信仰について

3月20日

倒れたスピーカー、割れた観葉植物の鉢、スタンド型のミラーの破片をかたずけて店を見に行った。
被害はなかった。が、余震が続いてるので油断は出来ない。第三日曜日で店は休みだった。


地震の後に近くのお寺に行った。
人が少なかった。

今日は春のお彼岸で、法話がある。
自分は宗教の存在に対してほとんど興味はない。しかし、イベント好きなので宗教の儀式には興味がある。

8人のお坊さんが集まり、輪になって念仏唱えながら歩いたり、床に額をこすりつけては立って祈り、また額を床にこすり付けて祈るのを繰り返す。ご詠歌が響き、念仏がこだまする。

つられるように、余震が叫ぶ。

一つ一つの動作の意味や、手にしているさまざまな道具の「御仏」に対する象徴や隠喩を考えてすごした。
実に興味深い。
宗教に対してあまり感慨のない自分にも、その厳かで荘厳な雰囲気に魅了される。

このような儀式が信仰をつくるのか、信仰が儀式をつくるのか？
答えは前者だろう。

宗教とは、その地域社会における道徳観念を表したもので、それによって秩序のコントロールを容易にするためのものであろうと、漠然と考えている。

いろいろな宗教があるが、どれも真理があり、人々を救っている。すばらしいことだと思う。

こんな地震の続く夜は、仏陀やイエス、おまじない、、、、なんだっていいから　すがりたくなる。
怖い。これが　恐怖か？　素直に怖い。恐れを感じる。

宗教のすべてが、模範となる生き方を示してる。たまにそれに触れ、自分を振り返ると、、
ずいぶんいい加減だ。
宗教に信仰はなく、マーケットにルール(信仰）がある。

今、自分が在ることの幸せを、意味を見つけずらくなった社会において、信仰とルールの融合を目指して行こうと思う。


モルトウイスキーをしこたま飲みながら「ダ・ヴィンチ・コード」を読み終えた。

面白かった。
テンプル騎士団の新解釈がよかった。

象徴学がひっじょーにグッドな読み応え満点パパかつオツムが良くなる気がしてほんっと！おすすめですよ皆さん！