このブログにも度々登場する韓国語お勉強仲間の大阪の伯母の旦那さん’武おじちゃん’(←と小さい頃から呼んでいる)が、私が大阪に行くと作ってくれる、今まで食べたことのないような豪華で美味しいホットドックが好きでした。
ウィンナー以外に、コロッケ、キャベツ、ゆで卵、シーチキンが入った採算度外視の超豪華版。
材料費高っ、カロリー高っ、でもメッチャ美味しいホットドックです。
自分でパンを焼くようになり、「自分で作ったホットドック用のパンで’武おじちゃんのホットドック’を作ってみたい」と思っていたのですが、昨晩、武おじちゃんからお電話いただき、「レシピなんて大層なもんやあれへんで。」と照れつつ丁寧に作り方を教えていただきました。
「名前とレシピ、ブログにのせてもいい?」と聞いたら「ええでー。」とのことだったので、ここにご紹介させていただきます。
◎武おじちゃんのスペシャルホットドック 《レシピ》
【材料】*分量はパンの大きさにあわせて加減して下さい。
・ホットドック用のパン(今回は自作パンのためミニ版 縦12cmサイズ×10本分)
・卵:4個
・シーチキン:1缶
・皮のパリッとした粗引ポークウィンナー:10本
・コロッケ:3個
・キャベツ:1/6個
・カレー粉:適量
・マヨネーズ:適量
・塩コショウ:適量
・サラダ油:適量
【作り方】
<シーチキンマヨ玉子作り>
1.まず、ゆで卵(大阪弁では「煮ぬき」と言うそうですが、初めて知りました)を作る。カチカチになるまでしっかり茹でること。茹で上がった卵の皮をむき、ご飯しゃもじなどで大きめにつぶす(細かくしすぎてはダメ)。
2.1.のつぶしたゆで卵に、塩コショウ、マヨネーズを適量入れる(あまりマヨネーズを入れすぎない方が美味しい)。そこに、しっかり油を切ったシーチキンを混ぜ、ざっくりまぜておく。
<カレー風味キャベツ炒め作り>
3.キャベツは短冊切りにし、サラダ油を入れたフライパンで、強火で一気にガーッと炒める。最後に塩コショウ、カレー粉をたっぷりふり、ザルにあける(←これはキャベツから水分が出てくるためとのこと)。
<コロッケの下処理>
4.コロッケは4等分にする。
<ウィンナーの下処理>
5.ウィンナーは斜め十字に切りこみを入れ半分に切る(パンがもっと大きい場合は、ソーセージの量を2倍にし、両端に1本ずつ入れるため半分には切らない)、フライパンでこんがり焼く。焼きあがったら、塩コショウ、カレー粉を少々ふっておく。
<ホットドック作り>
6.ホットドック用のパンに縦に切り込みを入れる。
7.まず、2.の「シーチキンマヨ玉子」を全体に塗る。
8.その上に、3.の「カレー風味キャベツ炒め」をまんべんなく散らす。
9.ホットドックのパンの真ん中に、4.のコロッケの衣がついた部分を上、中身の部分を下に向けて差し込む。
10.最後に、5.のソーセージをコロッケの両端にのせて完成。
11.お好みでケチャップやマスタードを塗って、食べる前に少し温める。
完成品がコチラ。
武おじちゃんのオリジナルよりパンは小さめですが、おじちゃんの味に近いものに出来上がりました。
普段私が「美味しい?美味しいでしょ?美味しいよね?」と美味しいの強要三段活用で聞けば「うん、美味しい。」と答えてくれるTH(夫)も、今日は「これはウマイ!」と2個ほどたいらげていました。
武おじちゃん、どうもありがとうー
◎ホットドック用のバン作り
さて、今回使用したホットドック用のパンは、前日に焼きました。
TH(夫)は、私が「このパンも自分で作った。」と言うまで、パンは買ってきたものとばかり思っていたようです。
いくつも失敗してしまったのですが、中身の具が美味しかったからか市販のパンのように思ってもらえたのかもしれません。
今回参考にしたレシピは、小黒きみえさんの『パンのための料理本』の「ホットドッグロール」。
材料は強力粉・薄力粉・ドライイースト・塩・砂糖・卵・牛乳・バターが入るリッチな生地です。ホットドック用のパンは、中に入れるボリュームのある材料に負けないようにしっかりした味のものの方がいいそうです。
