十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

エコの社会

2023-04-30 05:00:00 | 投稿

 

私は、“エコの社会について、以下のように思っている。

① 地球を守るべくゴミをできるだけ出さないこと

② 水を大切に使うこと

③ 人間は、ギョウジャニンニクのようにもっと強くなること

 

①のために、帯広市の補助によりコンポストを使っている。

②のために、雨水タンクを利用し、植物に水を与えている。 

③については、強くなることが長生きの秘訣と思っている。

以上の写真が下図についているが、ギョウジャニンニクは右下に写っている植物がそれである。北海道では、ジンギスカン鍋などに使われている。

私が言いたいのは地球温暖化が進んでいるので、「我々は、どんな国を目指すのか」ということである。これに関連して、いま十勝で計画されている600億円以上もかかるゴミ中間処理施設が、十勝で1箇所の予定で進行している。しかも、この投資は地球温暖化を招くかもしれないのであるから、その点も十分に加味しなければならないと思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員


帯広市議会議員選挙

2023-04-29 05:00:00 | 投稿

 

統一地方選挙の後半戦の投票が、4月23日に終わった。敗軍の将は兵を語らずといわれる諺がある。ものごとに失敗した人間は、言い訳したり意見を述べたりするべきではないが、今回の帯広市議会議員選挙の結果について、「十勝の活性化を考える会」の元会長として、あえて述べたい。

人口16万人の帯広市は、定数29人のところに41人が立候補し、1.4倍の競争率であった。いずれの候補者も住み良い帯広を創るべく「選挙公報」で主張していた。その公約で、ゴミ中間処置施設に関して述べていたのは、我が「十勝の活性化を考える会」のk事務局長だけであった。

600億円以上もかかると予想されるゴミ中間処理施設が、十勝で1箇所のみの建設で進行している。しかも、建設予定地が現在地に近い約5.5メートルも低い場所と聞いている。十勝の広さは、私が働いていた岐阜県と同じで、岐阜県庁に問い合せると、岐阜県にはゴミ処理施設が10箇所あり、リスク管理も出来ている。

リスク管理面などを考えると、ゴミ中間処理施設の1箇所のみの建設は、あり得ないのである。水没しないようにするためには遮蔽壁を作る必要があるので、膨大な費用が掛かることを想定せねばなるまい。

十勝の人口の一人当たりでは、約20万円がかかる投資になる。東京都の人口が約1,200万人であるから約2.4兆円になる膨大な投資で、それを当選した議員が、誰も反対していないのである。何かが変であると言わざるを得ない。

当選した帯広市議会議員に水を差すようであるが、再考を求めたい。住み良い“まち”とは、リスク管理がしっかりしていることが求められるのである。今回の当選した議員は若い人が多いらしく、新ゴミ中間処理施設にも新しい考えを持つことを期待したい。なぜなら、十勝がゴミ屋敷にならんとも限らないのである。

また、投票率が史上最低の45%であったから民意を反映したものではないだろう。有権者にとっては、ゴミ中間処理施設のことなどを知らなかったかもしれないのである。

なお、帯広市議会の議員報酬は、年間報酬の約800万円に加えて、政務活動費の360万円を合わせると、1,200万円が支給されるようである。先日の私の自動車誘導係のアルバイト代は時給950円であったので、年間賃金が約200万円になる。

「十勝の活性化を考える会」会員

 


“住み良いまち”とは・・・・

2023-04-28 05:00:00 | 投稿

 

先日、地元新聞の「論壇」を読んでいたらk女史が、次のことを書いていた。

『(前略)迷いが多い時代に重要なことは、あなたの真ん中にある思い(コア)や、大切にしている価値観を常に考え、そこを大切に行動していくことです。「ワタシはナニを為すモノか?」を常に意識して思考・行動していけば、おのずと道は開かれるはずです。』と言っていた。

私はまち作りについても、同じようなことを思っている。これからは、地域住民の一人ひとりが幸せに暮らせるような地域を作ることが大切で、地産地消の「地域内循環経済」の創出が必要である。

生産活動が循環していけば新たな投資需要を生み、内発的な発展が期待され、十勝の活性化にもつながるのではないだろうか。地域経済の内容と仕組みを知ったうえで、自分たちの地域が客観的に置かれている位置と個性を見極めて、独自の地域づくりの具体策を実行に移していくのである。

十勝は農畜産業を考えれば、日本の食糧基地と言われる宝を持っているので、その宝をどのように活かしていけば良いか、行政機関を巻き込んで考えていこう。自分たちは、どんな“まち”を作りたいのか? その思い(コア)を一つにしていく必要があると思っている。

私が言いたいのは、いま自民党内部でも問題になっている防衛費のねん出のことではない。日本の国が良くなってもらえば与党も野党も関係ない。日本は防衛力を含めて、「我々は、どんな国を目指すのか」ということである。

これに関連して、いま十勝で計画されている600億円以上もかかるゴミ中間処理施設が十勝で1箇所の予定で進行しており、しかも、現在地に隣接した約5.5メートルも低い場所である。十勝の広さは私が働いていた岐阜県と同じで、岐阜県にはゴミ処理施設は10箇所がある。リスク管理面と、十勝の財政を考える膨大な計画予算額で、将来を考えるとあり得ないのである。十勝住民に、再考をも読めたい。

