先日、北海道在住のお姑さんから庭で収穫した梅をたくさん送って頂きました。
置いておくだけで辺りに甘くて良い香りが広がる黄色く熟した完熟梅たちです。
今までにも何度か送って頂いたことがあり、その時は青梅だったので、ブランデー梅酒や梅シロップ、醤油漬けにして美味しく頂きました。
今回のような完熟梅を頂くのは初めてです。さてどうするべし。
まずは、All Aboutのレシピで、「梅干し用の熟した梅を利用して作れる」と書いてあった、「うめ味噌漬け」を作ってみました。出来上がりは半年以上先とのこと。先の長~いお話です。
今回参考にさせて頂いた「梅のある生活(梅仕事)」というHPの「梅の熟度と用途」には、「黄色く熟した梅の利用法として最適」だと書かれていたのは「梅干」と「梅ジャム」だけでした。青梅の頃と比べると完熟梅は若干用途が限られるようです。
「うめ味噌漬け」後の残りの梅は、半分は「梅ジャム」、残りは「梅干」にしようと思っていたのですが、試しに作った「梅ジャム」が思いのほか美味しく出来たので、残り半分も「梅ジャム」にすることにしました。
土日の2日に分けて、TH(夫)と2人で梅ジャム作りをしました。
梅ジャムのレシピ
今回、「梅ジャム」作りの参考にさせて頂いたのが、上述の「梅のある生活(梅仕事)」というHPの「梅ジャム」レシピです。(このHPに載っている写真のオレンジ色に輝くとろりとした梅ジャム、ものすご~く美味しそうなので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。)
砂糖の種類や分量、使用する用具は、このレシピを元に適当に家にあるものでアレンジしました。
【調理器具】
・つまようじ(本来、’竹串’を使うべき所、無かったので’つまようじ’で代用)
・ボウル
・ザル
・大鍋(本来、’ホーロー鍋’か’ガラス製の鍋’を使うべき所、無かったので’アルミ鍋’で代用)
・煮沸消毒した保存容器
【梅ジャムの材料】
*1日目と2日目で梅の量、砂糖の種類を変えて作ってみました。
●三温糖で作る梅ジャム(1日目の材料)
・完熟した梅(種・皮を除く前の重さ):1.5kg
・三温糖:1.3kg
●黒糖と三温糖で作る甘さ控えめ梅ジャム(2日目の材料)
・完熟した梅(種・皮を除く前の重さ):1.8kg
・固形の黒糖:400g + 三温糖:600g = 合計1kg
・自家製ブランデー梅酒:大匙2
【作り方】
1.梅をさっと水洗いして、1~2時間ボウルに入れ、水に漬けておきます。(完熟梅は水に漬けなくてもいいそうなので、この作業はなくてもOKです。)
2.梅のヘタを、つまようじで取り除きます。
3.大鍋に梅とたっぷりの水を入れ、中火にかけます。手でゆっくりかきまぜながら茹で、50度(手で熱さを感じるくらい)になったら水を捨てます。再び水を入れ、同じ作業をもう1度繰り返します。(*青梅の場合はこれを2~3回繰り返す)
4.茹で上がった梅をザルにあけ、水気を切り冷まします。
5.梅の実から種と痛んだ部分を取り除き、ボウルに入れます。
6.5.の梅をまな板に置いて、包丁で細かく刻みます。今回は包丁2本の’二刀流’でTH(夫)に頑張ってもらいました。なめらかな仕上がりにしたい時はさらに裏ごしをすると良いそうですが、包丁2本でもほどよい粒が残り全体的になめらかな感じに仕上がりました。
7.大鍋につぶした梅と、砂糖の1/3を入れ、よく混ぜ合わせて中火にかけます。
(黒糖の塊を入れた時は溶けるか心配しましたが、かき混ぜているうちに溶けました。)
8.鍋底が焦げ付かないよう、たえずかき混ぜながら煮ます。
9.ブクブクと煮立ってきたら、残りの砂糖の半分を加えて、5分程煮ます。黒糖バージョンは、カレーのような色になりました。(ブランデー梅酒は、どこで入れてもいいとは思いますが、とりあえずここで投入。白ワインやリキュールなどでも美味しそうですね。)
10.浮いてくるアクを丁寧に取り除きながら、残りの砂糖を全部入れて、15~20分、たまにかき混ぜながら煮ます。
11.果肉が透明っぽくなり、トロッとしたら出来上がりです。
(冷蔵庫で冷やすと固くなるので、この時点ではかなりトロトロの状態OK。)
12.熱いうちに煮沸消毒した容器に入れ、冷めたら冷蔵庫で保存します。
梅ジャムの保存方法と用途
【保存方法】
・今回、2日で出来た梅ジャムは、計15瓶。これまでに取り貯めていたジャムやコチュジャンの空き瓶がようやく日の目を見ました。でも、不揃いで全然可愛くないです。来年に備えてもっと可愛いくて形の揃った空き瓶を貯めるどー。
