今回取り掛かりました友禅も、
図案、糸目、地入れ、色挿し、蒸し、糊伏せと、
ようやく終盤に近づいてきました
もうすぐ出来上がりますよ
本日はいよいよ引き染めです。ひゃっほう!
さて、生地を張って、
染める前に「豆地入れ(ごじいれ)」をしますよー ひゃっほう!
それ、ごしごし
ごしごしごしー
ほら、
ちゃんと糊で伏せてあるから
刷毛でこすっても平気です
染料もこれで防染できるわけです
この豆地入れは、ふのりの地入れ液に豆汁(ごじる)を混ぜたものです。
大豆の汁、豆乳みたいなもんです
これも仕上がりを左右するとても大切な工程なんですよ。
さて、それでは染めていきます
この暑さで地入れが早く乾くのは助かります
ではいきますよー
それ、えいやっ
ゴシゴシ
うりゃうりゃ!
これはキリンの名古屋帯です。
これはお太鼓のところで地色を染め分けます
空と草原ですよ。サバンナですから
だって、 サバンナだから!
今染めてるのは空色です
前の部分まで来ましたよ
そりゃ、ゴシゴシ~
来た、太鼓まで来た。ゴシゴシゴシ
そろそろ刷毛を持ち替えないと
あ~、持ち替えないと
早く持ち替えて~
ハイ、持ち替えました、今 持ち替えた。
早くしないとムラになっちゃう (汗)
それ、コシコシコシ
丸刷毛に持ち替えて少しずつ染料を引っ張ります
ああ、ここで空が終わり
止めなきゃ、ここで色止めなきゃ、ひゃぁ~
あそこ、細い糸目一本で区切ってるので染料が泣き出さないように
それそれ、止まれ~!!
よし、止まった!
さあ、次は草原いきます
そりゃっ
ゴシゴシ
それそれそれ~
ああ、刷毛持ち替えなきゃ、刷毛持ち替えなきゃ
よし、持ち替えた、コシコシ
それそれ、うひょ~
泣かないで、お願い泣かないで
よし、止まった。
あとは返し刷毛を念入りにして染め上がり。
う~ん、サバンナ。
こういう染め分けは特殊ですね。他にも色んな染め方がありますよ。
そんで乾いたら 蒸して、洗って
湯のしをかけて、出来上がり。
早く仕上がりが見たいですね
それではお楽しみに~。
ここは岩手県一関市の呉服屋
京呉服すがわらです
工房の名前はらくぜん
この様にオリジナルの一点ものを数多く手がけております
どんなものでも製作いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
ひゃっほう!