統一地方選挙の後半戦が始まっているが、いずれの候補者も住み良い帯広のことを「選挙公報」で主張しているので、是非、そのことを実現してもらいたい。そして、このまち作りについてk女史は、次のようにも言う。

『今春、各市町村で行われる統一地方選挙では、是非とも各候補者の提案や主張をしっかり見聞きして、わが町の次のコアを判断してほしいと思います。』と。

「十勝の活性化を考える会」会員


人口減少を考える

2023-04-27 05:00:00 | 投稿

国立人口問題研究所によると、100年後の日本の人口は、2/3が減って4千万人台に減少する予想もある。もっとも、人口が減ると東京一極集中が解消し、住みやすくなるかも知れない。

全国各地に住んだ者として感じるのであるが、十勝は日本の食糧基地と言われ農作物の糖分が高く美味しい。旭川市や函館市の人口が急減しているので、50年後の北海道は、帯広市が札幌市に次いで2番目の人口の多いまちになると思っている。

日本は、人口減少と物価上昇が加速している。日本は、食料や原油などのエネルギー資源を輸入に頼っているので、スタグフレーションに陥っているのである。

スタグフレーションとは、不景気にもかかわらず物価上昇が続く状態のことで、不況である経済活動の停滞と物価の持続的な上昇が併存する状態のことで、現在の日本の経済状態でもある。

先日、ニュースを聞いていたら、日本経済は需給ギャップで26兆円の供給過多にあるという。供給過多であれば、物価は下がるのが原則であるが、このところの戦争もあり物価上昇が続いているのである。

帯広市でも、戸建て住宅・マンション・介護施設・グループホームなどが建ち続けている。これは経済を作っている有効需要の投資にあたるが、いつまでも続かず値崩れを起こすと思っている。これ以上に円安が進むと、輸入の大部分を占める食料価格や原油が上がるので、国民生活が困窮する恐れがある。

先日、スーパーに行って気づいたのであるが、物価の上昇が半端でなく、値段が同じでも分量が減ったものもあるので、実質値上げである。政府日銀が不況から打開しようと金融緩和措置を継続したが失われた30年と言われ、その効果はあまり見られず現在に至っている。

金融機関が金利が低いために集めたおカネの運用に困っている。もし2%も金利を上げると日銀が国債を保有しているので、1年で50兆円もの赤字に陥るそうである。

大変難しい問題であるので分からないが、どちらにせよ由々しき問題である。ただ、少子高齢化が一番の問題だと思っている。厚生労働省は今年の2月28日、衝撃的な発表をした。

2022年の出生数は79万9728人で、統計を取り始めた1999年以降で最少という。厚労省のデータでは、1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する「合計特殊出生率」の21年の全国平均は1.37である。

こうした中、2019年に出生率2.95を記録した人口5,700人の「奇跡の町」奈義町というまちが岡山県にある。20年間かけて取り組んできた少子化対策が実り、2021年も出生率が2.68を維持している。奈義町の人口は今年3月1日現在で、5,492人である。

岸田文雄首相も2月19日、視察に訪れたらしい。まちが生き残るには、人口減少に歯止めをかけるしかないので必死だったらしい。町議会の議員数定数を14から10に減らした。補助金、交付金などもカットして町民への「協力」も求め、約1億6千万円の財源を捻出できたという。

 「十勝の活性化を考える会」会員


高齢者の生きづらさ

2023-04-26 05:00:00 | 投稿

     

先日、地区福祉センターで数人の年配者と話す機会があった。年配者の方々は、一様に生きづらい世の中になったと言っていた。具体的には、介護訪問士をやっているTさんは次のように言っていた。

高齢者の方は、みんな口をそろえて「これをやってほしい、あれもやってほしい」と言うけれど、足がわるくて用事を済ませたくても車が無くて出かけられないらしい。この原因はいろいろあるが、少子高齢化と核家族化の進展、そして、この用事を代わって果たす人たちの少なさであろう。国には防衛費を増やしても、この人たちを雇用する予算がないのだろう。

一方、帯広身体障害者協会の方が、「健康な老人が、体の不自由な人を支えるような社会になってほしい」とぼやいていた。私も身体障害者であるが、歩くには不自由なく3年前の69歳の時、市民マラソン2.5キロの部に参加した。まだ元気なので、住みやすい社会を作っていくことが大切だと思っている。

ところで先日、高齢者バス無料乗車証を落としてしまった。しかし、帯広市役所の高齢者福祉課に拾い主から電話があり事なきをえた。自動車免許は10年前に返納したので、年金生活者にとってバス無料乗車証は大変助かる。

なお、日本財団が、若い人の約1万人を対象に、“死にたいと思ったことがあるか”の質問をしたところ、半数の人が死にたいと思ったことがあるという結果になったそうだ。若い人にとっても、生きづらい世の中なのかもしれない。

「十勝の活性化を考える会」会員