音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

008 TEARS FOR FEARS 『THE HURTING』〈'83 イギリス〉

2007年10月30日 19時34分17秒 | CD日記 '80洋楽編


 1. THE HURTING
 2. MAD WORLD
 3. PALE SHELTER
 4. IDEAS AS OPIATES
 5. MEMORIES FADE
 6. SUFFER THE CHILDEN
 7. WATCH ME BLEED
 8. CHANGE
 9. THE PRISONER
10. START OF THE BREAKDOWN

ローランド・オーザバルと、カート・スミスの2人を中心とした、ティアーズ・フォー・フィアーズ(以下:TFF)の1st。'80年代に活躍したポップスグループで、このTFFは必ず、名前が挙がります。
彼らのヒット作は、2ndアルバム(←こちらも後程、登場します)かもしれませんが、そんな彼らの1stを、ここでは紹介。

一言で言ってしまえば、やや重い雰囲気のポップス。あまり“楽しさ”ようなものはない。特に、前半1~5はそのように思える。 少々大げさに言ってしまえば、プログレチックかもしれない。
邦題“狂気の世界”の2は、ちょっと幻想的なサビが印象に残る。
5は寂しげな曲だが、ローランドの歌い上げがとても良い。
9は、機械仕掛け(?)な近未来を想起させる曲。
ラストの10では、エレキピアノの旋律が美しい。
何というか、TFFの独特な世界観のようなものが私は好きで、彼らの作品はすべて聴いています。

これも当時、親戚からもらったテープで聴きました。何だかとても気に入り、何度も何度も繰り返して聴きました。
それがちょうど、中学校に入学して間もない頃です。 小学校時代はのんびりしていた私だったので、例えば勉強面など、少し気を引き締めてやっていかなければならない中学校生活に、不安と心配を抱えている時でもありました。
なので、この作品を聴くと、その時の辛い気持ちがちょっと蘇ったりもします。(笑)
〔CD日記 '80洋楽編 # 7〕
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007 VAN HALEN 『1984』〈'84 アメリカ〉

2007年10月28日 17時02分06秒 | CD日記 '80洋楽編
                   

1. 1984
2. JUMP
3. PANAMA
4. TOP JIMMY
5. DROP DEAD LEGS
6. HOT FOR TEACHER
7. I'LL WAIT
8. GIRL GONE BAD
9. HOUSE OF PAIN

アメリカン・ハード・ロックバンド、ヴァン・ヘイレンの6作目であり、ヒット作。
この作品には、とても強い思い出がある。それは、この作品を聴くと同時に、私が生まれて初めてじっくり“ステレオ音源”を体験したからです。

まずは、作品の紹介を。
やはり、ヒット曲の2だろう。シンセサイザーをフューチャーしたこの曲は、“ハード・ロック”というよりは、“ハード・ポップ”と言っていいかもしれない。ついちょっと前、某携帯電話会社のCMに使われていましたねぇ。
2から一転して、へヴィな3。間奏部で聴ける、バイクのエンジンを吹かす音(?)がカッコイイ。
個人的には、お腹にドスッと来るような、ドラム連打のイントロで始まる6も大好き。このアルバムの中で、唯一、疾走してる曲だろう。縦横無尽に弾きまくる、エディのギターも良い。
このアルバムで、Voのデイヴィッド・リー・ロスが脱退。(2007年復帰)次作から、サミー・ヘイガーが加入する。
これより前の作品は、悪く言えば、“単にギターの目立つ、荒削りなHR”、という印象があるが、このアルバムでは、シンセが登場しているせいか、質が向上している。この作品で、デイヴィッド時代 のサウンドが完成されたような気もする。
もちろん当時は、ヴァン・ヘイレンがどんなバンドが、全く知らない。正直なところ、2以外は、あまり感じるものがなかったのを記憶しています。

