撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

JR西日本 柘植~油日(2023.3.25) 113系 L3編成 普通 柘植行き

2023年03月25日 22時41分28秒 | JR各社
本日、JR西日本 草津線 柘植~油日駅間で113系を撮りました。
1枚目は、油日駅から快走してきたL3編成 クハ111-7708の普通 柘植行きです。



2枚目は後追いで、柘植駅に向かうクハ111-7758です。



国鉄時代の1962年に3扉セミクロスシートの直流近郊形電車として111系が登場し、翌1963年に主電動機の出力が強化された113系が登場しました。
そのため、モハ111、110形の中間車ユニットは1962~63年のみで、以後はモハ113、112形の中間車ユニットに移行していますが、制御車は引き続きクハ111形として増備されていました。
1982年までにグリーン車サロ124、125形を除いて2943両が登場しており、103系には及ばなかったものの直流電化区間の各地でお馴染みの車両でした。

1987年の国鉄分割民営化により、JR北海道以外のJR旅客鉄道4社に2788両が継承されて、引き続き各地で活躍しました。
しかし、2007年にJR東海、2011年にJR東日本、2019年にJR四国での運用を終了し、JRの現役で活躍しているのはJR西日本のみとなりました。
JR西日本でも徐々に引退が進み、本年3月31日で草津線での運用終了が発表されました。

1980年に電化された草津線には、湖西線の700番台との共通運用のための113系2700番台が増備されました。
2700番台となったのは、2000番台と同様のシートピッチ拡大を行った寒冷地対策の700番台だったためのようです。
2700番台は高速化改造されて番号に5000を加えた7700番台となり、さらにてこ比改造を改造された車両は50を加えた7750番台に改番されました。
草津線の車両は、2009年度からの地域別統一塗装の一環として抹茶・和をイメージした深緑色の京都・北近畿地区地域統一色に塗装変更されています。
L3編成は700番台、2700番台を高速化改造された5700番台、7700番台で編成された、柘植駅側からクハ111-7708+モハ113-5707+モハ112-5707+クハ111-7758の4両編成です。