薄力粉が入るパンをこねるのは初めて。最初に強力粉と薄力粉をあわせてふるう工程が入ります。私は粉ふるいが苦手で、どうしてもボウルの周りに粉が飛び散ってしまいます。今回は粉をふるう時に注意して大丈夫だったのですが、他の材料を入れて混ぜた時に勢いよく混ぜすぎて、結構な量の粉を流し台の上にこぼしてしまいました。シマッター。
台の上でこねはじめたものの、薄力粉が入っている生地だからなのか、そもそも柔らか目の生地なのか、粉をこぼしたのに水分量は変えなかったせいなのか(←多分これ)、すごくベタつきました。何度生地をたたきつけてもまとまらなかったので、様子を見ながら打ち粉を2度ほどして、なんとかまとめあげました。こね時間15分の所、20分以上こね続けました。
バターを入れると、再度べちょべちょに。バター投入後はこね時間5分でいいのに、ここでも15分こね。
一次発酵→分割→ベンチタイムの後に棒状に成形です。棒状にして14cmに伸ばすのですが、なかなか上手にのばせず12個作るのに30分かかりました。成形って難しいです。(この生地は弾力があるので、ベンチタイムをもう少し置いた方がいいのかも)
6個ずつ天板にのせ二次発酵後に焼きました。
1回目が焼き終わる直前、大事なことを忘れていたことに気付きました。
生地に照り用の卵を塗るのを忘れていました。アウチ
2回目のものから塗りましたが、大変重要なことをすっとばしていました。
1回目に作るパンは、いつも何かしら失敗します。
こちらが、卵を塗り忘れた1回目のパン。
こちらが、卵を塗った2回目のパン。
照りツヤが全く違います。
やはり卵の力は偉大ですね。
さて、二次発酵が終わり、オーブンに入れる時点でちょっと怪しいと思っていたのですが、いつもの武おじちゃんのホットドック用のパンのサイズより今回のパンは、かなり小さそうな予感。
焼いたら大きくなるのかと思いきや、成形後は14cmだったものが、焼き上がりサイズはなぜか縮んで12cmになっていました。なんでやねん。もしかすると、二次発酵後にスペースが足らず生地を動かしてしまったからかもしれません(以前パン教室でも同じ失敗をした)。
結局、縦も横も、武おじちゃんのホットドックの1/2くらいの大きさになってしまいました。可愛いと言えば可愛いのですが、具をたっぷり中に詰めるにはやはり窮屈でした。武おじちゃんのホットドックなら1つでお腹いっぱいになるけれど、これは2つでちょうどいいくらいのサイズです。
パン自体の味は良かったです。次の日まで置いておいてもそれほど固くなりませんでした。
次回はこの2倍のサイズで作ってリベンジやー。
<今日の教訓>
・粉をふるう時、まぜる時はゆっくり丁寧にやること。
・二次発酵前にとき卵を塗るのを忘れないこと。
・二次発酵時に天板に置く時は、スペースをゆったりもたせて後で移動させないですむ位置に置くこと。
<今日のパンの評価>
◎takapyonaの評価:★★★☆☆(3つ星)
◎TH(夫)の評価:★★★★☆(4つ星半)
(1ヶ月以内に作りたい/○半年以内に作りたい/1年以内に作りたい/今回限りでいいかな)
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パン素敵!プロの様に上手で羨ましいです、旦那様が。
そしてこのホットドッグ、ゴージャスですねぇ。
カレー味のキャベツってもうたまらない。食べてみたいです。でも作れそうにない・・・。
ところで札幌5つ☆はモリエールだったんですね?
私は10年くらい行ってないのですが、takapyonaさんの記事を見ていたら行きたくなってしまいました~。
でも、成形とか全然下手なので、もっと練習しないと!です。
このホットドックは、スーパーで売っているホットドック用のパンで勿論作れますよ~。(むしろそっちの方が美味しいかも・・・。)
カレー味のキャベツがいいアクセントになっています。
私は野菜が美味しくて、どちらかというと軽めのフレンチが好きなので、モリエールのお料理が好きです。
次回は札幌でどこに行こうかな~。
a-syanさんブログで研究します!
昨日パンに挑戦したんですが、大失敗、やはりパンは買うべきと実感しました。
私も今のところ買ったパンには全然及びませんが、こなをこねたりするのが楽しいので、時間ができると作りたくなります。