こんにちは
一関市にある着物屋 京呉服すがわらです
先日の続きですよ
「友禅教室本コース」です
体験コースを終了された方は大体皆さん本コースに入られます
本日はその生徒さん達の作品を一部ですが紹介したいと思います
くれぐれも言っておきますが、
皆さん体験コースを終えた後の初!初作品ですよ!!
まずはこちら
薔薇の帯ですね、名古屋帯です
非常に大胆な柄置きですが、
糸目を太く、表情を付けることによって染料も泣かずに上手くまとまっています
銀糸が霞のように織り込まれた生地で地色が映えますね
生地選びにも成功しました。
職人がやるとついついもっと描き込んでしまいがちですが
最小限の加工で最大限の効果が出ています。これは上手いです。
実際にご自分で締めるために作られたそうで、
「こういうのが欲しかったんだけど、探してもなかなか無いから」と言うことでした。なるほど
前はこう
薔薇が一本、すっきりしています
ちょっとぐらい泣いてもそれは味ですね
地厚の生地で良くぞここまで
初めてとはとても思えない…
次はこちら
わー
ちりめんのショールですよ!
すごいですね!
これ模様が一見大胆ですが、友禅にすごく凝ってるんです
ロウケツ風の染め重ねでイチョウと花の広場(面積の広い場面)を見事に処理しています
…本当に素人なんですか?
楓のボカシも上手に出来ました
これくらい柄が大きいと、体に纏ったときに前は色面で覆うようになるのでとてもおしゃれですね
後ろの楓が見事です
これは地色が鳩羽色で色を嫌わないし、洋服にも使いやすいでしょう
ちりめんの生地の風合いがとても良いです
これは皆さん羨ましがっておりました。すごい!
、っていうか、小布の友禅の後にいきなりこの大判の生地ですからね、度胸あるわー!
私も見習わないといけませんね。ホントすごいです。
そしてこちらは
まだ製作中ですが、帯です。
すごく慎重に、丁寧に進めていらっしゃいます
ちょうど友禅が終わって蒸し上がったところです
どうですか?
見事でしょう!
実はこちらの作品、
元はこちらの生徒さんのお母様の西陣織の袋帯でした
それを貰い受けて、その帯がとても好きでよくお使いになったそうです
それがやがて古くなり、帯として使えなくなった後も
バックに仕立て直して持ち歩いていらっしゃったんですが、
「そうだ、この機会に染め帯として甦らせよう」と言う事になりました。
そこで、バックから図案を起こし、
ここに染め帯として復活の真っ最中!というわけです。
それも自らの手で! …イカス!
これが完成したらご自分で締めた後、娘さんに譲られるのだそうで、
ああ、なにそれ素敵! この仕事やっててホント良かった!!
しかし、
それにしても見事です上手すぎですね
背景の竹は糸目上げ(糸目の白い線だけが出る効果)だそうです
…!ほ…ほんとに素人なんですか!?
これは仕上がりが楽しみで仕方がありません。
これをご覧になった皆さん信じられないでしょうが、こちらの生徒の皆さんは、
本当に普通の一般の方々です。しかも体験コース後一発目の作品です。
本当に糸目から何から全部自分でなさっているんですよ!
私と妻はほんのちょびっとのアドバイスとお手伝いをしただけです。
「私もやってみたい」と思った方は、どうぞお問い合わせ下さい。
もちろんどなたでも出来ます。
図案もご希望があればこちらで起こして差し上げます。
紙の上に鉛筆でこんなイメージで、とか、漠然とこんな感じ、とか言って頂ければ、そんな感じに描いて相談しながら進められます。
こんな効果で仕上げたいと言うのなら、一緒に知恵を絞りましょう
作業についても私と妻がその方に合わせて丁寧にしっかりお教えしますのでご安心ください。
本コースの費用は基本的に2時間三千円 × 回数 + 材料費、実費になります
染め額コース、染め帯コース、着物コース~…と、コースごとの基本枚数分のチケットを購入頂いて、あとは体験コースと大体いっしょです。
上手に作れば買うよりずっと安く出来ますね
一時問い合わせが結構あっていっぱいでしたが、
今ちょうど空きがあるのでチャンスかと思います。
気になった方は見学にいらしていただいてもけっこうですよ
それについてもどうぞお気軽にお問い合わせください。