・「冷凍庫で保存も可能」とのことだったので、冷蔵庫に入りきらないものはジップロックに入れて冷凍保存しました。
【気になるお味と使い方】
・予想以上に美味しくて嬉しかったです。また完熟梅を頂いたら来年からも作りたいです。
・左側が『黒糖と三温糖で作る甘さ控えめ梅ジャム』、右側が『三温糖で作る梅ジャム』です。黒糖の方は、色が黒く黒糖のコクと香ばしい味が残り、三温糖だけで作ったものの方がすっきりした味です。
・保存には砂糖が多めの方がいいのかと思いレシピ通りに作ってみましたが(黒糖の方は砂糖控えめ)、完熟梅自体も充分甘かったので、健康のためにはもっと砂糖を控えても良かったと思いました。
・両方とも、プラムや桃のような甘い香りに、甘酸っぱい梅の味が口の中で広がります。夏にぴったりの爽やかな味です。酸っぱい味が好きな方には、きっと気に入って頂ける味だと思います。
・これまでに、ヨーグルトに入れ、ホットケーキにつけ、紅茶に入れて、炭酸水で薄めて飲んでみましたが、今書いた順番で美味しかったです。
・この他、ネットで得た情報によりますと、トーストにつける、牛乳に混ぜる、料理の下味にする、カマンベールにつける、といった用途が書かれていました。思ったより用途があるようです。
・今回の梅ジャムのレシピは、青梅~完熟梅のどの状態でも作れます。また、梅干や梅酒に使う梅は傷がついているものはNGですが、梅ジャムなら加熱前の段階で取り除けるので、少々痛んでいてもOKという便利さです。
・本州では既に梅の時期は終わってしまいましたが、来年、完熟梅を入手して使い道を迷われた場合には、「梅ジャム」です。
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実家和歌山は梅の産地なので今度完熟梅を見つけたら作ってみます
ヨーグルトに入れるのが一番美味しいんですね!
うちの旦那さまが喜びそうです。
8-9月にtakapyonaさんに会える人は手作りジャム食べれるのね。いいなぁ。
私も梅ジャム、今回初めて食べましたが、すごく美味しかったですよ。こりゃうまい!と言いながらえんえんと食べています。
ヨーグルトに入れるのが一番だと思っていましたが、その後カマンベールに梅ジャムを試してみると、ヨーグルトに匹敵する美味しさだということが判明しました。白ワインにもあいました。
マコ大好きさんなら、きっとお料理のソースとしても上手に使われるんでしょうね。
今のところリクエストは身内からだけです。。
8-9月頃にマコ大好きさんが東京に来られることがあれば、声をかけて下さい!
8月お盆札幌に行って9月末からドイツです。
今度東京に行くときは連絡しますね!?
なんとうらやましい。
今度はどんな美味しい物を食べて帰って来られるんでしょうか。
>今度東京に行くときは連絡しますね!?
是非是非!お待ちしております。
あらためて来ようと思っていましたが、失礼いたしました。
すごい量の梅ですね!
私は完熟梅だけど傷がついていたものをてんさい糖と焼酎につけちゃいました。
すでにおいしそうな色でかなりエキス出てますよ^^
他には醤油に漬けて「梅醤油」をvege diningのizumimirunさんに教えてもらいました。
お醤油にどぼん!するだけ(笑)
梅のいい香りが移っておいしいですよ
(私も読み逃げ多いです)
梅酒は青梅でしか作ったことがなかったのですが、完熟梅でも作れるとは知らなかったです。
エキスの出も青梅より早そうですね。
焼酎とてんさい糖使うとどんな味がするのかしら。
私は今日スーパーで青梅を無事見つけられたので、さっきブランデー梅酒の仕込みを終えました。
痛んでいるのはお醤油にどぼん!で梅醤油にしました♪
梅醤油は、たまたま数年前に飛騨和緒さんの本で見て冷蔵庫に常備しているのですが、香りがいいですよね~。
梅醤油に、にんにくスライス・かつおぶし・昆布・赤唐辛子・ローリエをたしたものを別容器に使って保存していますが、ドレッシングや炒め物の最後の味付け等にも使えて便利です♪
vege diningのizumimirunさんのブログ、私も好きでよく拝見しています☆(それこそ読み逃げばかりですが・・・)
「深夜の富士そば」、かつらさんのブログで見て今日のお昼に作ってみましたよ~。
お出汁も入っていないのに美味しくて驚きでした。