奈良1泊目の夜は、奈良公園の近くにある釜めしの店、『志津香』に行きました。
ここは、奈良グルメ図鑑という奈良のレストラン情報満載のHPの「観光客にお勧めの店ランキング」の2位だったお店です。「釜飯は注文を受けてから火にかけるため約30分待ち」、「いつも行列が出来ている」と他のHPにも書いてあり、この日は金曜の夜だったので、混まないうちに17:30頃入店しました。ラッキーなことに夕食には早いのかこの時間は店内には私達を含めてお客さんは3組だけで待たずに入れました。
おしながきですが、釜飯単品でも注文出来ますが、セットにするとプラス650円で「漬物+赤だし+魚介と野菜煮付けの炊き合わせ」が付くとのことだったので、「かに釜めしセット 1732円」と「奈良七種釜めし(かき入り)セット 1837円」の2種類を注文しました。
ビールを飲んでいると、お店の方が先に魚介と野菜煮付けの炊き合わせを持って来て下さいました。
色鮮やかな海老やいんげん、しいたけ、里芋等の炊き合わせです。濃すぎず薄すぎずどんぴしゃりの味付けです。とても美味しいです。ビールにもよくあいます。釜めしだけではなく、これもプラスして良かったです。
ビールを飲みつつこれを食べながら釜めしの到着を待ちます。
注文から25分ほど待って釜めしが出てきました。
こちらは、「かに釜めし」です。
かにの身がたっぷりご飯の上にのっています。三つ葉の香りとかにの磯の香りがマッチしてとても美味しいです。
こちらは「奈良七種釜めし(かき入り)」です。穴子、海老、グリーンピース等の七種の具に、11~4月の期間限定で「かき」を追加することが出来ます。具だくさんの釜めしで、かに釜めしとはまた違った美味しさです。かきも大粒でぷりぷりしています。
机の上に「釜めしの美味しい食べ方」が書かれた紙が置いてあったので、今回はそれに従って食べてみました。
①まず、出来たての釜のフタを取り、中心部分のホカホカ御飯をおしゃもじで軽く2杯程お茶碗に入れます。この時大切な事があります。すくったおしゃもじを釜から取り出し、木ブタをすき間なくきっちりとします。ここがポイントです。お茶碗に盛ったあつあつの釜めし御飯をフーフーしながら味わってください。(志津香HPより)
1杯目、熱々をふーふーしながら頂きます。ご飯は少し芯が残る程度の固めです。ご飯粒が一粒一粒たっています。美味しいです。
②次に程よく蒸れた釜めしの次の楽しみ方です。おしゃもじを釜の内側へりにたてにして鉄釜をこする様に御飯を取ります。おこげが釜のまわりにきつね色になり、はがれる所だけお茶碗に入れてほんのり香ばしいおこげをお楽しみ下さい。お茶碗に盛った後は、再度木ブタをすき間なくしめてくださいね。(志津香HPより)
木ブタをきっちりしめているため、ご飯はほどよく蒸らされて1杯目より柔らかくなっています。そしてまだほかほかの状態です。ところどころに入っているおこげが香ばしいです。
③最後の楽しみ方は、釜底のおこげは残らずきれいにはがれるのでおしゃもじで全てすくってお召し上がりください。フタをする事で炊きたての御飯は程よく蒸れておこげも全て召し上がっていただけます。1つで3度おいしい。ぜひお試し下さい。(志津香HPより)
最後のおこげまできれいにとれるとのことでしたが、結構おこげが固くへばりついていて、へらで最後まできれいに取るのはなかなか難しかったです。これが奮闘の後です。
完食しました。とても美味しい釜めしでした。
奈良に来ることがあったら、また食べに来たいお店です。
しかし、釜めしにこんな食べ方があるとは知りませんでした。もしまたどこかで釜めしを食べる際は、木ブタはきっちり閉めて、最後まで美味しく熱々のまま食べようと思います。
奈良に来る前は、奈良のガイドブックを見てもあまり心惹かれる食べ物が無かったのでたいして期待していませんでしたが、お昼に法隆寺で食べた梅うどんといい、今回の釜めしといい、続けて美味しいものにめぐり合いました。食べ物の実力をあなどっていてごめんよ、奈良。
<お店データ>
店名:大和路の味、直火炊きの味 釜めし『志津香 公園店』
カテゴリー:釜めし
住所:奈良市登大路町59-11
電話:0742-27-8030
定休日:火曜
営業時間:AM11:00-PM8:00
URL:http://www.kamameshi-shizuka.jp/tenpo.html
*公園店の他、小西店があります。