“ステレオ初体験”の話に戻りますが、実は、小学校6年生の夏まで、モノラル・ラジカセで音楽を聴いていました。それは、祖父からもらったラジカセ。ソニー製でしたが、モノラルとは言え、当時のものはサイズも大きく、重たい。そのうち、ラジオのスイッチが入らなくなり、それから、カセットの蓋の開閉もおかしくなり、「それじゃ…」ということで、新しいラジカセを、親が買ったのです。
隣町の大型電器店へ行き、買ったのは、普通のラジカセ。私の記憶では、1万2000、3000円だったと思います。現在のラジカセに比べると、サイズがやや大きかったけど、やはりステレオで聴けるというのは、大きな違いでした。
そしてラジカセを買ってから、同じ電器店内にある、レコード売り場へ行ったのです。当時、『ベストヒットUSA』という音楽番組を見ていた母は、「“ジャンプ”って曲は、いい曲なのよ…」と言って、この作品のミュージックテープ(←カセットテープで売られている、アルバム)を買ったのです。
1は、シンセをフューチャーしたインスト。“ボワ~ン♪”という音から始まりますが、その時、「あぁ、これがステレオかぁ!」とすごく感激したものです。
そのラジカセ、それから11年程、家にありました。懐かしいなぁ~。
〔CD日記 '80洋楽編 # 6〕
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006 WHAM ! 『MAKE IT BIG』 〈'84 イギリス〉

2007年10月26日 19時59分38秒 | CD日記 '80洋楽編
                   

※写真のジャケは、輸入CD仕様

1. WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO
2. EVERYTHING SHE WANTS
3. HEARTBEAT
4. LIKE A BABY
5. FREEDOM
6. IF YOU WERE THERE
7. CREDIT CARD BABY
8. CARELESS WHISPER

小学校時代を中心に、アパートに住んでいた。そこには10年間住んでいたが、その間、アパートにはいろいろな人が引っ越し来て、また去っていきました。
小学校高学年頃、私達家族が住む部屋の真上に、小さい女の子のいる、(当時として)若夫婦が住んでいた。母から聞かされたのだか、そこの若奥さん、私と同じ干支で、年齢が一回り上だった。 だから、当時22、23歳といったところか。それにその奥さん、童顔だったこともあり、私から見ると、むしろ“お姉さん”という雰囲気の人でした。
その若奥さんも音楽が好きだったようで、当時人気のあった、ワム!を聴いていた。近所付き合いで親しくしていた、洋楽好きの母は、奥さんに頼んだらしく、このアルバムをテープに録ってもらったのです。

後にソロでも活躍するジョージ・マイケルと、アンドリュー・リッジリーの二人組ミュージシャン。この作品は2nd。
全体としては、いきいきと、そして楽しい気持ちにさせてくれるポップスが並ぶ作品。悪く言えば、万人受けする内容だが、バランスの取れた良い作品ではないかと思う。
1からノリノリで、気持ちが楽しくなる。反面2、4、8は、しっかり聞かせる曲。
8は、簡単に言うと、恋人が自分の前から去っていく、という内容の切ないバラードで、サックスの音色が美しい。また、この曲のプロモーションビデオも、ドラマのように素敵です。 厳密には、この曲は、ジョージ・マイケルのソロ名義なんだとか。
それとLP盤では、4の次に、“ラストクリスマス”が収録されてた仕様もある。この曲、今でも、クリスマス時季になると、よく聞かれますよね。
彼らはこの後、'86年に『MUSIC FROM THE EDGE OF HEAVEN』というアルバムを出して解散。その後、ジョージ・マイケルはソロ活動に入る。何でも、2007年現在、再結成の動きもあるとか。

という訳で、この作品を聞くと、先に記したお姉さんのような奥さんのことも、同時に思い出される。ちなみにその奥さん、現在もお元気でいらっしゃるそうです。
〔CD日記 '80洋楽編 # 5〕
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005 DURAN DURAN『SEVEN AND RAGGED TIGER』〈'83 イギリス〉

2007年10月23日 21時16分28秒 | CD日記 '80洋楽編
                   

1. THE REFLEX
2. NEW MOON ON MONDAY
3. (I'M LOOKING FOR)CRACKS IN THE PAVEMENT
4. I TAKE THE DICE
5. OF CRIME AND PASSION
6. UNION OF THE SNAKE
7. SHADOWS ON YOUR SIDE
8. TIGER, TIGER
9. THE SEVENTH STRANGER

