takapyonaの美味的生活

美味しいもののためならエンヤコラ。
食材求めて自転車こいでる瞬間にシアワセを感じる私のブログへようこそ。

奥沢 穴場のおすすめフレンチ 『サクレクール』 《 奥沢 in 東京 》

2006年09月30日 | 自由が丘・奥沢・田園調布周辺のレストラン

にほんブログ村 グルメブログへ  人気blogランキングへ 

2005年に奥沢銀座商店街にフレンチレストランがオープンしました。
その名も『奥沢サクレクール』。フランス国旗とお店の前に置かれた黒板が目印です。自転車でお店の前を通る時に、お店の前に絵と文章が書かれた黒板が出ていると、ついスピードを落として文章を読んでしまいます。オープン当初は「パリで出合った’でっかい男’2人がフレンチレストランを始めました。」と書かれていて、「でっかい男2人だと厨房が狭そう。」と気になっていたのですが、何ヶ月か前にお店の前を通ったら「サクレクールもお陰様で1周年を迎えました。」となっていました。なんと、いつのまにかお店がオープンして既に1年もたっていたのですね。

奥沢といえば、ル・ブイヨンラ・クープラ・ルミエールフランネルラ・フィーユその他、フレンチレストランが密集するフレンチ激戦区です。そんな中で、自由が丘とは逆方向のそれほど立地条件に恵まれているとは言えない場所で、めでたく1周年を迎えられていたとは、これは是非とも行ってみなければなりません。

お店の前の黒板に、最近雑誌に掲載された記事が貼ってあるので、「もしかして予約なしで行くのは厳しいかな。」と思っていたのですが、私達が入った時は、2人組のお客さんがカウンターに1組だけでした。土曜日のランチ時なのにこれで大丈夫なのかな、と心配していたら、その後2人組のお客さんが2組入ってきました。

私がお店の前を通る時に、たまにお見かけする背の高い男性がランチメニューの説明をして下さいました。

ランチメニューは、
「前菜+メイン+デザート+コーヒー+シャーベット」の付いた1,800円コース
1,800円コースの内容に「魚のスープ(ブイヤベース)」がプラスされた
2,200円コース
の2種類です。

このうち、メインは4種類の中から選ぶことができ(2種類は追加料金)、前菜、デザートはあらかじめ決まっていました。

【前菜】
●相模沖 鮮魚のカルパッチョ

左から、蟹の包み揚げ、オキタカベのカルパッチョ、サラダです。
盛り付けも美しく見た瞬間に「美味しそう~」と思いました。鮮魚のカルパッチョは新鮮で、香草の入ったドレッシングがたっぷりかかっていて、ジューシーでとても美味しかったです。サラダも蟹の包み揚げもそれぞれいいお味で、前菜を食べた時点でこのお店に来て良かったと思いました。

【魚のスープ】

こちらは、2,200円コースについてくる魚のスープ(ブイヤベース)です。
オマール海老と魚で丁寧に取られたスープに白身魚、あさり、柔らかなイカといった魚介が入っています。スープ・ド・ポワッソンのような濃厚なスープではなく、もう少しさらっとしたスープですが、魚介のいいお出汁がじんわり出ているしみじみ美味しいスープでした。

【メイン】*4種類の中から選べます。
●鴨もも肉の赤ワイン煮込み ジャガイモのピューレ添え

骨付きの鴨もも肉が赤ワインソースで柔らかく煮込まれています。中まで赤ワインソースの味がじっくりしみこんでいます。お肉自体も勿論美味しいのですが、付け合せのたっぷり野菜(きのこ、さつまいも、スナップエンドウ、カボチャのカリッとソテー)となめらかなジャガイモのピューレで野菜をたくさん食べられるのが嬉しく、お肉ともよくあっていました。

●天然スズキのポワレ プロヴァンス野菜のバジル煮込み添え(プラス200円)

皮側はパリッと、身側はふんわり柔らかく焼き上げられた天然スズキでした。こんなにふわっ、ほろっとした白身魚のソテーは初めてでした。付け合せの野菜のソテー(サクサクのヤングコーン、青唐辛子、きのこ、カブ)も食べ応えがありました。また、細かく切られたじゃがいも、いんげん、トマトがバジルソースで煮込まれた爽やかな味の「プロヴァンス野菜のバジル煮込み」も、あっさりしていて美味しかったです。お魚と共に野菜も堪能できました。

