一昨日、死体を見た。
眼窩は両方とも窪み、頭の反対側から掃除機で吸い込まれたように、顎は何か、その空の向こうにある蜘蛛の糸、を指しているようだった。
この身体がどんな声をしていたか30年ぐらい前の記憶を、崖と家ににはさまれた薄暗い土間の湿度の高い草の匂い、あるいは加齢臭だったのか、掘り起こす。
生まれつきなのかどうかはまったく気にならなかった。初めて合ったときから、最後に合ったときまで両目に瞳が無く、その窪みでわずかな光を感じてるようだった。どう見ても見えてなさそうなのに、ナイフを器用に動かし何かをつくったり、フロにくべる大きさにナタを使って薪をつくってた。
てっきり見えているのだと思い、描いた絵を見せたり、拾ったマテの実を自慢げにみせぶらかしてた。
眼窩は両方とも窪み、頭の反対側から掃除機で吸い込まれたように、顎は何か、その空の向こうにある蜘蛛の糸、を指しているようだった。
この身体がどんな声をしていたか30年ぐらい前の記憶を、崖と家ににはさまれた薄暗い土間の湿度の高い草の匂い、あるいは加齢臭だったのか、掘り起こす。
生まれつきなのかどうかはまったく気にならなかった。初めて合ったときから、最後に合ったときまで両目に瞳が無く、その窪みでわずかな光を感じてるようだった。どう見ても見えてなさそうなのに、ナイフを器用に動かし何かをつくったり、フロにくべる大きさにナタを使って薪をつくってた。
てっきり見えているのだと思い、描いた絵を見せたり、拾ったマテの実を自慢げにみせぶらかしてた。
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