十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

■十勝の活性化を考える会 講演会 メディア発表

2019-10-14 05:00:00 | 会報

第三回講演会

十勝の活性化を考える会の第三回講演会「令和新時代における十勝発展の夢と可能性」が9月23日開催され、地元紙「十勝毎日新聞」吉田記者が取材し記事として掲載されました。

 

食、エネルギーで十勝活性

  福井北大名誉教授が講演

 

 北海道大学名誉教授の福井孝志氏(69)を招いた講演「十勝発展の夢と可能性」が9月23日、帯広市内のとかちプラザで開催。十勝の活性化を考える会(寺町修会長、会員21人)の主催で、市民ら45人が耳を傾けた。


 福井氏は芽室町出身で北大大学院を経て、NTT研究所で16年間勤務した後、北大へ。工学博士で専門はエレクトロニクス。ナノ結晶の研究では現在の太陽電池の5倍となる世界最高レベルを目指している。


 十勝の地理的特徴について福井氏は「山に囲まれ、海に面して35万人が暮らしている。アイスランドの国に匹敵し独立した文化がある」と指摘した。その上で 「今は食とエネルギーが重要な項目になってきた」と強調し、稚内市の太陽光と風力発電エネルギーの自給率の高さを説明した。「十勝は食料自給率1000%で、日照時間も長いので太陽光発電の適地。風力発電はえりも町(日高管内)など太平洋側に可能性がある」と述べた。


 東京一極集中のリスクに触れ、人口密集都市の北京やソウルでの過去の広域感染症を例に、「十勝は適度な人口密度で、安全なノアの箱舟。国難に遭遇した場合の避難地になり得る」と話した。十勝活性化の決め手は「空気、水、食料、エネルギー、そしてコミュニケーションカ」と結んだ

 寺町会長は「福井教授はスウェーデンの法律アカデミーのシンポジウムで研究発表される方。ノーベル賞候補レベルの講演を聴けた。素晴らしかった」と話した。(吉田政勝通信員)

 

 十勝の活性化を考える会」会員募集 




秋の旅行会 2019/10/20

2019-10-07 05:00:00 | 会報

秋の旅行会のご案内


「十勝の活性化を考える会」では秋の旅行会を企画しております。

下記の要領で参加自由となっておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。


参加自由

・日時:10月20日(日) 9時30分~17時

・場所:陸別町:関寛斎資料館~北見市:ピアソン記念館

・内容:十勝と北見の歴史の接点をたどる旅です

・参加費:3,000円(入館料等)

・集合場所:帯広百年記念館駐車場 または独自に現地直行でも可

関寛斎資料館では斎藤館長、ピアソン記念館では伊藤館長がご案内してくださいます


 

関寛斎について

  1830年(文政13年)、上総国山辺郡中村(千葉県東金市)吉井佐兵衛の長男として生まれる。

 儒者関俊輔の養子となり、佐倉の佐藤泰然の門下に入り、医学を修業する。銚子で開業したが浜口梧陵の勧めにより長崎のポンペのもとで西洋医学を修得する。 
 その後、徳島藩より招かれて侍医となるが、戊辰の役では奥羽出張病院頭取として活躍、徳島医学校の創設などに力を注ぐ。一時海軍病院に努め、山梨県立病院第2代院長として業績を上げるが、徳島県に帰ってからは禄籍ともに奉還し東御殿跡(徳島町1丁目現在の城東高等学校)で開業して、地域医療につくし、関医院にいたる道は徳島人から関の小路と称されていた。
 寛斎夫妻金婚の祝賀を受けた後に日本の産業発展のために必要な地として注目された北海道の開拓を志した。その時すでに年齢70歳、四男又一は札幌農学校に在学。石狩樽川農場を開拓し、更に奥地である十勝国斗満の地に入植したのは、1902年(明治35年)、72歳の高齢である。
二宮尊親が経営する二宮農場の自作農育成に開拓の方針を求め積善社を結社した。また徳富蘆花との交友を深め、トルストイの思想に共鳴と理想的農村建設をめざしたが、子餘作、又一に志を托してみずからそのいのちを絶つ、82歳の秋だった。

 

 


ピアソン夫妻(ジョージ・ペツク・ピアソン、アイタ・タップ・ピアソン)

 

 ショージ・ペック・ピアソンは1861年アメリカ、ニユージャージー州で、アイダ・ゲップは、翌年ペンシルベニア州で生まれる。ピアソン氏はプリンストン神学校を卒業後、米国長老派教会の宣教師として、アイダは米国聖公会の宣教師として来日し、2人は日本で結婚。道内各地で伝道活動を行い、1914年に野付牛に移り住む。1928年に帰国。1937年|こアイダが。その2年後ピアソン氏も亡くなった。

 

「十勝の活性化を考える会」事務局


十勝の活性化を考える会」会員募集



■十勝の活性化を考える会 講演会

2019-09-30 05:00:00 | 会報

第三回講演会

十勝の活性化を考える会「令和新時代における十勝発展の夢と可能性」が盛況のうちに開催されました

 

 

講演概要

時代の節目に当たり、十勝の今後の発展を考える上で、十勝の地形、エネルギーの自給、東京一極集中を排する地域コミュニケーションなど、独自の視点で課題を整理し議論します 

目次

1.十勝の地理的特徴

2.エネルギーと食料の自給

3.東京一極集中のリスク

4.人口分散の鍵は

5.十勝の可能性

 最後に(研究紹介)

 

講師の福井先生は札幌から講演のため来帯し、十勝発展の夢と可能性について、科学的知見に基づき詳しく説明していただきました。

会場は熱気にあふれ、質疑応答も活発に行われました。

福井先生に改めて感謝申し上げます。

また当日は台風接近で悪天候にもかかわらず多数の御来場をいただき、参加者様にも厚くお礼申し上げます。

「十勝の活性化を考える会」事務局


十勝の活性化を考える会」会員募集