デュラン・デュランの3rd。前作『リオ』(CD日記 '80洋楽編 # 1参照)に比べると、“アーティスト”になった感のある、アルバムだと思う。

1がこのアルバムからのヒット曲。中間部で聴かれる“ワッヤッヤッヤッヤッ♪”の歌部分は、子供の頃、とても面白く感じた。
“月曜の(夜空の)新月”というタイトルの2は、おしゃれなポップスで、私が大好きな曲。子供の頃、なぜかサビの部分に惹かれた。
3~5はロキシー・ミュージックの影響を感じる曲。ブライアン・フェリーの影響を受けている、Voのサイモン・ル・ボンが、かなりブライアンに真似た歌い方をしているのが、面白い。
8はインストだが、インスト曲を収録するところからも、彼らがアイドル的バンドから、本格的(?)なミュージシャンへ変貌を遂げていたのかもしれない。
9のバラードは、切なさがあって、「このアルバムも、この曲で終わるなぁ」と思える(笑)、1曲。

この後、彼らはライブ盤を発表。それから、メンバーが二手に分かれ、それぞれ、“パワー・ステーション”、“アーケイディア”というバンドを組む。そして、'86年『ノトーリアス』で復帰する。以後、メンバーチェンジや、混迷期などを経て、現在も彼らは活動をしているが、この作品の頃が、頂点だったような気もする。
〔CD日記 '80洋楽編 # 4〕
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004 CULTURE CLUB 『THIS TIME』〈'87 イギリス〉

2007年10月21日 17時50分16秒 | CD日記 '80洋楽編
                   

 1. KARMA CHAMELEON
 2. CHURCH OF THE POISON MIND
 3. MISS ME BLIND
 4. TIME (CLOCK OF THE HEART)
 5. IT'S A MIRACLE
 6. BLACK MONEY
 7. DO YOU REALLY WANT TO HURT ME
 8. MOVE AWAY
 9. I'LL TUMBLE 4 YA
10. LOVE IS LOVE
11. THE WAR SONG
12. VICTIMS
13. I'LL TUMBLE 4 YA (U.S 12" REMIX)
14. IT'S A MIRACLE
     / MISS ME BLIND (U.S 12" REMIX)

デュラン・デュランを耳にしていれば、カルチャークラブも耳にしていた。親戚からもらうテープには、彼らの曲も収録されていました。

'80年代に入り、MTVが開局し、アーティストがプロモーション・ビデオを作成するのが、一般的になってくる。そんな中、一番にいた存在が、デュラン・デュランであり、'82年に登場したカルチャークラブも、その仲間入りをしたと言っても、いいかもしれない。

ボーイ・ジョージ(ヴォーカル)を中心とした、ポップス・グループ。ジャケットをご覧の通り、ジョージはメイクをして、何というか、日本で言う、“女形”のルックスであり、またメンバーもポップなファッションであった。J-POPでも、某ビジュアル系バンドのヴォーカルカリストが、ボーイ・ジョージの影響を受けた、というのを聞いたこともある。

さて曲は、(難しい意味ではなく)ちょっとアートな薫りのポップスといったところ。ジョージの鼻に掛かった高めなVoも印象的。
このアルバムは、1st~4thまでのヒット曲を集めたベスト盤。後年、「あ、そういえば、カルチャークラブのCDを持っていないなぁ?」と思い、買ったCDです。
1は“カマカマカマカマ♪”で、印象的な歌メロの、彼らのヒット曲。途中で登場するハーモニカの音色もなかなかいい。
2は、ソウルフルな女性サポートヴォーカルカリストとの絡みがカッコイイ。
7は、彼らの最初のヒット曲となるが、軸となるメロディがゆったりとしていて、ちょっとした浮遊感もあり、心地良くなるのは、私だけだろうか。

'86年、ジョージはドラッグで逮捕され、カルチャークラブは活動中止。(1998年再結成)2005年にも、再びドラッグで逮捕されるなど、迷走状態が続いている。
〔CD日記 '80洋楽編 # 3〕
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