御研究センターの花木秀明センター長は、本誌の2020年6月の取材で、「科学的詳細が分からないためコメントする立場ではない」とした上で、「観察研究ではなく治験によって有効性を検証するべき」と回答。「当初の予定通り医師主導治験を実施する」(花木センター長)という方針の下、準備を進めてきた。

 イベルメクチンのSARS-CoV-2に対する作用機序について、花木センター長は、「イベルメクチンは、SARS-CoV-2のメインプロテアーゼに対する結合親和性が報告されている。メインプロテアーゼは、ウイルスのゲノムから翻訳された蛋白質を切断し、機能させる酵素だ。そのため、イベルメクチンがメインプロテアーゼを阻害することでウイルスの複製を抑制できると考えられる。また、イベルメクチンは、インポーチン(Importin)という宿主細胞内の蛋白質を阻害することも分かっている。インポーチンは、種々の蛋白質を核内に輸送する機能を持つ。そのため、新型コロナウイルスは、インポーチンを介して宿主細胞の核内に侵入して複製される。インポーチンにイベルメクチンが結合し、不活化することで、ウイルスの核内への侵入を阻害するのではないかと考えられている」と説明している。

 北里研究所の広報担当者は、「今回の医師主導治験は、2020年7月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業の、『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬開発』という課題で採択された。治験を開始する上での大きな後押しになった。試験デザインに関しては、同薬の有効性を厳格に判断するためにプラセボ群を設けた」と説明。加えて、「同薬の製造販売元であるMSDなどの協力の下、治験薬の手配などは完了している。被験者のリクルートが進行中で、近日中に投与が開始される見込み。試験の終了時期は未定だが、その後の研究開発はMSDが担当することになる」と話していた。

星たちが見ているより

2020年3月以来、私たちの専門家パネルである、Paul Marik教授が率いるFront Line Covid-19 Critical Care Allianceは、私たちの“MATH+Hospital Treatmentプロトコル” を継続的に進展させ最新状態の維持を確実とする目的として、COVID-19に関して急速に出現している基礎科学的、橋渡し的および臨床的なデータを継続的にレビューしてきました。

2020年10月28日時点での、多数の公開済みおよび未公開の治験に関する増加しつつある最近報告されたデータに基づいて、私たちはイベルメクチンという薬が、それは抗ウイルス活性および抗炎症作用を有することがよく知られている抗寄生虫薬ですが、 COVID-19 に対して感銘深い活性を示すと結論付けました。

これらのデータに基づいて、 私たちはCOVID-19に対する新規な予防と早期治療プロトコルを考案し、これを“I-MASK+プロトコル”と名付けましたが、そのプロトコルはパンデミックに対する世界的な解決策として役立つ可能性があると私たちは信じています。

この結論を裏付ける根拠は、イベルメクチンが以下の効果を示すことである

 1. SARS-CoV-2複製を阻害し、感染細胞培養で48時間までにほぼすべてのウイルス物質が存在しなくなる

2.感染した患者の世帯員におけるCOVID-19感染の伝播と発症を防ぐ

3.症状の早期に治療された軽症から中等症の患者の回復を早め、悪化を防ぐ 

.入院患者の回復を早め、ICU入室と死亡を回避する 

5.住民全体に配布され使用されている地域において、致死率の大幅な低下を導く

同様に、グローバルな医療的介入としての可能性がある役割を支持するイベルメクチンの重要な特徴は、FDAが承認しており、安価で、配合が容易で、忍容性が高く、優れた安全性プロファイルを有しており、長い使用歴があるということです。

さらに、この薬は活性の持続時間が長く、予防薬として週に1回の服用で済み、治療薬として2日間で4〜6回投与で済むという特徴があります。

あるデータは、市民のかなりの割合が週に1〜2回服用することにより、住民全体の保護と伝播の減少につながる可能性があることを示唆していますが、それは、まだとらえどころのない、広く疑わしいワクチンよりも、達成が容易で、効果的で、安価な方法です。

 

北里大学の感染制御研究センターが、新型コロナウイルスへのイベルメクチンの効果を公表しました。

上記の研究結果を見ると、驚異的な効果です。

何よりすごいのは、イベルメクチンが、コロナの治療薬としてだけではなく、感染予防薬としても効果的だということです。

一週間に一回、イベルメクチンを服用すれば、コロナの予防効果があるそうです。

ワクチンよりも効果的だと断言しています。

これは極めて意味のある研究で、人類が未だかつて使ったのことのないRNAワクチンが、コロナ感染予防の名目で、人体実験のように世界に広まろうとしています。

このワクチンは、数年後、数十年後に、どのような副作用が現れてるのか、全くわかっていません。 

ほんの数ヶ月、数万人程度の治験で、安全であると世界中に宣伝されています。

まともな医師なら、こんなワクチンを使っても大丈夫なのだろうかと、(本音では)思っているはずです。

イベルメクチンは、古くから使われている寄生虫駆除薬で、副作用もほとんどありません。

犬のフィラリア薬としても、世界中で使われています。

 

このような安全で安価な薬が、コロナの感染予防に役立つのですから、これは大変な発見であり、恩恵だと思います。

ところが、このような薬が広まってしまうと、ワクチン利権で儲けることができなくなりますから、政府は積極的にイベルメクチンを使おうとはしないでしょう。

せっかく特効薬が発見されたのに、世の中に広まらないというのは、本当に悲しいことです。

 

早くコロナ予防薬として認可され、適切な形で処方されるようになってほしいです。

薬は副作用が不安だという方は、ビタミンDがコロナ予防に効果的だそうです。

ビタミンDは、サプリメントとして簡単に入手できますから、ぜひ試してみてください。