【パンと無塩バターと塩】

ホカホカの焼きたてパンに、無塩バターと岩塩が出てきました。バターに塩分がないため、お好みで岩塩をふって食べるのだそうです。これなら自分で塩分調節出来て良さそうです。

【デザート】
●木苺のクラフティ 自家製アイスクリーム添え

甘さ控えめのクラフティに木苺ソースは、甘酸っぱいベリー系のソースが好きな私にとっては嬉しい一品でした。こういう味大好きです。自家製バニラアイスも甘さ控えめですが美味しかったです。

【コーヒー】

食後のドリンクは、コーヒー又は紅茶が選べます。コーヒーはお代わり自由でした。コーヒーカップやお砂糖ばさみ、フォークやスプーンの食器類がお洒落で可愛いものでした。

【シャーベット】

メニューをきちんと見ていなくて、デザートの後のコーヒーで終わりかと思っていたら、コーヒーの後に濃い緑色をした「セロリのシャーベット」が出てきました。嬉しい驚きです。セロリのシャーベットを食べるのは初めてでしたが、甘くてほろ苦い味でした。青いトマトのようなちょっと青い香りがしました。体に良さそうな一品です。

【グラスワイン 赤と白】 各600円

背の高いきれいなグラスにたっぷり入って出てきました。どちらも辛口で香りも良く美味しかったです。

《感想》
・久々に美味しくて大満足なフレンチレストランに出会いました。フランス旅行中にこんなレストランに出会っていたら感動していたことでしょう。ル・ブイヨンに引き続き、奥沢にお気に入りのフレンチレストランが出来ました。
・食べている最中にも「美味しいね。」と自然に笑みがこぼれ、家に帰ってからも「ああ、今日のランチは大満足だった~」と幸せ気分が続くレストランでした。
・ボリュームがあるので満腹感も長持ちするのですが、野菜がたっぷり使ってあるのと、バターよりオリーブオイルを使ってあるお料理が多いのか、ソースもコクがありながらも重くなく、胃にもたれないお料理なのも良かったです。
・カウンター席が5席と机と椅子の席5組の全部で22席の程よい大きさのお店で、居心地が良かったです。
・オレンジ色の漆喰の壁と太陽のような天井のライトが南仏をイメージさせる明るく温かみのある雰囲気の内装です。漆喰の壁に何箇所かくり抜かれた飾り棚があり、ちょっとした置物が置いてあるのですが、いささかくたびれた感があったのがご愛嬌でした。あの場所にどんな物を置いたらよりお店が映えるのか、食べながら考えました。





・「でっかい男2人が作るフレンチレストラン」と勘違いし、私達にメニューの説明とお料理を運んで下さった男性もシェフで夜はこの方が料理を作るのかと思い込んでいたのですが、帰ってHPを見ると、でっかい男2人の内訳は、1人が店長さんで、1人はシェフの方でした。それなら厨房は狭くなさそうです。
・まだあまり存在が知られていない穴場のお店なのか、私達が行った時は、この近くに住んでいる地元の方々らしきお客さんばかりでした。しかし、1度行くとまた必ず行きたくなるようなお店です。お店を出た瞬間に「また絶対ここに食べに来よう。」と決意しました。おすすめです。
・ディナータイムはどうかなのか分かりませんが、ランチタイムはカード使用不可です。

takapyonaの評価:★★★★★(5つ星)

<お店データ>
店名:
奥沢サクレクール
カテゴリー:フレンチ
住所:東京都世田谷区奥沢3-12-6 リンアルボ奥沢1F
電話:03-3726-0234
ランチ:11:30~14:30   ディナー:18:00~21:30
定休日:木曜日(祝日は営業 翌日お休み)
URL:http://www.geocities.jp/okusawa_sakure/

ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります。
↓      ↓
にほんブログ村 グルメブログへ  人気blogランキングへ 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 移転後の\'\'旨酒と蕎麦の店\... | トップ | クロアチア・スロベニア旅行... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のりの)
2006-10-26 11:14:27
ちょっぴりご無沙汰に拝見したら、5☆の奥沢フレンチがアップされてて。。。是非また教えてくださいね。
今度行こう! (takapyona)
2006-10-26 20:58:37
>のりのちゃん

コメント&クリックありがと~

奥沢に来る時は連絡下さい。

一緒に行こう

コメントを投稿