お久しぶりです

毎年、年末年始を実家で過ごす間、お店の中の植物たちが凍ってしまわないように、1ヵ所に集めてミニヒーターをつけて温度を保つようにしているのですが、

今年はいつもよりも室内温度が下がってしまい(たぶん雪が少なかったせい)、ほとんどの植物の葉っぱを凍らせてしまいました。

こんなに大きな葉っぱを繁らせて元気いっぱいだったウンベラータも

葉っぱが全部黒くなってしまい、泣く泣く切り落として、こんなかわいそうなお姿に。

以前もこんなことがあり、

「枯れちゃったか･･･」と思っていたら、春に新しい芽が出て来て復活！

今年もそうなるといいな、と春を待ち遠しく思っていたら、

！！！

いつの間にか芽が！

まだ1月なのに。

全部で5個の芽がついていました。

前回の記事を書いた後、体調を崩してしまい、そこへ来て悲しいお知らせがいくつも届いて、

「夢ならばどれほどよかったでしょう」と心から思う毎日です。

体調は徐々に回復していて、工房内でできる仕事を少しずつやっています。

体をあまり動かさないようにしていた間は陶芸の基本の基本を丁寧に説明してくださる方の動画を集中的に観ていました。

すごく勉強になりました。

またまた仕事が楽しくなってしまいそう。

今はこちらを製作中です。

1月に窯を焚いたことがないので少し不安ですが、無理のないように気をつけつつ、チャレンジしてみたいと思っています。

今月末ぐらいには、と考えていますが、それもお天気次第。

無事焼き上がりましたらお知らせしますね。

そうそう。

『スカーレット』に稲垣吾郎さんが出演されるという情報が流れていますね。

どんな役で登場されるのでしょうね。

陶芸家？ギャラリーのオーナー？

それともお医者さま？

今週このあとの放送では、いよいよ穴窯が築かれるようで、楽しみです。

すすき灰その後

先日から始まった『すすき』の灰で釉薬を作ろうお試し会。(プロジェクトって言ってなかったっけ？)

今日は2回目の灰作りをしました。

数日前にお店のまわりで採取した、ほうき1本分のすすき。

このくらいでだいたい1本分です。

ほうきに使わない部分の茎や葉をひとりキャンプ用ストーブに入るサイズにカットして乾燥。

大きいレジ袋ふたつ分くらいの量でした。

採取したばかりのすすき、

立ち枯れしているのだから乾燥させなくてもいいのでは？と思っていたのですが･･･。

実は先日、ネットですすきのことを調べていたら、

「長瀬が」「長瀬は」と書かれている文章に行き当たりました。

ん？

長瀬って、TOKIOの長瀬さん？

20年くらい前のことらしいのですが、

『鉄腕ダッシュ』で、すすきを燃やした灰からガラスを作り、風鈴を作るという企画があったらしいのです。

すすき→ガラス→風鈴って、結びつかないような気がするのですが、

すすきの灰は大部分が二酸化ケイ素(ガラスの成分)でできていて、ケイ素を溶かす五酸化リンなどの成分も含まれているため、すすきの灰を高温で燃やすだけでガラスになるのだそうです。

し、知らなかった。

今さらながら、鉄腕ダッシュ、TOKIO、すごい！と思ってしまいました。

「すすき、まわりにいっぱいあるから釉薬作ってみよう。」と思いつきだけで始めたワタシ。

成分がどーのとかは全く考えていなかったのですが、なんだかがぜん楽しくなって来ました。

ちなみに長瀬さんはお台場や荒川の空き地で採取したすすきを「布団乾燥機」などで乾燥させてドラム缶で燃やしたそうですが、乾燥が足りていなくて、なかなか燃えず、しかも大量の煙が出てたいへんだったそうです。

それを読ませていただいたので、しっかり乾燥させてから、煙に悩まされることなく、きれいに燃やすことができました。

灰を冷ます間にシーグラスを探したり、海の泡の写真を撮ったり。

1月後半も、元気に楽しく行きましょう♪♪♪

4年。

朝目が覚めたら、大地が真っ白な羽根布団で覆われたかのように、ふわふわの雪が積もっていました。

久しぶりの雪かき。

今日は看板猫チャゲさんが旅立った記念日なので、窯小屋の前の小さな『目印』(旅から帰って来る時迷ったりしないように)の前もちょっと丁寧に雪かき。

雪の下ではタイムが緑の葉をのばして元気に育っていました。

少しだけ切って、かわいい赤い実を添えて小さな片口に。

4年たっても最高で最愛の相棒がいないことに全然慣れないワタシだけど、

ひとりの5年目も笑顔で元気に闘って行くよ。

見ていてね。

閉店後の海で

今日も穏やかな1日でした。

ご来店くださったみなさま、

ありがとうございました♪

お店を閉めた後、海へ。

雲の間からこぼれた光の先が海に向かってまっすぐにのびて、

祈りたくなるような神々しい景色。

今日、海へ行ったのは

『令和枯れすすき』の灰で釉薬を作ろうプロジェクト(ちょっと大げさなネーミング)始動のためです。

魔女のほうきを作った時に残ったすすきの茎を、去年購入した、ひとりキャンプ用の小さな小さなストーブで燃やして灰を作り、釉薬を作ってみようと思うのです。

すすきはすぐに燃えてしまうので、次々くべるのが忙しくて、燃やしている間の写真は撮れず～。

でも、予想以上にきれいな炎と温かさでした。

おいもを焼いたりできないことだけはわかったけど(笑)。

燃えた後の灰はこちら。

このあと粉状につぶして、ふるいにかけて水に溶かしてアク抜きしてetc.、先は長いのですが、あーしてみて、こーしてみてと、いろいろ考えるのが楽しいです。

1月の望来海岸で風がない日ってそうそうやって来ないので、今日はとてもラッキーな日でした♪

ぎりぎりセーフの夕日

今日もお寒い中をご来店いただき、ありがとうございました。

今日、最後にいらしたお客さまから、

「スカーレットを観ていたら、ありすcafeに来たくなって。」

･･･そんなふうに思ってくださったこと、

そしてご主人が「いいよ。これから行こう。」と言ってくださったことをお聞きして、胸がいっぱいになりました(感涙)。

『スカーレット』のこと。

ドラマですが、陶芸家あるあるのリアルな言葉や感情がたくさん散りばめられていて毎日どきどきします。

新しいお弟子さんの三津さんが

「才能のある人は知らず知らずのうちに人を傷つけている」というようなことを言っていました。

ワカル～。ホント、ワカル･･･けど。

才能のある人っているものです。

ありすcafe以前に陶芸教室のボランティアを20年やっていたので、数え切れないほどたくさんの人の作陶のお手伝いをして来ました。

その中には、初めて電動ろくろを習ったのに、その日からサポートなしですぐに作品を作れるようになった人や(そういう人ってデザインや色のセンスも優れていたりする)、

もう絶対に陶芸家になった方がいいと思うくらい、すてきなうつわをさらっと、しかも超手早く作っちゃう人もいました。

才能がある人ってうらやましいけれど、

自分にはないのだから、これはもう、

『努力と慣れ』しかないでしょう！と思っています。

まだまだ人と比べて傷つくほどのレベルまで行っていないですしね(笑)。

傷つく前に劣等感で自滅、なんてことのないように、日々、努力を続けて行きたいと思います。

今日は夕日がきれいでしたよ♪

コンビニ帰りにレジ袋を持ったまま、海へ走りました。

ぎりぎりセーフ！かな？

明日もいい日になりますように。

明日もご来店をお待ちしています。